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大人の西安・シルクロード! 一度は行きたい人気観光スポットやおすすめの名所、穴場10選!

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シルクロードの東の起点にあたる「西安」は、中国の歴史上最も多くの王朝で都となった都城です。世界文化遺産で世界的にも有名な秦始皇帝陵及び兵馬俑や大雁塔など歴史的に重要な史跡や名所が多く天然歴史博物館と称されています。

今回は、そんな西安から人気の観光スポットや穴場スポットをおすすめします。

西安・シルクロード 人気観光スポット1.兵馬俑

西安・シルクロードの人気観光スポット、最初にご紹介するのは、「兵馬俑」です。

「兵馬俑」は、秦始皇帝陵及び兵馬俑としてユネスコの世界文化遺産として登録されている中国が誇る歴史的な史跡です。

秦の始皇帝のお墓を守るように埋められた人形はおよそ8,000体もあり、それぞれに実際のモデルがいるとされていて顔の感じが微妙に違います。

「兵馬俑」は、1974年に、西安の東北の臨潼県の農民が井戸を掘っていて偶然陶器の破片を見つけたことで発見されました。

総面積約14,260㎡の1号坑を皮切りに、2号坑、3号坑が次々に発掘され、3つの俑坑を合わせた規模は20,000㎡を超えます。

「兵馬俑坑」の西約1.5㎞には秦始皇帝陵があり、8,000体もの整然と隊列を組んで並ぶ「兵馬俑」は、敵国のある東を向き、死後の秦始皇帝を守るため地下に配置されていたことがわかります。

西安・シルクロード 人気観光スポット2.大雁塔

西安・シルクロードの人気観光スポット、次にご紹介するのは、「大雁塔」です。

「大雁塔」は、唐の三代目の高宗李治が皇太子の時に、生母の文徳皇后の冥福を祈り648年に建てた「慈恩寺」の境内に立つ塔で、薦福寺の小雁塔と共に西安のシンボルとも言える塔です。

「大雁塔」は、インドから帰った西遊記の玄奘(三蔵法師)の願いにより652年に建てられた、高さ64.1mの7層の楼閣式レンガ構造の塔です。

中には玄奘が持ち帰ったお経典が保管されていて、塔の入口両側には玄奘の功績を称える太宗と高宗が書いた「大唐三蔵聖教序」と「大唐三蔵聖教序記」の2つの石碑が納められています。

「大雁塔」のある「慈恩寺」は、当時の規模はかなり大きく、部屋の数は1,897間あり、僧侶は300人もいたと言われていますが、唐代末期に戦乱で焼き払われ、現存するのは当時の十分の一ほどです。

西安・シルクロード 人気観光スポット3.青龍寺

西安の東南、市内から約3㎞に位置する「青龍寺」は、真言宗の大本山のお寺です。隋代の582年に建てられ「霊感寺」と呼ばれていましたが、711年に「青龍寺」と改称されました。

「青龍寺」は日本と縁の深いお寺で、9世紀初めから半ば頃まで、日本から仏教を学ぶために唐へ多くの僧が派遣されましたが、「入唐八大家」として有名な空海や円行、円仁、恵遠、円珍などは「青龍寺」で仏法を学びました。

なかでも、空海(弘法大師)は、804年に日本第十六回遣唐使として中国に渡り、青龍寺で恵果大師に師事し、日本に帰国した後、高野山に金剛寺を建て真言宗を創立しました。

「青龍寺」は、北宋の時代に境内の建物が全て破壊されてしまいましたが、1963年から遺跡の試掘調査が始まり、1973年に塔と殿堂の遺跡が発見されました。その後、空海記念碑が建てられ、境内の殿堂も復元されています。

西安・シルクロード 人気観光スポット4.鼓楼

地安門外大街の北端に位置する「鼓楼」は、1272年に造られた木造の時計台で、楼の上に大きな太鼓を置き、時を告げていた「鼓楼」と名づけられました。

「鼓楼」は、城壁によって囲まれた西安で、閉門の時刻を知らせていて、毎日夕刻になると「鼓楼」の太鼓が鳴り響き城門が閉じられたのです。

1420年と1800年に大規模な修復を受け、現在の建物は東西55.6m、南北34m、高さ31mの大きさです。2002年の修復以降は内部も一般公開され自由に上ることができるようになっています。

時を告げる太鼓は、かつては1日に2回鳴らされていましたが、現在は9:30~16:30の間、およそ1時間ごとに現代風にアレンジされた太鼓ショーが行われています。

西安・シルクロード 人気観光スポット5.長空桟道

「長空桟道」のある「華山」は、中国陝西省華陰市にある中国の道教の聖地とされる5名山のひとつです。

「崋山」は天下一険しい山とされ、主峰である南峰(2,154m)の他に、北峰(1,614m)、中峰(2,037m)、東峰(2,096m)、西峰(2,082m)の5つからなる花崗岩の岩山です。

「崋山」には、岩場を削った石段が作られており、一部には断崖絶壁の上に作られた20cmほどしかない足場や桟道を通って行かねばならない場所があり、世界一危険な登山道として有名です。

「長空桟道」は、この断崖絶壁に沿って架けられた板数枚の足場で、崖に這わせたワイヤーにハーネス(命綱)を繋いで渡って行きます。このスリルと絶景が人気で、たくさんの人が訪れています。

西安・シルクロード 人気観光スポット 6.西安の城壁

「西安の城壁」は、明の洪武年間に、唐代の長安城を基礎にしてレンガを積み重ねて築いたもので、周囲は13,912メートル、高さ12メートル、底の幅18メートル、頂部の広さ15メートルある巨大な城壁です。完全に保存されている古代城壁の中では世界最大の城壁です。

城壁には東側の文昌門、西側の安定門、南側の永寧門、北側の安遠門と東西南北に門が4つあり、そこから城壁に上がることができます。

中でも西側の安定門は、城壁の中で最大の門でシルクロードの発着点として栄えていました。

城壁には120mおきに見張り台が作られ、城壁の四角には角楼が設けられ、城壁の外側には堀がめぐらされています。