JR甲府駅より車で約30分ほどの丘陵地にある「サントリー登美の丘ワイナリー」は、ぶどうの栽培に適した気候と風土に恵まれ、広大な自家ぶどう畑で栽培されるぶどうを使ったこだわりのワインを醸造する日本を代表するワイナリーです。
「サントリー登美の丘ワイナリー」には、ワイン造りの歴史やこだわりを体感できる見学ツアーやミニ講座、ワインショップやテイスティングカウンターなど魅力がいっぱい!今回は、「サントリー登美の丘ワイナリー」の楽しみ方をご紹介します。
サントリー 山梨登美の丘ワイナリー
「サントリー登美の丘ワイナリー」の丘を登ると、そこには雄大な富士山の姿と目の前に広がる甲府盆地の景色が一望することができます。 「丘に登って見る景色がとても美しい」ことから「登美」の名前がつけられました。
「サントリー登美の丘ワイナリー」は広大な自家ぶどう畑を所有し、ぶどうの栽培からワイン醸造・瓶詰めまでを一貫して行っているワイナリーです。
この地は、年間の日照時間が長い山梨県のなかでもとくに雨が少なく、昼夜の気温差が大きいのでぶどうの栽培には最適だそうです。
「サントリー登美の丘ワイナリー」の総敷地面積は150ヘクタール。その中でもぶどうの栽培に最適の丘の一番いい場所に自家ぶどう畑を有しています。畑の広さは、25ヘクタールで東京ドームに換算すると約5.3個分もあります。
「サントリー登美の丘ワイナリー」の前身である「登美農園」の開園は明治42(1909)年で、ワインがまだ日本人になじみのない時代からワイン造りを手掛けて、100年以上の歴史を積み重ねてきました。
「サントリー登美の丘ワイナリー」には、そのような歴史を知ることができる「ゲストハウス」をはじめ、見学用ぶどう畑、展望デッキ、ワインショップ、テイスティングカウンターなど見どころがいっぱいです。
「サントリー 山梨登美の丘ワイナリー」までのアクセス
「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」へのアクセスは電車の場合、新宿からJR特急「あずさ」か「かいじ」の乗り甲府駅まで約90分、甲府駅からはJR中央本線で竜王駅まで約5分、そこからタクシーで約15分で到着します。名古屋からはJR特急「しなの」で塩尻駅まで約115分、塩尻駅からはJR中央本線で約90分で竜王駅に着きます。
「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」まで自動車では、中央自動車道の双葉スマートICから約10分、韮崎ICからも約10分で、乗用車で約75台駐車可能な駐車場が用意さてれいます。
■詳細情報
ゲストハウス
「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」の入り口から駐車場を過ぎると最初の建物が「ゲストハウス」です。「ゲストハウス」へは、ツアーなどを開催していない時間には、自由に入館することができ、館内にはワイナリーの歴史やワインづくりについて、パネルや映像で展示されています。
「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」は、山梨県の中でも古い歴史があり、甲斐市では最も古いワイナリーです。
明治42(1909)年に、鉄道参議官であった小山新助が「登美農園」を開園し、その後ドイツから醸造技師を招き日本のワイン造りの先駆けとなった場所です。
昭和11(1936)年に寿屋(現サントリー)が営業を継承しました。昭和50(1975)年には日本で初めて貴腐ぶどうの収穫に成功したワイナリーとしても知られています。
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見学用ぶどう畑
「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」では、ぶどう畑を自由に散策することができます。「見学用ぶどう畑」では、9種類のぶどうを「垣根仕立て」と「棚仕立て」で栽培していて、ぶどうの品種毎に説明パネルが設置されています。
25ヘクタールもある広大な自家ぶどう園では、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネフラン、シャルドネ、リースリングなど土壌や日照条件などによって最適な品種を栽培しています。
見学用でないぶどう畑には、ぶどうが雨に当たらないように、木の上にビニールの屋根が被せられていたり、ぶどうの房の1つ1つに袋が被せられたりと、最高のワインを造るために手間をかけてぶどうを育てています。
展望デッキ
「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」の「展望デッキ」からは、150ヘクタールもの広大敷地の全景と、甲府盆地や南アルプス連峰、雄大な富士山の姿を一望することができます。他では見ることができないような壮観な光景で、記念写真撮影スポットとしても人気です。
ワインショップ
「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」の「ワインショップ」には、登美の丘ワイナリーで収穫された自園産ぶどう100%のワインをはじめ、産地シリーズや品種シリーズなどブロックに分けられて、さまざまな日本ワインが数十種類と豊富に揃えられています。またワインに関するグッズやおつまみが販売されています。
中でも人気なのが、「登美の丘ワイナリー特別醸造 数量限定ワイン」。数量限定となると飲んでみたくなりますよね。せっかくワイナリーに行ったら是非手に入れてみてください。
また「ワインショップ」の一角にあるテイスティングカウンターでいろいろ試して、お気に入りの一本を見つけてから購入するのもおすすめです。
##テイスティングカウンター
「ワインショップ」に併設された「テイスティングカウンター」には、品種や産地の個性を生かした国産ぶどう100%の日本ワインが豊富に揃えられており、有料ですがテイスティングを楽しみながら自分の好みのワインを選ぶことができます。
希少な「登美 ノーブルドール」(貴腐ワイン)グラス2000円なども試すことができます。
記念撮影
「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」での人気の記念撮影スポットは、25ヘクタールもの広大なぶどう畑や甲府盆地、富士山を背景に記念撮影ができる「展望デッキ」と、巨大なワインボトルが置かれた「ワインショップ」です。
人の背丈ほどもある大きなワインボトルを持って「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」の思い出の1枚を撮影しましょう。
ツアー・イベント
「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」ではさまざまなツアーや講座が開催されています。
「登美の丘ツアー」は、四季折々景色を変えるぶどう畑の様子や、こだわりのワインを造る醸造所、そしてワインが眠り熟成の時を待つ樽熟庫、瓶熟庫を見学した後に日本ワイン3種のテイスティングが楽しめるツアーです。
開催されるのは土・日・祝日で、所要時間は約80分。参加費は大人1,000円(税込み)です。
「ワイン貯蔵庫見学ツアー」は、「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」で醸造されたワインが静かに眠る貯蔵庫を見学して、「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」のワイン醸造のこだわりをガイドさんから説明してもらえます。
見学後には日本ワイン1種のテイスティングが楽しめるツアーです。開催されるのは9月から10月の土・日・祝日で、所要時間は約60分。参加費は大人500円(税込み)です。
「自家ぶどう畑見学ツアー」は、さまざまな品種のぶどうが栽培される広大な自家ぶどう畑の様子を専用バスに乗って見学することができます。
見学後には日本ワイン1種のテイスティングが楽しめるツアーです。開催されるのは9月から10月中旬までの土・日・祝日で、所要時間は約60分。参加費は大人500円(税込み)です。
「登美の丘ミニ講座」は、「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」の歴史やぶどうづくり、ワインづくりに関わるエピソードなどを毎回テーマにあわせてスタッフが解説してくれる無料の講座で、所要時間は約20分。不定期に開催されるので「ワインショップ」で確認してみてください。
広大なぶどう畑と富士山の景色を楽しみながら限定ワインを味わう。
いかがでしたか?今回は、雄大な富士山の姿と目の前に広がる甲府盆地の絶景を眺めながらワインを楽しめる「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」をご紹介しました。
東京から電車で2時間ほどと日帰りでも楽しめるワイナリーです。特別醸造された限定ワインなどのテイスティングも楽しめて、ワイン好きにはたまらないスポットです。今回の記事を参考に、「サントリー山梨登美の丘ワイナリー」を楽しんでくださいね。