北欧の国デンマークは、緑豊かな森や湖など美しい自然と歴史ある美しい町並みが広がり観光先として人気の国です。またアンデルセンのゆかりの地でもあり、まるで童話の世界に入り込んだようなメルヘンの雰囲気を味わえます。
今回は、そんなデンマークからおすすめの観光名所や穴場スポットをご紹介します。
デンマーク 人気観光スポット1.人魚姫の像
デンマークの人気観光スポット、最初にご紹介するのは「人魚姫の像」です。
「人魚姫の像」は、デンマークの童話作家アンデルセンが書いた不朽の名作「人魚姫」をテーマにした像で、デンマークの首都コペンハーゲン、コペンハーゲン港のランゲルニエ埠頭にあります。
「人魚姫の像」は、人魚が岩の上に座っている姿の全長80㎝ほどの銅像ですが、この像を見るために毎日世界中から大勢の人が訪れる人気のスポットとなっています。
「人魚姫の像」は、1913年に彫刻家エドヴァルド・エリクセンによって作られました。しかし、ヴァンダリズムの標的となり幾度となく赤く塗られたり破壊されたりしています。2003年には像の台座部分の岩がダイナマイトで爆破されています。
「人魚姫の像」は、世界三大がっかりのひとつにも数えられていますが、それでも間違いなくデンマークのおすすめの観光スポットです。
デンマーク 人気観光スポット2.ルイジアナ近代美術館
デンマークの人気観光スポット、次にご紹介するのは「ルイジアナ近代美術館」です。
「ルイジアナ近代美術館」は、デンマークの首都コペンハーゲンの中央駅から電車で約50分、美しい海岸を望む高台の庭園の中にある回廊式の美術館で、「世界一美しい美術館」と言われています。
「ルイジアナ近代美術館」の敷地内には、彫刻が並ぶ公園や美しい海を見渡せる丘、湖の公園などがあり、コペンハーゲン市民の憩いの場所としても人気で、年間に50万人もの人が訪れます。
「ルイジアナ近代美術館」は、元々伯爵邸だった建物を利用して1958年に開業しました。コレクションの中心は現代アートが中心で、ピカソやイヴ・クライン、シャガール、ムンク、ルネ・マグリットなどの作品が展示されています。
館内には、海の景色を楽しめるカフェとオープンテラスがあり、ランチやディナータイムにはビュッフェ形式で北欧料理を味わうことができます。
デンマーク 人気観光スポット3.アマリエンボー宮殿
ニューハウンのすぐ近くにある「アマリエンボー宮殿」は、現在もデンマーク国王が暮らしている宮殿で、女王陛下が在宮の時には、屋根に国旗が上がっています。
「アマリエンボー宮殿」は、八角形の広場の周りに建つ、ロココ調で同じ外観の4つの宮殿からなり、広場の中央には世界で最も優れた騎馬像の 1 つとされるフレデリク5世の騎馬像があります。
外観が同じ4つの宮殿のうち宮殿博物館となっている「クリスチャン 8 世宮殿」と、要人の謁見の場として使われている「クリスチャン 7 世宮殿」が一般開放されています。
女王マルクデーレ2 世女王の在宮中には、デンマーク近衛兵が正午に「アマリエンボー宮殿」の前で衛兵交代します。宮殿前の広場は市民に開放されているので、この衛兵交代式は観光客に大人気のセレモニーです。
デンマーク 人気観光スポット4.チボリ公園
「チボリ公園」は、コペンハーゲン中央駅の目の前にあるテーマパークの公園です。1843年にゲオ・カーステンセンが国王の土地を借り「階級の違いなく誰でもが楽しめる場所」というコンセプトで造った公園で、年間に約350万人が来場する人気のスポットです。
「チボリ公園」は、ウォルト・ディズニーがディズニーランドを作る際にモデルとしたことで有名な公園です。また「人魚姫」で有名なデンマークを代表する童話作家アンデルセンも、この公園によく訪れていました。
「チボリ公園」には、ジェットコースターやメリーゴーランドの他に、かわいらしいアトラクションや野外ステージ、レストランやファーストフードなどの施設が揃っていて、ハロウィンやクリスマスにはイベントも開催され多くの人で賑わいます。
デンマーク 人気観光スポット5.ローゼンボー城
「ローゼンボー城」は、クリスチャン4世が造らせたオランダルネッサンス様式の夏の離宮です。城は現在、フレデリク2世の時代からの王室コレクションを展示する博物館として一般公開されています。
城内では、優美な磁器タイルで装飾された王のバスルームや壁一面がタペストリーで覆われた騎士の大広間などの部屋や、歴史のある絵画や彫像、資料などが常設展示される部屋などが見られます。
地下には宝物殿があり、歴代の王の王冠や純金のチェスの駒などが飾られていて、なかでも、デンマークの戴冠用宝玉と王座は必見です。
また、城を囲む公園は「王の庭園」と呼ばれ、コペンハーゲン市民の憩いの場として人気です。
デンマーク 人気観光スポット 6.クロンボー城
「クロンボー城」は、シェラン島北東部のヘルシンゲル、海峡を隔てた海の先にスウェーデンを望む絶景の地に立つ、ユネスコの世界文化遺産に登録されているルネッサンス建築の古城です。
元々は15世紀に海峡通行税を徴収する目的で建造された砦でしたが、1585年にフレデリク2世によって再建されました。
その後、1629年の大火災で大半を焼失しましたが、現在見られる礼拝堂はアーチが頑丈だったため失われず15世紀のオリジナルのものです。
城の北棟は王の住居、西棟は王妃の住居、東棟は王族の部屋、南棟は教会になっていて、室内には18世紀から19世紀の家具や調度品を見ることができます。
「クロンボー城」は、ハムレットの舞台となったことで有名で、毎年夏には城の中庭でハムレットが上演されます。