クロスバイクとは通勤通学から長距離のツーリングにも対応した、スポーツタイプの自転車です。シティサイクルよりもタイヤが細く重量も軽いためスピードが出やすいほか、ハンドルがフラットバーで前傾姿勢になるのも特徴です。この記事では2019年モデルを中心に、海外メーカーのおすすめクロスバイクを8つ紹介していますので、是非チェックしてみてください。
海外メーカーのおすすめクロスバイク1.ジャイアント「ESCAPE R3」
海外メーカーのおすすめクロスバイク、1つめは台湾の自転車メーカー「ジャイアント」の「ESCAPE R3」です。元は鰻の養殖を行っていたジャイアントの創業者が台風による壊滅的な被害に遭い、次のビジネスとして1972年に設立しました。
はじめはOEM生産が中心でしたが1981年に自社ブランドの「ジャイアント」を立ち上げ、今では世界のトップレーサーにも使用される世界的に有名な自転車メーカーとなりました。
ジャイアントの「ESCAPE R3」はクロスバイクの定番として知られており、5万円台で購入できるためクロスバイク初心者の方におすすめです。「ESCAPE R3」2019年モデルの主な仕様としては重量が10.7kgと軽いのが特徴で、タイヤ幅が28C(28ミリ)と細めのためスピードが出やすくなっています。
ちなみにシティサイクルの重量は20kg前後あり、タイヤ幅は35Cほどです。またトリガーシフトによる3×8の24段変速が付いており、サイズはXS、S、Mの3種類が用意されていて、値段は52000円(税抜)です。
海外メーカーのおすすめクロスバイク2.ビアンキ「ROMA3」
海外メーカーのおすすめクロスバイク、2つめはイタリアの自転車メーカー「ビアンキ」の「ROMA3」です。ビアンキは2005年に創業120周年を迎えた世界最古の自転車メーカーで、青緑色の「チェレステカラー」が人気の自転車ブランドです。
ビアンキ製の自転車は「ツール・ド・フランス」などの大きなレースで数々優勝した実績があり、ロードバイクをはじめ、マウンテンバイクやクロスバイクなどを手掛けています。
海外メーカーのおすすめクロスバイク3.トレック「FX3」
海外メーカーのおすすめクロスバイク、3つめはアメリカの自転車メーカー「トレック」の「FX3」です。トレックはウィスコンシン州に本社があり、1976年の創業。頑丈な車体を特徴としていて、有名自転車レースでも使用され数々の優勝実績を誇ります。
トレックはロードバイクやマウンテンバイクをはじめ、トレイルバイクやトライアスロンバイクおよび電動アシストバイクなど、様々なカテゴリーのバイクを手掛けています。
トレックの「FXシリーズ」もクロスバイクの定番モデルの1つで、FX1~3がエントリーモデルです。FX3は1番グレードが高く、前輪車軸を保持するフロントフォークにカーボン素材が使われており、振動吸収性に優れています。
トレック FX3の2019年モデルは重量が11.38kg(Mサイズ)でタイヤ幅は32Cで、変速は3×9の27段変速が付いていて値段は72000円(税抜)です。
海外メーカーのおすすめクロスバイク4.ルイガノ「セッター」
海外メーカーのおすすめクロスバイク、4つめはカナダの自転車メーカー「ルイガノ」の「セッター」です。元は自転車のトラック競技選手だった「ルイ・ガノー」氏が立ち上げたブランドで、色合いを大切にしたスポーツバイクやカジュアルバイクなどを提供しています。
ルイガノはおしゃれでカラーも豊富なため、女性に人気が高いブランドです。2018年モデルまでは定番の「LGSシリーズ」がありましたが、2019年のクロスバイクモデルは新しい「セッター」のみとなりました。
セッターは「セッター8.0」「セッター9.0」の2種類があります。「セッター8.0」は重量12.1kgでタイヤ幅が32Cと広めのため、段差のある道もOK。またブリリアントグリーンなど豊富なカラーバリエーションが魅力で24段変速も付いており、値段は54000円(税抜)です。
ルイガノ「セッター9.0」はクロスバイクのエントリーモデルで、重量11.6kg、タイヤ幅28Cの24段変速。値段は58000円(税抜)です。
海外メーカーのおすすめクロスバイク5.キャノンデール「クイック7」
海外メーカーのおすすめクロスバイク、5つめはアメリカの自転車メーカー「キャノンデール」の「クイック7」です。キャノンデールは1971年の創業で社名はコネチカット州の駅名から採用しており、高性能なアルミフレーム技術を持つメーカーとして知られています。
「クイック7」はキャノンデールが提供するクロスバイクのエントリーモデルです。タイヤ幅が35Cと太めのため、パンクのリスクが少なく通勤通学にもおすすめ。またハンドル位置が少し高く上体が起きるので、ライディングポジションが楽なのもポイントです。
キャノンデール「クイック 7」の重量は12.2kgと少し重めで24段変速が付いており、値段は55000円(税抜)です。
海外メーカーのおすすめクロスバイク6.スペシャライズド「シラス V」
海外メーカーのおすすめクロスバイク、つづいてもアメリカの自転車メーカーである「スペシャライズド」の「シラス V」です。スペシャライズドは1974年の創業でカリフォルニアを本拠地としており、世界初の量産型マウンテンバイクを発売したメーカーとして知られています。
「シラス」シリーズもクロスバイクの定番モデルであり、男性用と女性用をラインナップしているのが特徴です。今回紹介するのはVブレーキを搭載したエントリーモデル「シラス V」で、フィットネスライドに向いています
スペシャライズド「シラス V」2019年モデルの重量は12kgほどでタイヤ幅が32C、ギヤは3×7の21段変速。値段は59400円(税込)です。
海外メーカーのおすすめクロスバイク7.メリダ「クロスウェイ」
海外メーカーのおすすめクロスバイク、7つめは最初に紹介したジャイアントに次ぐ台湾の自転車メーカー「メリダ」の「クロスウェイ」です。メリダは1972年創業で台湾本社での生産のほか、設計はドイツのシュツットガルト近郊にある「MERIDA EUROPE R&Dセンター」にて行っています。
「クロスウェイ」は通勤通学に適したメリダのクロスバイクモデル。おすすめの「クロスウェイ100-R」は、重量11.6kgでタイヤ幅28Cの24段変速が付いたベーシックなモデル。サイドスタンドが標準装備されているのが特徴で、値段は55900円(税抜)です。
またメリダの「クロスウェイ 200-MD」はVブレーキではなくディスクブレーキを搭載しており、雨の日でも制御力が強いのが特徴。値段は61900円(税抜)です。
海外メーカーのおすすめクロスバイク8.ジオス「ミストラル」
海外メーカーのおすすめクロスバイク、8つめはイタリアのトリノを拠点とする「ジオス」の「ミストラル」です。ジオスは1948年創業のビアンキと並ぶイタリアの有名自転車メーカーで、「ジオスブルー」と呼ばれるブルーカラーの車体を特徴としています。
ジオスの「ミストラル」はクロスバイクの定番モデルかつベストセラーモデルであり、重量は10.8kgでタイヤ幅は28C、24段変速が付いており値段は51000円(税抜)です。
またフロントフォークにサスペンションが付いた「ミストラル グラベル」は、荒れた路面や長時間走行に適したモデルで、値段は59800円(税抜)です。
クロスバイクはスポーツ自転車の入門編です!
クロスバイクはそれほど高額ではないため、気軽に始められるスポーツバイクとして多くの人に人気があります。シティサイクルしか乗ったことがない人は、そのスピード感やスイスイ進む感覚に驚く事でしょう。ひとつ注意点としては、スタンドや泥よけは標準で付いていない事が多いので、必要な場合は自転車と一緒に購入するのがおすすめです。