メンズ定番スタジャンブランド3.Golden Bear
スタジャンと言えば、コレ!というほどレターや刺しゅうの入れ方まで模範的な作り込みがこのブランドならではの完成度です。
「Golden Bear(ゴールデンベアー)」の歴史は古く、1922年サンフランシスコにて創業されたと言いますから、創業以来100年弱になります。
現在も「MADE IN U.S.A.」を貫き続け、生産拠点を海外に移す傾向のなかでは稀な存在となっていて、そのためコアなファンも離れることはありません。
クオリティが高いだけでなく、特徴的なディテールを持っていて、いくつかはゴールデンベアー社が特許を持っているほど。そうしたオリジナリティが他ブランドとの差別化につながっています。
紹介した画像には4タイプありますが、大人が着るなら袖部分がグレーになっているタイプはいかがでしょうか。
ホワイトの501またはウエスターナーを短めにカットし、明るいブラウンのローファー。気分はアンソニー・パーキンスです。
メンズ定番スタジャンブランド4. N.HOOLYWOOD
ブランドの始まりは2000年、デザイナーの尾花大輔氏が「ミスターハリウッド(MISTER HOLLYWOOD)」をオープンさせます。
2002年春夏シーズン、「N.ハリウッド」のブランドで東京コレクションにデビューすると大きな反響を得ることになります。
モードのニオイがするN.HOOLYWOOD、通称Nハリですが、尾花氏は元古着屋のバイヤーでしたから(古着屋「VOICE」で働いた後、古着屋「o-getter」の立ち上げに参加。)、こうしたアメリカのニオイが強い商品があっても不思議はありません。
しかしモノトーンで仕上げるあたりは、単にアーカイブを参照にしたのはなく尾花氏のエッセンスが織り込まれた証拠です。
顔つきはアメリカですが、そのままコーディネートしてはN ハリのギミックを堪能できません。太めで七分丈のパンツに合わせるなど、Nハリのボトムラインから選んでみてはいかがでしょう。
メンズ定番スタジャンブランド5. McGREGOR
ライセンス製品が量販店で入手できることからファッション性が低いと思われがちですが、トラッドテイストが効いた、良質な製品を提供しています。
本来はアメリカのファッションブランドで、1921年にイギリス出身のデビッド・ドニガーがアメリカで創業、100年近い歴史を持っています。
スコットランドの伝統ある氏族のマックレガー家の象徴、タータンチェックや王冠・紋章をモチーフに様々なアイテムを作り評判となります。歴史と伝統に育まれた由緒正しい提案が得意です。
こちらは良質なラムレザーを使用したオールレザーのスタジャン=アワードジャケットです。ブラックレザーとネイビーを組み合わせ、大人のアイテムに仕上げました。
クールな印象ですが、レターを入れる遊びも忘れていないので緊張感はありません。ニットを着込めばカレッジっぽい印象が生まれ、シャツを覗かせれば頼りがいのある兄貴分といった表情が。多面性を備えた一着です。