スリランカは、インドの南の海上に浮かぶ小さな島国で、その美しい自然から「インドの真珠」ともいわれています。また古くから栄えた地域で8つの世界遺産の他、歴史的に需要な史跡がたくさんあります。
今回は、そんなスリランカで人気の観光スポットや穴場スポットを10か所おすすめします。
スリランカ 人気観光スポット1.ウィルパットゥ国立公園
スリランカの人気観光スポット、最初ご紹介するのは「ウィルパットゥ国立公園」です。
「ウィルパットゥ国立公園」は、スリランカ最大の都市コロンボより北、北西海岸沿いの低地にある乾燥地帯に位置するスリランカでは最も古く、また最も大きい国立公園です。その面積は約130,000ヘクタールもあります。
「ウィルパットゥ」は、「ウィル=湖」「パットゥ=土地」を意味していて、公園内には60もの池や湖が点在しています。多種多様な動植物が生態していて、特にヒョウの生息数の多さは有名です。
ヒョウを含め31種の大型哺乳類が確認されていて、アジアゾウ、ナマケグマなどの絶滅危惧種やトキやサギ、ワシなどの鳥類、リクガメやコブラなどさまざまな動物たちに出会うことができます。
スリランカ 人気観光スポット2.アヌラーダプラ
スリランカの人気観光スポット、次にご紹介するのは「アヌラーダプラ」です。
スリランカ北中部州にある「アヌラーダプラ」は、紀元前5世紀頃にスリランカ最古のシンハラ王朝の都となった場所です。
紀元前3世紀頃には、インドから仏教が伝わって、以降約1400年以上もの間、仏教の聖地、また政治や宗教の中心地として栄えました。
1982年にユネスコの世界遺産に登録されています。街は新市街、旧市街、遺跡地区に分かれており、遺跡地区には「スリ・マハー菩提樹」や「ルワンウェリ・セヤ大塔」など多くの史跡がにあります。
「スリー・マハー菩提樹」は、仏陀が木の下で悟りを開いたというインドのブッダガヤから株分けされた菩提樹で仏陀の魂が宿っていると信じられています。
「ルワンウェリ・セヤ大塔」は、紀元前2世紀にドゥッタガーマニー王によって建設が始められましたが完成前に亡くなったで、息子のサッダーティッサが後を引き継ぎ建てられた先端部に水晶が付けられた高さ55mの塔です。
スリランカ 人気観光スポット3.ダラダー・マーリガーワ寺院
「ダラダー・マーリガーワ寺院」は仏歯寺ともいわれ、仏教の聖地といわれるスリランカのキャンディにある寺院です。仏陀の犬歯(仏歯)が納められているとされスリランカで最も人気のある観光スポットの1つです。
キャンディは、15~19世紀までシンハラ王朝最後の都として栄えた街で歴史ある建物が立ち並び、「聖地キャンディ」として、1982年にユネスコの世界遺産に登録されています。
「ダラダー・マーリガーワ寺院」では、1日3回、プージャという礼拝の儀式が行われれます。プージャの時間になると、仏歯が納められている部屋の扉が開きます。その部屋の中で、仏歯は宝石がちりばめられた黄金の小箱に奉納されています。
また新堂には、仏陀の誕生から仏歯寺ができるまでの歴史が描かれた絵がたくさん展示されています
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スリランカ 人気観光スポット4.古都ポロンナルワ
「古都ポロンナルワ」は、インドのチョーラ王朝によってアヌラーダプラを追われたシンハラ王朝が1017年から1255年までの間、王都とした場所で、スリランカ文化三角地帯の遺跡群のひとつで、1982年にユネスコの世界遺産に登録されています。
ポロンナルワは現在、北中部州で第2の都市で街中には、ポロンナルワ王宮やラター・マンダパヤ読経所、乳白色の寺院キリ・ヴィハーラなど様々な遺跡が残されています。
ポロンナルワで一番有名なスポットは「ガル・ヴィハーラの石像」です。ガル・ヴィハーラの石像」は、12世紀にパラークラマ・バーフ1世によって造られた石像で、「寝仏像」「立像」「涅槃物」の3体でどの像もなだらかな線の形態や表情が美しい石像です。
スリランカ 人気観光スポット5.ゴールの旧市街と要塞
1988年に世界遺産に登録された「ゴールの旧市街とその要塞」は、スリランカ南部のゴールと呼ばれる港町に築かれた要塞と、その城壁内に形成された旧市街地の歴史的な街並みです。
ゴールは、14世紀にアラブ人の貿易地として発展した港町で、17世紀にスリランカを植民地としたオランダは、ここに城塞都市を築きました。
ゴールの街には、城壁や要塞、聖堂などが残されており、主な3つ要塞はそれぞれスター、サン、ムーンと呼ばれています。
他にもスリランカで最も古いプロテスタント教会の「オランダ改革派教会」やサンゴ石で造られた壁が特徴的な「オール・セインツ教会」などの見どころがあります。
スリランカ 人気観光スポット 6.アダムスピーク
スリランカ中央部のサバラガムワ州にある「アダムスピーク」は、スリランカ最大の聖地です。「スリー・パーダ」 や「サマナラ・カンダ」とも呼ばれています。
「アダムスピーク」は、仏教徒だけでなくヒンドゥー教徒やキリスト教徒、イスラム教徒にとっても共有の聖地で、毎年12月から3月にかけてはスリランカ全土から、たくさんの巡礼者や旅行者がこの山を目指して登ります。
「スリランカの中央高原」として、2010年にユネスコの世界自然遺産に登録されたエリアにある山で、スリランカで4番目に高い標高は2,238mあります。
頂上には聖なる足跡があると言われ、仏教徒は仏陀が残した跡、キリスト教徒は南インドを初めて訪れた使徒セント・トーマスのもの、ヒンドゥー教徒はシヴァ神のもの、イスラム教徒はアダムが地上に降りた時につけたものと、それぞれの宗教で言い伝えられています。