西安・シルクロード 人気観光スポット7.西安鐘楼
「西安鐘楼」は、城壁内にある木造建築で、ここを起点として東西南北に4つの大通りが延びて、それぞれの城門へと通じています。
明代の1384年に建てられた「西安鐘楼」は、中国の鐘楼の中でもっとも大きなもので、高さ36m、面積約1,377㎡あり、外側からみると3階建てですが、中に入ると2階建てという構造です。
釘を一本も使わず、継ぎ目のない一本柱で建てられているのが特徴です。
「西安鐘楼」は、役割は鐘で時を告げることで、毎朝70回、鐘がつかれ鐘がつき終わってから東西南北の4つの城門が開けられ、その鐘の音を聴きながら、役人たちは宮廷へ向かったそうです。
現在は、夜になると美しくライトアップされ西安の街に彩りを添えています。
西安・シルクロード 人気観光スポット8.華清池
「華清池」は、西安中心部から北東約30㎞、驪山(りざん)のふもとに位置する、3,000年以上の歴史をもつ温泉地です。
始皇帝がここに「驪山湯」を建てたといわれ、歴代の皇帝も、ここを行楽の地とし747年には唐の玄宗皇帝が華清宮として整備しました。
「華清池」は、その玄宗皇帝が毎年冬になると中国の四大美人の一人とされる楊貴妃と訪れ過ごしたというロマンスで知られている場所です。
また、近代では西安事件の際に、蒋介石が滞在した地としても有名です。
西安・シルクロード 人気観光スポット9.漢陽陵博物館
1999年9月に開館した西安市渭河の北側の咸陽原にある「漢陽陵博物館」は、前漢の第四代皇帝景帝(劉啓)の墓「漢陽陵」を中心とした中国最大の面積を誇る博物館です。
「漢陽陵」は、紀元前153年から紀元前126年の完成まで28年かけて建造され、総面積は20㎢で、帝陵陵園、後陵陵園、南区従葬坑、北区従葬坑、陪葬墓園、陽陵邑などがあります。
基本展示は「帝陵外蔵坑遺址保護展示ホール」「考古展示館」「南闕門遺址保護展示ホール」「宗廟遺址」という4つの展示があり、景帝の陵墓の模型やそこから発掘された侍女俑、兵士俑、動物の陶製埴輪などが展示されています。
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西安・シルクロード 人気観光スポット10.清真大寺
西安・シルクロードの人気観光スポット、最後にご紹介するのは「清真大寺」です。
「清真大寺」は、西安のイスラム地区である鼓楼の北西にある化覚巷に位置し、「化覚巷清真大寺」とも呼ばれます。
創建されたのは唐代の742年で、西安市大学習巷の「清真大寺」と共に中国最古のモスクと称されています。
「清真大寺」は、宋、元、明、清の各時代に改修と拡張が行われ、現在のような形になりました。総面積は約13,000㎡の境内には四つの庭があり、2番目の庭には宋代の書家米芾と明代の書家董其昌の真筆が残されています。
「清真大寺」の建物は、中国の伝統的な様式に沿っていますが、その配置はイスラム教の制度に従い、殿内にはアラビア文字付けの藻や蔓紋などの彫刻が並んで、中国とイスラム文化の融合が見られます。
このことから「清真大寺」は、国連教育科学文化機関から世界イスラムの文化財として指定されています。
世界四大文明古都の1つに数えられる西安
いかがでしたか。今回は、中国文明の発祥地として「世界四大文明古都」に数えられる西安の人気の観光スポットやおすすめスポットを厳選して10か所ご紹介しました。
西安は、天然歴史博物館といわれるほど史跡や名所が多く、今回ご紹介した場所以外にも見どころがたくさんあります。