ベルスタッフは、モーターサイクルジャケットやフライトジャケット作りから始まったブランドです。モーターサイクル用のライダースジャケットの原点を作ったブランドと言われています。
ベルスタッフは、創業は1924年、ハリス・グロスバーグによってイギリスで誕生しました。高強度で防水性の高く、通気性を有するワックスコットンでジャケットを作ると、パイロット、ライダーなど過酷な状況で働く人々に大きな支持を得ることになります。
1950年代には、ベルスタッフのマスターピースとも言うべき「トライアルマスタージャケット」を発表しています。医学生だった頃のチェ・ゲバラがこのジャケットを着て南米大陸横断の旅を成功させたことで注目されるようになります。
その後、ベルスタッフは多くのライダーたちから支持され世界的なブランドとして成長すると、70年代にはナイロン繊維の新素材「ベルフレックス(Belflex)」を発表。この素材を採用した「XL-500」は大きな反響を得ることになり、現在でもロングセラーを続けています。
映画などでも使われることが増えるとベルスタッフの人気は加速し、名優スティーブ・マックイーンに愛用するライダースジャケットとして憧れの存在になるほどです。
創業当時からベルスタッフでは英国産の生地を使い、英国で作り続けています。多くの服飾ブランドが生産拠点を海外にシフトする動きがある中でも、プロダクト管理に努める姿勢がもモノ作りの基本にあるようです。
現在はマーケティングなどブランドの拠点をイタリアに移しましたが、新たな環境のもと無骨でセクシーさを増幅したファッションブランドとしてのイメージが定着してきました。
ベルスタッフのフェニックスが羽を広げたロゴは、「いかなる時代も困難を乗り越えて永遠に続いていくように」という思いが込められています。
ここではライダースジャケットを中心にベルスタッフのレザーアイテムをピックアップしました。いずれも大人の色気が溢れたものばかり。しっかり受け止めてください。
Belstaff( ベルスタッフ) のおすすめアイテム1:OUTLAWブルゾンジャケット
ベルスタッフの製品は、どのモデルも材質や加工技術、縫製などが優れているのは当然のことです。それぞれのジャケットがアイテムが発するニオイを受けとめてください。
伝統的なモトクロスジャケットのデザインを忠実にトレースしたジャケットは、もはやベルスタッフを象徴するレザージャケットと言ってもいいかも知れません。
デイヴィッド・ベッカムをメインキャラクターに迎え制作されたショートフィルム『アウトロー(Outlaw)』では、彼のメインコスチュームとして採用され、熱い視線を集めていました。
ベルスタッフのジャケットとビンテージバイクとのコントラストはため息ものでしたが、日常のシーンでも十分な魅力を放っています。
細身のシングルタイプのライダースジャケット、スタンドカラーなのでインナーはTシャツやカットソーが似合います。
ウールパンツに薄手ニットでキレイ目に着こなしても、ワイルドな一面は残ります。大人ならではの余裕で着こなしてください。