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家庭菜園でのゴーヤ(レイシ)の育て方!

家庭菜園

ゴーヤは東インド、東南アジアあたりが原産と言われており暑さには強い植物です。 一方寒さには弱いので、日本では沖縄、九州あたりで良く栽培されており、本州でも関東付近までは比較的栽培が容易です。

最近ではゴーヤは夏の日よけとして庭先でも気軽に栽培されていますが、実も美味しく、ビタミンやミネラルが豊富で栄養価も高いため家庭菜園でも人気の高い夏野菜です。

ここではそんなゴーヤの家庭菜園での育て方を家庭菜園初心者の方にもわかりやすくご紹介します。

ゴーヤは種からも育てられますが、一度に沢山出来てしまうので、一般家庭用なら苗を買っての植え付けをおすすめします。

ゴーヤの品種は一見少ないようですが、最近は様々な色、形のものが出ています。

ただ、育て方はどれもあまり変わらないので、お好きなものを選んで育ててください。

ゴーヤの食味はそれぞれ少しずつ違うようなので、何種類かを選んで育てれば楽しいと思います。

ゴーヤ

ゴーヤ

家庭菜園でのゴーヤの育て方1. 苗選び

ゴーヤの苗は、本葉5~6枚で、節間が短く、茎が太く、濃い緑色をしていて、根が太いのもを選んでください。ゴーヤにはいろいろな種類がありますが、どの種類でも上記のような苗を選ぶのがよいと思います。

家庭菜園でのゴーヤの育て方2. 土づくり

ゴーヤを地植する場合は、植え付けの遅くとも1週間前までには苦土石灰と元肥をすきこみます。

水はけの悪い場所での地植えの場合は畝をつくることをお勧めします。

畝の高さは約20~30㎝ぐらい、幅は分かりやすく自分の肩幅ぐらい。

土地が狭い場合は幅を調整してください。

水はけの良い場所ではわざわざ畝をつくらなくても問題ありません。

ゴーヤのプランター栽培の場合は市販の野菜の土を使うことをお勧めします。

調整がされているのでそのまま使えて便利です。

家庭菜園でのゴーヤの育て方3. 植付け

年によっても若干異なりますが、5月中旬の暖かい、風の強くない日を選んでゴーヤの苗の植付けをします。

風が強いと、折角植えたゴーヤの苗が風で折れてしまう事が良くあります。

ゴーヤの苗の株間は少し広めで60㎝ぐらい離すのが良いと思います。

ゴーヤの苗をポットから出すときには根を崩さないように注意してください。

ゴーヤを植えた後はたっぷり水を与えてください。

ゴーヤの苗は茎が細く、寒さにも弱いので、植付け後、風の強い日や肌寒い日が続くようであれば、寒冷紗などで風よけ、寒さ避けの施策をすることをおすすめします。

家庭菜園でのゴーヤの育て方4. 摘芯

ゴーヤーの場合、本葉5~6枚になったら親ずるの芯を切り落として止め(摘芯)、子ずると孫ずるを伸ばして育てます。

家庭菜園でのゴーヤの育て方5. 支柱立て・誘引

ゴーヤの子ずると、そこから伸びる孫ずるを重ならないように注意しながら、支柱やネットに誘引していきます。

ゴーヤはツルが細いので麻ひも等で縛る場合は緩めに、茎と支柱の間にばってんをつくるように八の字に結ぶのが良いでしょう。後は自然にゴーヤのツルが支柱に巻きつきます。

ネットの場合は無理にひもで縛らなくとも、ゴーヤのツルが網目に絡まるように誘引できれば問題ありません。

ゴーヤーのツルは一苗から沢山枝分かれしますので、まめに支柱に誘引を行ってなるべく重ならないように気を付け、まんべんなく日が当たるよう心がけてください。

日当たりが悪いとゴーヤの実成りが悪くなります。

ゴーヤ

ゴーヤ

家庭菜園でのゴーヤの育て方6. 追肥

ゴーヤの苗の植付けをして1か月ほどしてから、約3週間毎に2~3回化成肥料や有機肥料を追肥してください。

1株に対し、有機肥料(油かすや魚かす)の場合大体一握りぐらい、化成肥料の場合は商品記載の適量を根元にすき込み上から土をかぶせるようにしてください。

ゴーヤはナスやピーマンの様に多肥料にする必要はありません。

家庭菜園でのゴーヤの育て方7. 水やり

ゴーヤは高温に強く、日当たりと、風通しが良ければ育ちますが、水やりも重要なので、プランターの場合は1日1回早朝の気温が低いうちに、真夏はできれば夕方たっぷり水を与えてください。

水はけが悪い土壌の場合は、土壌が多湿になり過ぎないように表面の乾き方を見て調整してください。

貸農園など遠隔地で毎日の世話が厳しい場合もあると思いますが、たっぷりと水やりをしておけば1週間ほど空いても問題ありません。

水はけが極端に良い土壌の場合は根元が乾きすぎない様敷きわら等で調整しましょう。

ゴーヤーは比較的浅く根を広げますので根元の乾燥させすぎは病気の原因になりますので注意が必要です。

家庭菜園でのゴーヤの育て方8. 病害虫対策

ゴーヤーは病害虫には比較的強い作物です。

ただ、梅雨の湿気の多い時期や冷夏の場合、風通しが悪いと、カビが原因の病気が発生します。

風通し、水跳ね、葉や茎に着く虫にこまめに注意を払いながら気になる方はハーブ液などの有機の防虫液を葉の裏までしっかり散布してください。

特に風通しは重要なので、葉が重なり合ってきたらこまめに摘葉(葉を摘む)を行うことが病気の一番の予防になります。

家庭菜園でのゴーヤの育て方 まとめ

ゴーヤは他の野菜に比べ病害虫にも強く、見た目もきれいで栄養価も高い野菜ですので、是非一度育ててみてください。

緑が多く、エクステリア、観賞用としてもゴーヤは最適です。