おすすめの高級コンパクトカー best 2: フィアット チンクエチェント(500)
1899年にフィアットはイタリアのトリノで創業しました。そのフィアットのフラッグシップカーがチンクエチェントです。
チンクエチェントとはイタリア語で500を意味しますが、1936年当時1,000ccクラスの小型車しかなかったフィアットで、従来の排気量半分の500ccというさらに小型車市場を開拓するために開発された車です。
鮮烈なデビューを果たしたチンクエチェントはその小さくて可愛いボディデザインから「トポリーノ(ハツカネズミ)」の愛称で親しまれ、不朽の名作「ローマの休日」の中で、主人公のオードリー・ヘップバーンが乗っていたことで一気に世界中にファンが広がりました。
2008年にリデザインされた再販されたチンクエチェントですが、2009年には「ワールド・カーデザイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
チンクエチェントは外観の可愛さはさることながらコックピットのインパネデザインもとても可愛らしく仕上がっており、座席のヘッドレストの丸みもキュートです。
ボディのカラーバリエーションは豊富で内装も好みに合わせられることからカスタマイズしてあなただけのチンクエチェントをオーダーすることができ拘りを持った方にはその点もおすすめです。
おすすめの高級コンパクトカー best 3:ルノー トゥインゴ
ルノー トゥインゴは芸術の街パリで生まれたコンパクトカーです。石畳の多い古い街並みを小回り良くきびきびした走りができます。
パリの人々はお洒落ですがとても堅実でミニマルなものが大好き、なので自然と物選びもシンプルで暮らしに溶け込むものが好まれます。意外に知られていませんが、このトゥインゴ、実はメルセデス傘下のスマート「フォーフォー」の兄弟車なのです。
ドイツ車のテクノロジーには絶大な信頼がありますので、トゥインゴのおすすめポイントでもあります。
フロントデザインは1970年代に人気を博した「サンク」に似ており、テールランプ周りは「サンクターボ」をオマージュしています。
これもルノーファンには嬉しいところです。見た目の可愛さと裏腹にドライビングに関してはちょっと硬派です。
硬めのサスペンションが高速道路では安定感がありますが、街乗りにはちょっと快適ではないかもしれません。逆の言い方をすれば、本来の車の走りを楽しみたい方なら十分に面白い車だと言えます。