ドイツのミュンヘンは、世界最大規模のビールのお祭りオクトーバーフェストや賑やかなクリスマスの雰囲気を楽しめるクリスマスマーケットなどのイベントに国内外からたくさんの人が観光に訪れる人気の街です。
今回は、そんなミュンヘンからおすすめの観光名所や穴場スポットをご紹介します。
ドイツ ミュンヘン 人気観光スポット1.マリエン広場
ドイツ ミュンヘンの人気観光スポット、最初にご紹介するのは「マリエン広場」です。
「マリエン広場」は、ミュンヘンの街の中心にある大きな広場で、この広場に面して、毎日11時と12時(3月から10月までの間は17時にも)にベルが鳴る仕掛時計がある「新市庁舎」が建っています。
「マリエン広場」は1158年からあり、広場ではマーケットが開かれていました。中世には決闘やお祭りなども行われていたようです。
マーケットは1807年に、ヴィクトゥアリエンマルクトに移されましたが、その後も人々が集まる広場として使われています。
現在、「マリエン広場」周辺は、歩行者専用となっていて、たくさんのレストランやカフェがあり、人気の観光スポットとなっています。
ドイツ ミュンヘン 人気観光スポット2.ヴィクトアリエンマルクト
ドイツ ミュンヘンの人気観光スポット、次にご紹介するのは「ヴィクトアリエンマルクト」です。
「ヴィクトアリエンマルクト」は、「マリエン広場」すぐ近くにある屋外のマーケットで、広さ22,000㎡の広場に140以上の店が並びってたくさんの人で賑わっています。「ヴィクトリアエン」は、ラテン語で「食べ物」を意味しています。
マーケットは、かつて「マリエン広場」で開催されていましたが、手狭になったため1807年に、当時の王マクシミリアン1世によって現在の場所に移されました。
「ヴィクトアリエンマルクト」に並ぶ140店では、野菜や果物、スパイス、チーズ、ソーセージなどの食料品から、生活雑貨など様々なものが売られています。
また、テイクアウトできる食べ物のお店やビヤガーデンもあり、焼いたソーセージを食べながら本場のビールを飲めば、ドイツの雰囲気を満喫することができます。
ドイツ ミュンヘン 人気観光スポット3.レジデンツ博物館
街の中心部にある「ミュンヘン・レジデンツ」は、1384年~1918年にミュンヘンの町を治めてきた旧バイエルン王国のヴィッテルスバッハ家の宮殿で、ルネサンス、ロココ、バロック、新古典主義の各様式が入り混じる建物です。
現在、「ミュンヘン・レジデンツ」は、4つの博物館と劇場して使われていますが、その中で最も人気の観光スポットが「レジデンツ博物館」です。
「レジデンツ博物館」では、かつて栄華を誇った宮殿の豪華な部屋や、家具、絵画などが展示されています。
特に、16世紀のアルプレヒト5世の時代に建造され、現存する「ミュンヘン・レジデンツ」の中では、最も古い部分の「アンティクヴァリウム」は見どころで、69mもの奥行きのある大ホールの円天井は、ルネサンス様式で色鮮やかフレスコ画が一面に描かれています。
また、「宝物館」にはヴィッテルスバッハ家が収集していた「王妃ギーゼラの十字架」、「騎士聖ゲオルグの彫像」、「バイエルンの王冠」をはじめ1,250点もの金銀財宝が展示されています。
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ドイツ ミュンヘン 人気観光スポット4.ニュンフェンブルク宮殿
「ニュンフェンブルク宮殿」は、かつてミュンヘンを治めていたバイエルン王国のヴィッテルスバッハ家が夏の間に住んでいた宮殿です。
現在、建物は一般公開されていますが、今でもヴィッテルスバッハ家が所有しています。
建築は、1664年に始まりましたが、歴代の君主により何度も拡大され、バロック、ロココ、新古典主義など、ヨーロッパのさまざまな建築スタイルが混在しています。
「ニュンフェンブルク宮殿」の見どころは、祝宴の間として使われていた豪華絢爛なロココ様式の大広間「シュタイネルネザール」で、天井には宮廷画家・ツィンマーマンが描いた美しい「女王フローラに敬意を表するニンフ」が描かれています。
また、美しく手入れがされている広大なイギリス式庭園も、「ニンフェンブルグ宮殿」の大きな魅力で、庭園の水路には白鳥が優雅に泳ぐ姿も見られます。
ドイツ ミュンヘン 人気観光スポット5.ダッハウ強制収容所
「ダッハウ強制収容所」は、ミュンヘンの中心部から北西に15㎞に位置するダッハウにある、ナチスドイツの強制収容所です。
1933年に建設されナチスの強制収容所の中では、最も古い強制収容所のひつつで、後に作られたたくさんの収容所のモデルとなった場所です。
第二次世界大戦開戦後から1945年に解放されるまで、ユダヤ人やポーランドやドイツの政治犯、聖職者など多数の人を強制的に収容し、3万人を超える人を殺害したと言われています。
「ダッハウ強制収容所」の入り口は、「働けば自由になる」と書かれた鉄の門があります。しかし、実際には囚人の多くは自由になることはありませんでした。また、建物の中には復元された遺体焼却炉やガス室などを見ることができます。
ドイツ ミュンヘン 人気観光スポット 6.バイエルン国立歌劇場
「バイエルン国立歌劇場」は、かつてミュンヘンを治めていたバイエルン国王のマクシミリアン1世により1818年に建てられた劇場で、ミラノのスカラ座、ウィーン歌劇場と並んで、ヨーロッパ三大歌劇場のひとつと言われています。
1865年にワーグナーのオペラが初演された場所で、以降世界最高レベルのオペラが上演し続けられています。当初の建物は、第二次世界大戦で崩壊し、現在は1963年に再建されたものです。
まるでギリシャ神殿のような建建物の内部は、ロビーから劇場までオペラの雰囲気を盛り上げる豪華な造りになっています。
また「バイエルン国立歌劇場」の前の「マックス・ヨーゼフ広場」には、歌劇場を設立したマクシミリアン1世の銅像が置かれています。