おすすめ定番a2ジャケット:Avirex
アヴィレックス社はアメリカのカジュアルブランドですが、本格的なミリタリーウェア、例えばレザージャケット タイプa2の出来映えも俊逸です。
このアヴィレックス社a2レザージャケットはシルエットラインが細身で美しい作りになっています。ミリタリーなニオイを残しながら日常のファッションアイテムとして着回ししやすいのが特徴です。
材質もカウハイドと呼ばれる柔らかい牝牛の革を使用しており、キメが細かく柔らかいのが特徴です。しかしディテールはオリジナルに沿っていて、襟についたフックや袖等についたきつめのリブが防寒具としての役割をしっかり全うしています。
オリジナルも、他社製品も基本色はブラウンですが、こちらの商品にはブラックもラインナップしています。パンツも黒または濃いめのグレーのウールパンツを合わせる事でクールな大人カジュアルが出来上がります。
おすすめ定番a2ジャケット:コックピットUSA
Cockpit USAは、完璧なレプリカフライトジャケットを作るブランドとしてニューヨークを拠点に、レザー用品全般に幅広く展開をする老舗です。
その功績が認められ映画『TOP GUN』のオフィシャルスポンサーとして採用されました。男のためのコレクションを展開する、男のためのブランドが Cockpit USA なのです。
こちらはオリジナルスペックに基づきホースハイド(馬革)で作られていて、ヴィンテージ加工を施し使い込まれた古色の風合いをだしています。軍での激務を遂行したであろうダメージを完璧に再現しています。
さらに第二次世界大戦時1942年4月18日に東京に爆弾を投下するミッション「東京・レイダーズ」のデザインが裏地と左胸のパッチに刻まれたメモリアルエディション。日本人にとっては皮肉なものですが、デザイン的にはイケています。
歴史を感じるモデルなので、キレイなコーディネイトで迎えたいと思います。ホワイトデニムにJMウェストンやパラブーツで上品な大人のトラッドスタイルが完成します。
おすすめ定番a2ジャケット:トイズ・マッコイ
トイズマッコイは、旧リアルマッコイズの創設者の一人であり、スティーブ・マックィーンマニアとしても知られる岡本博氏が1996年に創設したブランド。高品質なレプリカフライトジャケットをメインにミリタリー、モーターサイクルをベースとしたウエアを展開しています。
所ジョージ氏との親交が深く、雑誌やテレビで所氏が紹介するアイテムはトイズマッコイとのコラボ製品が多いという情報があります。
前述のとおり、スティーブ・マックイーンに心酔していて、2005年にはトイズマッコイ独自のウェアブランドとしてスティーブ・マックイーンの正規ライセンス製品である『マックイーンクロージング』を発表するほどです。
この商品は、その『マックイーンクロージング』にラインアップされたものです。マックイーンが映画の中で着用したa2を当時の映像に留まらず、 撮影現場でのスナップ、広告に至るまで徹底検証して再現した渾身の1着です。
エイジングを施しているので、購入した時からアメリカを体感できると思います。マックイーンの着こなしを参考にするのがベターですが、よりアイビーな雰囲気でも楽しめそうです。
クリースが崩れない、グレーのスタプレにセバゴなどのビーフロールが残るローファー、ボタンダウンシャツにニットベストで品よく仕上げます。
ミリタリーは永遠か。
メンズファッションにおいてミリタリースペックは常に気になるアイテムです。機能性、機能美という女性には理解しづらい美しさやニオイに惹かれるようです。
ここで取り上げたフライトジャケットもそうですが、なぜかコンバットブーツや軍パンなどのごつい意匠にやられるのです。
ミリタリーとワーク、そしてマリン。これらのテイストは何年か周期で流行を繰り返します。ですからそれぞれのテイストのアイテムを何点か揃えておけば、乗り遅れることはないという訳です(サイズ感は違ったりするけど)。
そういう意味では永遠のアイテムなのでしょう。しかしミリタリーアイテムは経年によって本来の味わいがでてきます。本格的なものを買って育てるのか。古着屋で探すか。どちらも楽しみましょう。