1日のうちの3分の1は睡眠に時間が割かれます。1日の3分の1は8時間ですが、仮にあなたが平均寿命まで生きたとするとなんと22万時間という膨大な時間が睡眠に当てられています。
今からでも遅くありません。真剣に自分にあった枕を選んでみましょう。今回は厳選して6つの枕をご紹介致します。
枕購入ポイント その1:素材にこだわる
枕はさまざな素材で作られています。その素材ごとに一長一短があるので、あなたにとって何を優先させるかで選ぶ素材は異なってきます。
選ぶ際の基準として、汗をよくかく人は吸湿性がいいものを、体温が高めの人は通気性のいいものを、あとは消臭効果があったり、お手入れが楽かどうかも目的に合わせて選ぶことをおすすめします。
「パイプ」:ポリエチレンのパイプを小さくカットしたパーツで通気性や耐久性に優れています。難点は吸湿性がないのと音がすることです。
「低反発ウレタン」:NASAが緩衝材として使用していたものを寝具として転用したもので、独特の感触で頭と首の形にフィットします。但し、通気性が悪いので夏などは暑く感じるかもしれません。
「羽毛」:ふんわりと柔らかく、吸湿性、放湿性に優れており、復元力が高いというメリットがある反面、湿気を含むと劣化しやすく、臭いがでることがあります。
「ラテックス」:天然ゴムを使用し、高反発枕に使われ通気性が高く、抗菌作用もあります。但し、ゴム独特の匂いがあります。
「真綿」:繭を綿状にしたもので、吸湿性が高いのが特徴です。耐久性がないのが難点です。
「ウール」:羊毛を素材として吸湿性、放湿性に優れ、復元力も高いです。夏場少し熱がこもります。
枕購入ポイント その2:高さにこだわる
寝ている時、腰に約44%、頭には約8%の体重が掛かると言われています。たとえば、女性で体重50kgの人は4kgもの重さを枕が支えていることになります。
頭と首のラインが水平であれば問題ありませんが、枕が高過ぎると、首が圧迫され肩こり、首の痛みに繋がります。
そして大人になると多いのがイビキや無呼吸症候群、ストレートネックです。高すぎる枕はこれらの原因にもなりやすいので注意が必要です。
また美容的にも首回りの皺が出来やすくなるので、女性は特に注意したいものです。逆に低過ぎる枕は、不眠症、顔のむくみに繋がると言われています。
また、首回りのトラブルに関しては高過ぎる枕と同様の症状が起こりやすくなります。
枕購入ポイント その3:首、肩のトラブルにこだわる
現在、首、肩にトラブルを抱えている人は、寝る姿勢に問題があったり、骨が歪んでいたりと様々な要因が考えられますが、自分にあった枕で寝ていない場合も大きな原因の1つと言われているので今一度、ご自分の枕が自分に本当にあっているのかどうか確かめる必要があります。
その場合、枕を実際に当てて寝てみて、顔の中心から背骨のラインがまっすぐな状態になるかを確認しましょう。そして意外と知られていないのが寝返りの大切さです。
人は寝返りをうつことで、血液やリンパの流れを良くするとともに、同じ状態でずっと寝ている時の首や肩の負担を軽減させます。ですから、枕を選ぶ時、実際に寝返りをうってみて、寝返りがしやすい枕を選ぶことが大切です。
枕購入ポイント その4:サイズにこだわる
一般的な男性の頭の幅はおよそ20cmと言われています。標準的な枕の幅は63cmで、ちょうど頭3つ分です。
頭を真ん中に置いて左右に寝返りがうてる幅です。その幅を標準に考え、もう少しゆったりした寝心地を希望される男性は幅75cmくらいがおすすめです。
逆にもう少し小ぶりサイズがいいと考えてる女性には60cmくらいの小さめサイズがおすすめです。