ここ数年、暮らすように観光したい場所として必ず名前が挙がる台湾。日本各地からアクセスが良く、台北には高級食材を使った海鮮料理からローカルグルメまで美味しいものがあふれています。
そこで、台北を訪れたら必ずチェックしておきたい名物料理やおすすめのレストランを厳選してご紹介します。ぜひ、旅行の際の食べたい物リストに加えてください。
台湾・台北のご当地グルメ1.欣葉台創始店「渡り蟹のおこわ」
台湾・台北のおすすめレストランとご当地グルメで最初にご紹介するのは、台湾を代表するレストランの一つに挙げられる老舗・欣葉台創始店です。1977年の創業以来約40年、地元台湾の人に愛されている本場の台湾家庭料理が味わえる数少ないレストランです。
欣葉台創始店で提供されるお料理の数々は、初めて台湾を訪れる人にも満足していただける日本人好みの味付けです。
欣葉台創始店のメニューでおすすめしたいご当地グルメが、柔らかい渡り蟹の身がたっぷり入った「紅蟳米糕(渡り蟹のおこわ)」です。
蒸籠(せいろ)ごとテーブルに運ばれてくる渡り蟹のおこわは、台湾産のもち米が渡り蟹の旨みをたっぷり吸いこんで口に運んだ瞬間、蟹の旨みと濃厚な蟹ミソの甘みが口の中いっぱいに広がります。
一口食べただけでその美味しさの虜になってしまう渡り蟹のおこわは、欣葉台創始店でしか味わえないインスタ映えするご当地グルメです。
カジュアルな服装でお食事を楽しめる欣葉台創始店は、高級食材抜きのお料理なら一人800元で十分満足なお食事を楽しめますし、渡り蟹のおこわは830元(2人分)でいただけます。
欣葉台創始店の最寄り駅は、MRT中和新藘線中山国駅です。徒歩で約8分の場所にあるので、食事前の散策にピッタリです。
いつも地元台湾の人や観光客で賑わっていて、週末は時間帯やタイミングによって入れないこともあるので、お出かけ前に予約することをおすすめします。
台湾・台北のご当地グルメ2.鼎泰豊「小籠包」
台湾・台北のおすすめレストランとご当地グルメで、次にご紹介するのは鼎泰豊です。海外進出もしている鼎泰豊は点心のお店として広く知られています。
鼎泰豊でおすすめしたいのは「小籠包」です。世界的にも評価の高い鼎泰豊の小籠包は、雑味のない澄んだスープが特徴的です。
小籠包の皮はモチモチしていて、中の餡が透けて見えるほど薄く、箸でつまむとたっぷりの肉汁とスープがレンゲにあふれでてきます。
慌てて口の中に入れると口内火傷間違いなし!ですが、あまりの美味しさについ忘れて何度も熱々のまま食べてしまいます。
日本にもいくつか支店がありますが、台北本店でいただく小籠包は一味違うので台湾を訪れたら押さえておきたい一品です。
鼎泰豊の小籠包は台北市内にあるリーズナブルなお店に比べると、小籠包(10個・210元)は決して安くはありませんが、一流ホテル並みといわれるサービスや小籠包の味を考えると高いとばかりもいえません。
また、土・日の9:00~10:00限定のスープにつけて食べる「小籠湯包(20個・320元)」も人気となっていますが、かなり早めの時間帯で売り切れになることが多いようです。
鼎泰豊本店の最寄り駅はMRT蘆洲線の東門駅です。信義路と永康街の交差点付近にあるため大変アクセスの良い場所にあるお店です。
鼎泰豊本店の近くの永康街にはおしゃれなカフェがたくさんあるので、食後にゆっくり台湾茶やコーヒーなどを楽しめるエリアです。
台湾・台北のご当地グルメ3.阿城鵝肉「がちょう肉の燻製」
台湾・台北のおすすめレストランとご当地グルメの3つ目にご紹介するのは阿城鵝肉です。こちらのレストランでおすすめしたいご当地グルメは「がちょうの肉の燻製」です。
店頭に強烈なインパクトのがちょうの丸焼きが並んでいる阿城鵝肉は、台湾の人に愛されているがちょうを使った様々なご当地グルメを味わえるお店として、いつもたくさんの人であふれています。
阿城鵝肉では、がちょう肉の味付け・部位・サイズが選べます。味付けには燻製と白斬(塩ゆでしたもの)があり、特におすすめしたいのがスモーキーな香りがクセになる燻製です。
残念ながら、1人~2人ではがちょうの部位は選べないので、がちょうを丸ごと楽しみたい時は、大人数でのお食事会などがおすすめです。
きれいにスライスされたがちょう肉の燻製は、びっくりするほどしっとり仕上がっていて臭みもなく、口に入れた途端旨みと肉汁がジュワーッとあふれ出してきます。
噛めば噛むほど、牛肉でも鶏肉でも味わえない一味違うコクが味わえるがちょう肉の燻製は食べた人にしか分からない何ともいえない魅力的なグルメです。
阿城鵝肉では、がちょう肉のスライスにつけるタレ、お箸、ドリンクなどはセルフサービスなので各自で準備します。
味噌ダレ、唐辛子醤油、ゴマダレなど3種類のタレで味変しながら、スモーキーながちょう肉の燻製の旨みを存分に楽しんでください。
2人~3人用のサイズは1,000円ほどでテイクアウトできるので、地元台湾の家庭では普段からテーブルに並ぶことも多いようです。
阿城鵝肉の最寄り駅はMRT行天宮駅で、散策がてら約8分歩いたところにあり、赤いがちょうの看板が目印です。このエリアは、観光客が気軽に立ち寄れるお店が軒を連ねているので街歩きにも最適です。
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台湾・台北のご当地グルメ4.今大魯肉飯「魯肉飯(ル―ローハン)」
台湾・台北のおすすめレストランとご当地グルメ、4つ目にご紹介しするのは今大魯肉飯です。おすすめは台湾を代表するB級グルメとして名高い「魯肉飯(ル―ローハン)」です。
台北にたくさんある魯肉飯のお店はそれぞれ個性豊かですが、今大魯肉飯は皮付き豚肉を角切りにして、少ししょっぱめな味付けが特徴です。
今大魯肉飯は台北エリアにありながら、観光客が押し寄せる台北市内とは違うローカルな雰囲気が漂う工場地帯にお店を構えています。
最寄り駅のMRT中和新蘆線の菜寮駅から徒歩約10分の場所にあるため、夏の暑い日などはかなり辛いので途中くじけそうになりますが、魯肉飯をいただいた瞬間「もっと早く食べにいけばよかった」と食いしん坊をうならせるほどの絶品グルメです。
今大魯肉飯で魯肉飯と一緒に食べていただきたいのが、椎茸と骨付き豚ばらから出る旨み抜群の香菇排骨(あさりのエキスが最高に美味しいスープ)と魯肉が入った壺で一緒に味付けされた煮卵です。
今大魯肉飯では白飯の上にたくさんの魯肉をのせて25元、香菇排骨40元、魯蛋(煮卵)10元、3品合わせても破格のお値段1人前(75元・日本円で300円弱)で大満足のご飯が食べられます。
台湾の温度や湿度を肌で感じながら、他では味わえない絶品といわれる魯肉飯を堪能してください。
台湾・台北のご当地グルメ5.吉品海鮮餐廳「フカヒレの姿煮」
台湾・台北のおすすめレストランとご当地グルメで、5つ目にご紹介するのは吉品海鮮餐廳です。広東料理専門店で高級海鮮料理や飲茶が評判のこちらのレストランで、特におすすめしたいのが濃厚な旨みたっぷりの「フカヒレの姿煮」です。
フカヒレの姿煮のスープは、高級食材の金華ハムや貝柱がふんだんに使用された黄金色に輝く鶏湯がベースなので、素材本来の旨みが凝縮され濃厚な仕上がりとなっています。
1両(37.5g)の小ぶりなサイズですが、繊維がしっかり太く形も整った美しいフカヒレの姿煮です。
そのほかにも、吉品海鮮餐廳を訪れた人が高級海鮮やコース料理の最後にデザートとして必ずいただくのが、シェフが毎日手作りする流沙包(カスタード饅頭3個120元)です。
しっとりとした真っ白なフワフワの皮に包まれた餡は、塩漬け卵の黄身とバターとココナッツソースが絶妙のバランスで混ざりあった甘じょっぱいもの好きにはたまらない逸品で、濃厚なミルクの香りに思わずウットリしてしまいます。
ビジネス街に佇む吉品海鮮餐廳は、洗練されたシックな雰囲気の中でフカヒレの姿煮をはじめとする絶品グルメが堪能できます。
観光客のために英語・日本語・中国語表記のメニューも準備された店内は、テーブル席のほかに、大小の個室も用意されているので記念日など様々なシーンでご利用になれます。
最寄り駅のMRT板南線の忠孝敦化駅から徒歩約10分の吉品海鮮餐廳があるエリアは、台北一のおしゃれスポットといわれ、食事の後にショッピングやカフェでのお茶も楽しめます。
台北松山空港からタクシーで5分という距離にあるので、台湾旅行の際のリストに加えてみてはいかがでしょう。