昨今のスニーカーブームというか、ストリート系ファッションとハイブランドのミクスチャーがこれまでにないスニーカー熱を高めています。
ダッドスニーカー、つまり休日のお父さんたちが履くような『ボテっ』としたデザインのスニーカーを履き、一方ではハイブランドのファッションに身を包むという、少々理解しがたいコーディネートが『いけてる』ということだそうです。
このように言葉で説明すると結びつかない気もするのですが、これがファッショニスタやモデル達が使うと、『!』となってしまうから不思議です。
はじまりは、長らくクラシックなファッションを提案してきたバレンシアガが発表した『Balenciaga Triple S』でした。保守的なイメージの強かった同ブランドが、ストリートテイストを纏いモードの最先端に躍り出ました。
このブームは、かつて90年代後半、ナイキを中心に発生したスニーカーブームを復活させる勢いです。
90年代ファッションが注目されていると言います。かつて経験したスニーカーブームなら分かりやすい。
時代に応じたアップデイトもあるようです。我々世代なりにスニーカーを楽しみましょう。
大人に似合うおすすめのハイカットスニーカー1.Nike エアフォース1 MID
アメリカの大統領専用機“Air Force One”からネーミングされた、端正なルックスの人気モデルです。柔軟性があり、クッション性に優れ、さらに分厚いミッドソールを搭載することで快適な履き心地を得ることができました。
意外にも歴史は古く、ナイキエアを搭載した初めてのバスケットボールシューズとして1982年に登場すると、当時のNBAの選手に愛用されました。
その影響はストリートにも広く浸透し。その後はヒップホップカルチャーにとって不可欠な存在になっていきます。
後継モデルの登場によりいったん終売しますが、時代に応じた機能やスペックを変更して復活、現在でも幅広くカジュアルスタイルにも使われています。
当時はルーズなデニムを腰で履き、エアフォース1に被せるようにして履くコーディネイトをよく見かけました。
今ならストレッチの効いたリブパンツとの相性が良いかと思います。短めの丈でスッキリ見えるように。
大人に似合うおすすめのハイカットスニーカー2.Nike ジョーダン1 MID
『ナイキ』エアジョーダンは、1985年に発売されたバスケットボールシューズです。ネーミングのとおり元NBAプレイヤーであるマイケル・ジョーダン氏のためにつくられたものです。
当時ナイキが得意にしていたエアクッションをソールに入れる技術を採用し、さらに斬新なカラーリング(所属するチームカラー:ブルズカラー)が話題になりまいた。
ジョーダン人気と相まって、シューズもまたたくまに人気となりストリートカジュアルの着こなしにも波及していきます。
限定カラーの発売やスペックの変更を繰り返すたびに入手困難が続き、ス二―カーとは思えないプレミアム価格で取引されるようになりました。
エアジョーダンの魅力は、なんと言ってもスポーティーなルックス。そしてシンプルなデザインながら主張が見えるところでしょう。
ファッションブランドとのコラボレーションも多く、人気が衰えることはありません。
スキニータイプの黒デニムが注目されているようです。普段はサイドゴアブーツなどで大人の着こなしを楽しみ、休日スニーカーを選ぶならこちらを。
大人に似合うおすすめのハイカットスニーカー3.Reebok ポンプヒューリー
90年代のNikeのエアマックスとともにハイテクスニーカーブームを牽引したのがNSTA PUMP FURY(インスタポンプフューリー)、普及の名作の呼び声が高いスニーカーです。
空気の圧力のよりフィッティングが調整できるポンプシステムを始めて体験した時の感触は今も忘れません。1994年に登場し、近未来的なルックスということもあって話題沸騰となりました。
カラーリングはモノトーンの大人しいモデルも魅力的ですが、やはりシリーズのアイコン的なこいCITRONが気になります。
このスニーカーも数々のブランドとコラボモデルを発表し、そのたびに新しいファンを魅了してきました。
コーディネイトで参考にしたいのは、下の画像です。アウトドアファッションにも難なくとけ込んでいます。本格的なブーツもアリですが、山歩きは軽快さが大切です。
大人に似合うおすすめのハイカットスニーカー4.Reebok THE ANSWER DMX OG
1990年代後半から2000年代前半にかけNBAで活躍したアレン・アイバーソンという選手がいました。
見た目のインパクトも注目され、コーンロウの髪型や多くのタトゥーといった奇抜なスタイルでしたが、歴代屈指のスキルと身体能力を生かしてスーパースターの座を獲得したプレーヤーです。
そのアレン・アイバーソンの2足目のシューズ(97~98年)として開発されたのが”THE ANSWER DMX”です。
足首を保護するミッドカット仕様、シューレースを隠すデザインなどユニークなデザインが、アレン・アイバーソンの個性とシンクロすることで注目を集めました。
ボリューミーな存在感は昨今のハイブランドスニーカーと共通しています。画像はバレンシアガですが、”THE ANSWER DMX”に置き換えても違和感はないのでは。
オリジナルは20年前のデザインですが、先進性があったのですね。
大人に似合うおすすめのハイカットスニーカー5.adidas ファレル ウィリアムス NMD
音楽プロデューサー、歌手としてはグラミー賞に24回ノミネートのうち7回の受賞、ほかにもMCやファッションデザイナーなどカテゴライズできない、マルチな活躍をしている「PHARRELL WILLIAMS(ファレル・ウィリアムス)」がadidasと共謀。
そのプロジェクトは「NMD HUMAN RACE(NMD ヒューマン レース)」と名付けられ、シンプルな構造ですが、クールなデザインが特徴のスニーカーを発表すると大きな話題になりまいた。
特徴はニット素材を採用したこと。伸縮性のあるアッパーを実現し、adidasのテクノロジーが生み出した抜群の衝撃吸収性を誇るブーストフォームを組み合わせることで、高次元の機能性と履き心地を提供しています。
発売と同時に完売、入荷待ちが続く人気で、プレミア価格も高騰しています。同シリーズではスニーカーの他にもジャージやバッグなどの小物もローンチしているので、セットで揃え得ることでファレルの波長を感じ取れるかも知れません。