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キルティングジャケットを着こなす!おすすめメンズブランド&コーデのポイント!

ファッション

キルティングジャケットと言われて思い浮かべるのは、中綿入りで全面にステッチが入った腰が隠れる程度の着丈のアウターです。

英国では主にハンティングや乗馬用としても着用されていました。実はキルティングジャケットという呼称は和製英語で、本来は【quilted jacket】または【husky jacket】と呼ばれています。

語源ともなったハスキー製のキルティングジャケットは歴史も古く、現在普及するキルティングジャケットの原型と言われてます。

外側の素材は主にナイロンやポリエステルなどの合成繊維、中綿はポリエステルを使用するモノが多いようです。外側の生地にウールなどを使用しているものもあり、ややドレッシーな印象があります。

フロントはスナップボタンで留めるが普通ですが、ファスナーとのコンビネーションを採用しているものも。

またキルティングのステッチは中綿が片寄らないようにダイヤ柄が多く、ブランドなりの意匠をこらしたモデルも見受けます。軽くて動きやすく、寒さもしのげる、防寒着とというよりも気軽な羽織りものとして利用されてきました。

日本に伝わったのは1990年代の初めごろだったでしょうか。後述するラベンハムのナイロン製キルティングジャケットが紹介されると、目新しいアウターとして注目されました。

初冬のアウターとして定番化した様相ですが、ここ数年メンズファッションの流れが英国調になってきたことを受け、再注目されています。

代表的なブランドを選定しました。着こなしをイメージしながらお気に入りを探してください。

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【考察】 キルティングジャケットの着こなしについて

3タイプに大別してみました。これまで主流であった陽気なイタリアンファッションに、大人の落ち着きを加えるワードローブとしてキルティングジャケットが活躍してくれます。

ポイントはカーキやネイビーなど、落ち着いた色調をチョイスすることです。

正統派 イギリス紳士風の着こなし

出典:wear.jp

やや着丈の長いタイプを、グレンチェックと思われるダブルスーツの上に羽織る。それだけのコーディネートなのですが、昨今のイギリス旋風を受けて新鮮な印象が漂います。

寒い地域でも、車で移動することが多いのであれば冬の装いもこれで足りるかも知れません。ネイビーとブラウンのコントラストが渋いキャラクターを助長しています。

カジュアルな装いにも英国のニオイを。

出典:wear.jp

やや長髪なので、キャラクターから判断するとイタリアンファッションが似合いそうですが、カーキ色でウール生地のキルティングジャケットを羽織り、重厚な靴を組み合わせることで英国臭を感じます。

バリエーションとしてツイードなどウールパンツに代え、トリッカーズでしめる、という方向も試してみたいですね。

上品でフランスっぽいカジュアルコーデ

出典:wear.jp

ダメージデニムを履いているのですが、白のタートルニットとベージュ系のキルティングジャケットを組み合わせる事で上品な印象がします。

ここにスニーカーを持ってくると一気にカジュアル感が増すのですが、革靴を合わせる事でバランスを保っています。

キルティングジャケットには革靴、という方程式が成立しそうです。

キルティングジャケットおすすめメンズブランド1.ハスキー

後述するラベンハムよりも長い歴史を持つキルティングジャケットの元祖ともいえるのが『HUSKY(ハスキー)』です。

現在はイタリアに拠点を移してますが、1960年にイギリスで創業したアウターブランドです。ブランド名およびロゴは、創業者夫婦が飼っていたハスキー犬に由来しています。

トレンドを押さえたクラシカルなカジュアルアウターを生産していますが、有名なのはキルティングジャケットでしょう。

熟練した職人が手間をかけて立体的に縫製しているため、シルエットが美しく、ドレスシーンでも着れると評判になりました。

様々なモデルがありますが、こちらはハンティングジャケットのディテールを残す、アクティブなデザインです。

フェアアイルなどのニットの上に気軽に羽織るタイプ。ドライブにも格好のアイテムです。相性のいい、上質な手袋が欲しくなります。

キルティングジャケットおすすめメンズブランド2.ラベンハム

出典:zozo.jp

今やキルティングジャケットの代名詞的な存在のラベンハムですが、1969年にイギリス、サフォーク州のラベンハムという小さな村で誕生しました。

設立者が、当時エリザベス女王に仕える女官だったのすが、女王が乗っている馬に使用していたホース・ブランケットを見てキルティング生地を使用したホース・ブランケットを作ることを思いつきます。

つまり女王の馬具として誕生し、乗馬愛好家に広まっていききました。すると同じ素材を使用して人間が着るジャケットを作ってほしいという要望が高まります。

1972年にナイロン・キルティングのジャケットが完成すると、馬とおそろいのジャケットを着る乗馬愛好家が増えていったのです。

1978年にはダイヤモンドキルトを使用したキルティングジャケットが発表されました。乗馬用のジャケットにファッション性を取り入れ、高い評価を得ます。ヨーロッパ各地に広がり、日本に上陸したのは1993年頃でした。

現在もすべて自社工場で生産しているので、様々な要望(別注品など)に応えることができるのもラベンハムの特徴です。

キルティングジャケットの歴史はラベンハムの歴史と言っても過言ではないほどの地位を確立しました。

紹介するのは、基本中の基本ともいえるモデルです。汎用性が高いのでオンタイムからカジュアルまでシーンを選ばず対応します。ネイビーやブラックを1枚持っておけば軽い羽織りとして重宝します。

出典:zozo.jp

キルティングジャケットおすすめメンズブランド3.バブアー

出典:zozo.jp

【Barbour】バブアーと言えば、オイルのしみ込んだ防水ジャケットが有名ですが、1894年にイングランドの北東部、サウスシールズという漁師町で誕生しました。

かのワックスドジャケットは漁師や港湾労働者のために生まれた防水服で、その後も英国のアウトドアマンを始めとして愛用され続け、英国王室御用達の栄誉ロイヤルワラントを受けるなど、100年以上の歴史をもつ英国を代表する信頼のブランドです。

紹介するのはブランドのアイコン的モデル、1980年に初めて乗馬用としてリリースした【Bedale SL】(ビデイル)をベースにSHIPSが別注したものです。

モダンフィットに改良、現代的に構築された“SLIM FIT”を採用し、素材も定番のワックスを含んだ生地ではなく、ウール生地に変更しています。

そのため普段のお手入れも楽で、ワックスドジャケットにありがちなトラブルもなく、使い勝手の快適な都会仕様の一着になっています。

ニットの上に羽織れば、雪の季節以外なら過ごせそうです。チェックのマフラーが似合います。

出典:zozo.jp

キルティングジャケットおすすめメンズブランド4.マッキントッシュ・フィロソフィー

出典:zozo.jp

1830年創業の「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」は、天然ゴムを流し込み接着したマッキントッシュクロスを開発、ゴム引きコートで有名なブランドです。

悪天候の多いイギリスでは、レインコートをマッキントッシュと呼ぶほど、ゴム引きのレインコートはマッキントッシュの代名詞となっています。

日本での展開にも積極的で、マッキントッシュ製品はセレクトショップを中心に人気を獲得しています。

時を同じくして三陽商会がマッキントッシュとライセンス契約を締結。2008年秋冬コレクションから、そのセカンドラインとして「マッキントッシュ・フィロソフィー」の展開をスタートさせました。

デザイン面ではマッキントッシュのトラディッショナルで上品なデザインをベースに、日本人の好みやサイズ感を落とし込み、さらにトレンドを加えた提案をしています。また価格も30%ほど低めに設定されているのも高い人気の理由でしょう。

こちらの商品も伝統的なディテールを残したデザインになっていますが、前合わせがスナップボタンではなく、ボタン留めになっています。カーディガン感覚で着れる作りになっています。アウターだけでなくインナー利用も楽しそうです。

出典:zozo.jp

キルティングジャケットおすすめメンズブランド5.トラディッショナル・ウェザーウェア

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【Traditional Weather Wear / トラディショナルウェザーウェア】は1974年に誕生した英国マッキントッシュ社のファミリーブランドです。英国トラッドスタイルを若々しい感性で捉え、上質なカジュアルウェアを展開してます。

キルティングジャケットやコートなどを、トレンドに流されないデザインを加え、クオリティをキープしながらリーズナブルな価格を両立させてます。

取外し可能なフードを備えた、ジャケットというよりもステンカラーコートに近い構造になっています。大き目のボタンやコーデュロイのパイピングがフレッシュな表情を見せてくれます。

ビジネスからカジュアルまで幅広く活躍してくれる一着、これなら雨や雪でも楽しく過ごせそうです。

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キルティングジャケットおすすめメンズブランド6.ラルフ・ローレン

出典:zozo.jp

アメリカンファッションの重鎮、ラルフ・ローレンのキルティングジャケは解釈が違います。同じ乗馬でもカウボーイのいイメージを落とし込んだデザイン性を感じます。しかし泥臭い印象は皆無、洗練された大人のカジュアルウェアに仕上がってます。

短い着丈を採用することで、ラルフの得意とするG ジャンのような構造に作り上げました。着こなしは自由。タイドアップしてジャケット代わりに羽織るもよし、ドライバーズコートのように軽く羽織れば寒さも感じません。

イギリスメイドとは違う、ラルフにしか出来ないアメリカンなキルティングも気になる一着です。

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キルティングジャケットおすすめメンズブランド7.TAKEO KIKUCHI

出典:zozo.jp

クラシックなデザインだとは分かるけど、コーデュロイの襟が苦手だという方には、TAKEO KIKUCHIのスタンドカラーを装着したキルティングジャケットはいかがでしょうか。

伝統的なニオイと品格を残しながら、若々しい印象を残した仕上がりになっています。

デザインだけでなく、素材使いにも特徴があります。北陸の合繊メーカーが紡ぐ、アウトドアウェアに使用される高密度織物を採用。今回使用した素材は高い機能性のほか、独特のソフトな風合いが暖かい雰囲気を作っています。

スーツには不向きかも知れませんが、ジャケパンもちろんタイドアップしたスタイルにもハマります。

しかし、せっかくなのでスタンドカラーと相性のいいタートルニットなどを差し込んではいかがでしょうか。首回りもすっきりと収まりまり、寒さ知らず。クリスマスイルミネーションで賑わう街に出かけましょう。

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キルティングジャケットおすすめメンズブランド8.ジャーナル・スタンダード

出典:zozo.jp

大人カジュアルシーンで着て欲しいキルティングジャケットはジャーナルスタンダードが作り上げました。

一体感のあるフードをあしらった若々しデザインを採用、裏地にはファー素材を思わせる、なめらかで肌触りのよい仕上げを施しました。

最も特徴的なのは、世界各国の軍用アイテムに使用される“CORDURA(コーデュラ)社”の生地を採用したことでしょう。これはナイロンの7倍もの強度を持つ繊維で、耐久性に優れているます。

秋冬のアウターとして十分な機能性を備えていると言ってもいいでしょう。多少風雨の強い天候でも、これ一枚あれば安心です。

出典:zozo.jp

フィッシャーマンセーターが欲しくなりました。

防寒性はあると言っても、ダウンジャケットほどの保温性は期待できませんので、寒さが厳しくなれば、中に着こむもので調整が必要になります。

フェアアイル柄や雪柄のニットというのは、英国風で相性は間違いないのですが、よりゴツい、しかし男らしい面構えと思い出すのは『フィッシャーマンセーター』です。

名前のとおりイギリスやフランスの漁師が着ていた、太い糸で編み込んだ目の詰まった、やや重さのあるセーターです。

インバーアランや、最近ではアンデルセン・アンデルセンが注目されていますが、長く付き合えるニットを着込み、その上にキルティングジャケットを羽織る。今年の冬はこれでいってみましょう。

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