ミラノは世界4大コレクション(ミラノ、ロンドン、パリ、ニューヨーク)開催都市の1つです。中でもミラノは女性のプレタポルテと称され、世界の女性のファッションに大きな影響を与えています。今回は厳選して8つのブランドショップを紹介します。
ミラノおすすめファッション ブランドショップ その1:アルマーニ
ファッション業界の帝王ジョルジョ・アルマーニは1975年にジョルジョ・アルマーニ社を立ち上げました。映画「アメリカン・ジゴロ」で主演のリチャード・ギアの衣装を担当しハリウッドセレブの間で一躍有名になりました。
ナチュラル、何も着ていないかのような抜群の着心地、奇抜なデザインではなく現代生活にマッチするものが彼の考えるブランドコンセプトです。
現在はアパレル商品だけでなく、鞄、靴、時計といったファッション小物、ソファー、ベッド、テーブルなどのインテリア、そしてドルチェ、レストラン、ホテルに至るまでライフスタイルをトータルで提案しています。アルマーニの商品はミラノの百貨店「リナシェンテ」をはじめとして、セレクトショップでは必ず扱われています。しかし、せっかくミラノに行ったのなら、アルマーニ本店とモンテナポレオーネ店でのショッピングをおすすめします。
住所:アルマーニ本店 Via Manzoni Alessandro, 31
モンテナポレオーネ店 Via Montenapoleone, 2
ミラノおすすめファッション ブランドショップ その2:ドルチェ&ガッバーナ
ドルチェ&ガッバーナは1985年ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナの2人のデザイナーによりミラノコレクションで鮮烈なデビューを果たしました。
彼らのブランドインスピレーションはドメニコ・ドルチェが生まれ育ったシチリア島に暮らす「シチリアの強い女」です。彼らのデザインは極めて高い発信力を持ちつつ、セクシーで軽やかでエレガントです。
世界中のセレブに人気があるのも頷けます。メトロ赤線のサンバビラ駅で降りて、コルソ・ヴェネチア通りをスピーガ通りまで歩く間にメンズ、レディース、子供、インテリア、バーバー(髭剃り)とドルチェ&ガッバーナのショップが次々と現れます。
ドルチェ&ガッバーナの買い物したい方はショーウィンドーのディスプレーも凝っているのでこのエリアはワクワクしっぱなしです。
住所:ミラノ本店 Via della Spiga, 2
ミラノおすすめファッション ブランドショップ その3:プラダ
プラダはマリオ・プラダ、マルティーノ・プラダ兄弟が1913年に設立したブランドです。若い女性に人気のミュウミュウ(MIU MIU)はプラダ傘下のブランドです。現在はマリオ・プラダの孫娘であるミウッチャ・プラダがチーフデザイナーとしてコレクションを発表しています。
ミラノの観光客なら必ず足を運ぶガッレリアの交差点に婦人専門店、向かい側に紳士専門店を構えてお理、婦人店の方がプラダ本店になります。一見小さな店構えに思えますが階段を降り地下に足を運ぶとハッと息を飲むほど広いスペースが現れます。
100年以上のブランドヒストリーを持つプラダはミラネーゼの婦人なら必ず1つや2つはプラダのバッグを持っているほど、ずっと女性達に愛されているブランドです。ミラノにきたらやはりバッグは1つ購入されることをおすすめします。
丈夫なテキスタイルを使用しているので少々ハードな使い方をしても大丈夫なところが余計な気を使わなくて済み嬉しいです。
住所:ミラノ本店:Galleria Vittorio Emanuele II, 63-65,
ミラノおすすめファッション ブランドショップ その4:グッチ
グッチはグッチオ・グッチがフィレンツェに主に旅行鞄などを扱う皮革製品店として1921年創業しました。現在映画監督としても名を馳せているトム・フォードを1990年にレディースデザイナーとして迎え、その後はグッチグループ全体のクリエイティブディレクタにまで昇格しました。
皮革に関しては長年培ったノウハウがあるため、他のブランドの追随を許しません。現在は色々な商品を展開していますが、とりわけ馬具をモチーフにしたバッグは世界中にファンがおり、人気の高いアイテムです。また、比較的リーズナブルな財布、ベルト、靴、サングラスも人気です。
住所:旗艦店 Via Monte Napoleone, 5/7,
ミラノおすすめファッション ブランドショップ その5:コルナゴ
コルナゴは世界中で開催される数々のロードレースで優勝する自転車界のフェラーリと称される超高級自転車ブランドです。かっこいイタリア親父は休日にもなると全身ロードレース用のスーツを身に纒いコルナゴにまたがってミラノ市内を疾走します。
信号で止まるコルナゴにミラネーゼ達は羨望の眼差しを送ります。日本では安いモデルでも30万くらいし、高いものでは120万くらいのモデルもあります。もし、ロードレーサーに興味があるのならぜひコルナゴ本店(ミラノ郊外)で購入することをおすすめします。おそらく日本の半額くらいで購入できるので、飛行機代を考えても安い買い物だと思います。
住所: 9, Via Brianza – 20040 Cambiago (MI)
ミラノおすすめファッション ブランドショップ その6:ベルルッティー
おしゃれなイタリア人は靴にこだわりを持っています。ミラノに来たらぜひ立ち寄っていただきたい靴屋がベルルッティーです。ここの靴、一見しただけで上質な革を使っていることが分かります。
それもそのはずこの革はベルルッティだけが使用することが許された「ヴェネツィア・レザー」と呼ばれる高級かつ特殊な革なのです。その革をまた熟練の職人が手間暇かけて靴の形にゆっくり作り上げている工程が目に浮かびます。仕上げの縫製も靴職人がひと針ひと針丁寧に縫い上げているので、もう靴というより芸術品の域です。
1895年にイタリア生まれのアレッサンドロ・ベルルッティですが、創業したのは100年以上前になりますがイタリアではなくフランスのパリというのも面白いです。
ミラノおすすめファッション ブランドショップ その7:モスキーノ
モスキーノは1983年にフランシスコ・モスキーノにより立ち上げられ1980年代のファッション業界を席巻しました。ファンシーで奇抜でありながらもユーモアのある個性的なデザインは瞬く間に若い女性のハートを鷲掴みしました。
コンサバティブな重鎮ブランドが幅を効かせるイタリアファッション業界において、モスキーノはネオンカラーや原色を多用するなどアバンギャルドで独自の路線を突き進んで来ました。
ファッションというよりポップアートと言った方が分かりやすいかもしれません。2015年の秋冬コレクションから登場したテディベアは、一躍人気になり現在でもモスキーノのアイコンとなっています。
住所:Via Sant’Andrea, 25
ミラノおすすめファッション ブランドショップ その8:フェラガモ
フェラガモは1927年、サルヴァトーレ・フェラガモがシューズメーカーとしてフィレンツェに設立しました。ブランドアイコンとなっているヴァラ・リボンは、パンプス、財布等にあしらわれており、女性に人気です。
解剖学を大学で学んだサルヴァトーレは足の細部にわたって採寸し、顧客の足の木型を作ってから靴を製作するという気の遠くなる工程を経て作るので、まるで靴を履いていないかのような足との一体感を味わうことができる靴を作り上げることが出来ました。多くの王族、セレブ達の御用達ブランドとして定着し、いつでも顧客のオーダーに答えられるよう木型が本店に大切に保管されています。
ミラノはショッピング天国
古い石畳の道路に100年以上の歴史を持つ建物が今も健在のミラノ。そんな重厚な雰囲気を壊さないまま、ハイブランドのお店が立ち並びます。ただウィンドウを眺めて散歩するも良し、ミラノ本店を訪れて買い物をするのも良し、とにかくミラノにはおすすめのファッション ブランドショップが沢山あるので、ショッピングをするには天国のような街です。