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キャンピングカーでしまなみ海道と島々を巡る旅

中国

今回は広島から愛媛にかけて架かる橋「しまなみ海道」とそれをつなぐ島々を我が家のキャンピングカーで堪能する旅を計画してみました。

橋と島だけでは時間があまりすぎるかも・・・という当初の心配はどこへやら。時間が足りないほど充実して楽しい旅となりました。

キャンピングカーで巡る、魅力的な瀬戸内海の島々をご紹介して行きます。

我が家のキャンピングカー、マンボウイヴ!

キャンピングカーで小旅行するのが大好きな私たち家族。その魅力をたっぷりとご紹介します。

相棒のキャンピングカーはマンボウイブ。ベースの車はマツダのボンゴです。この形は通称「キャブコン」といってキャブコンバージョンの略です。

運転席の上の飛び出した部分をバンクといってここで就寝する事ができます。その他、テーブル座席・キッチン・トイレ・冷蔵庫・テレビ・エアコン・発電機・ソーラーまで搭載したキャンピングカーで、まるで動く家です。(写真は購入を決めた時の相棒です)

そして何よりの魅力はこちらの車種、これだけの装備を備えながら、普通駐車場に駐車できるサイズ!これでグッと活動範囲が広がります。我が家の自慢のキャンピングカーです!

しまなみ海道,向島でミカン狩り

今回は1泊2日でしまなみ海道を往復して、できるだけ多くの島に立ち寄ってみる事にしました。こういうニッチな旅もキャンピングカーならではです。

青い空・青い海。ドライブには最高の日となりました。キャンピングカーは風にあおられやすいので風が強い橋は運転が難しいですよね。ですが、しまなみ海道は地形から風にあおられる事が少なく走りやすいのが嬉しいポイントです。

瀬戸内海といえばみかん・レモン・オレンジなどかんきつ類の宝庫です。シーズンになると事前に調べていかなくても大丈夫なほど、そこかしこでミカン狩りが開催されています。

今回私が行ったのはしまなみ海道 向島の平山農園。駐車場ではみかん以外の柑橘類が驚きのお安さで販売されていました。そしてミカン狩りの料金も良心的!

ミカン食べ放題で大人500円でした。平山農園さんに限らず向島のどこでも良心的な料金でミカン狩り体験ができます。瀬戸内海の太陽をたっぷりと浴びた丸々としてぷりんとした向島のミカンを狩り、瀬戸内海を眺めながらその場で食べる幸せ。大満喫できました。

向島の平山農園さんは傾斜にありますが平地からすぐの場所でとても便利でした。向島には完全な平地でミカン狩りができる施設もあるそうですよ。

しまなみ海道,生口島 地獄体験ができる耕三寺

しまなみ海道の生口橋を渡って生口島に着きました。ここで行ってみたかったのが耕三寺です。

耕三寺は大阪の元実業家耕三寺耕三が母への思いを込めて、しまなみ海道の生口島に建立した寺院だそうで、下段・中段・上段と分かれた境内に平等院鳳凰堂や日光東照宮の陽明門など有名日本建築を参考にしたお堂や宝殿が建っています。

参考にした・・・といってもレベルが違う!本物並みの豪華さで国の有形文化財になっているものもいくつもあるので1つ1つかなりの見ごたえがあります。

最初の計画では、「お寺だから1時間もあれば十分だよね」というのが家族一致の意見でしたが、実際には耕三寺は半日いても飽きないお寺でした。

生口島の耕三寺の入口ではスタンプラリーも配られていて、お寺全体を飽きることなく楽しむことができます。私が1番おススメしたいのが洞窟の中に作られた地獄めぐりです。子供たちは恐怖で入るまでにかなり時間がかかりました。中に入るとまずは閻魔大王がいます。

ここから様々な地獄の苦しみが壁面に描かれています。洞内はくねくねしていて先が分からず、恐怖におののく子供たちに手を取られて写真が全く撮れませんでした。

そんな地獄めぐりから地上に出ると15mもある救世観音大尊像が現れます。観音様をみたとたん「いい子にするので地獄に行きませんように」と祈る子供たち。実は子供と同じくらい怖かった私も密かに観音様に祈ってしまいました。

耕三寺
広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2

その後は上段からさらにエレベーターに乗って未来心の丘に行きました。「ここはイタリアかしら?目の前の海は地中海?」と勘違いしてしまうような白い空間。

それもそのはず、ここで使われている石は全てイタリアカッラーラで採掘して運んできているそうです。未来心の丘は青い海とキレイな瀬戸内海が見渡せる絶景スポットです。

未来心の丘にはとてもオシャレなカフェも併設されています。しばらくボーッと座り景色を堪能しました。

耕三寺を出てすぐ左手に商店街があります。地元の人と観光客が半々くらいの商店街で瀬戸内海の乾物やコロッケ店などが軒を並べる昔懐かしい感じの商店街です。お店の人は皆優しくおしゃべり上手。おまけもつけてもらいながら今日の夕飯食材を買い求めました。

しまなみ海道,大島の亀老山で満天の星空を堪能

耕三寺でたっぷり遊んだため、すっかり日も暮れあたりは真っ暗になりました。しまなみ海道で四国へ渡るまでの最後の島「大島」。ここでの目的は亀老山で星空を見る事です。

何十年も前に1度ここへ来たことがあり、空の形を実感できるほどの多くの星に大感激したのを忘れられず、今回も大島の亀老山をルートに入れてみました。

亀老山の山頂の駐車場にキャンピングカーを止め、そこから展望できる場所に移動すると、それはそれはあの時の大感動と変わらぬ満点の星空が!流れ星も何度も肉眼で確認できます。この感動をカメラに収めようとしましたが、専用のカメラでないと難しいようです。ぜひ実際に亀老山の星空を見に行ってみてください。

亀老山の山頂の展望場所には公衆トイレがあります。大自然を体感できる場所はお手洗いがないこともよくあるのでこれは嬉しいですね。星が良く見えるように電気は点いておらず使用中のみ明るくなるようになっています。

星を堪能した後は今日の車中泊場所へキャンピングカーで移動。しまなみ海道 大島の「道の駅よしうみいきいき館」に到着。

私たちのほかにもキャンパーさんが何台もキャンピングカーで訪れていました。道の駅の場合、車中泊禁止エリアが設けられた場所や車中泊自体を禁止しているところもあるので、ちゃんと確認してくださいね。

今回は歩き疲れていたので皆すぐに就寝しました。

まだまだ堪能 しまなみ海道,大島!

キラキラした日差しが差し込み目が覚めてキャンピングカーから外に出ると、晴天の気持ちの良い朝です

大島は星空以外にも楽しみにしていることがありました。
それはキャンピングカーで車中泊していた「道の駅よしうみいきいき館」の海鮮七輪バーベキュー!

このように「道の駅よしうみいきいき館」の海鮮七輪バーベキューでは、新鮮な魚介はもちろんカニグラタンなど子供がよろこぶメニューも並んでいます。

好きな食材を選んでお会計をしたら、七輪で焼いてバーベキューです。足りなくなったら何度でも1品から買い足しに行けます。「道の駅よしうみいきいき館」の海鮮七輪バーベキューは大人気で多くの人でにぎわっていました。昼時には座る場所がなくなるのでオープン前に行くのをおススメします。

重点道の駅 よしうみいきいき館

愛媛県今治市吉海町名4520-2

しまなみ海道 大島は愛媛に渡る前の最後の島。一度愛媛に渡りすぐに広島へ向かうしまなみ海道に乗りました。愛媛も堪能したかったのですが、今回はしまなみ海道の旅。まだ行っていない伯方島を目指して再度キャンピングカーでドライブです。

しまなみ海道,伯方島はやっぱり塩

次の島はしまなみ海道 伯方島です。あの有名な塩のCMでご存知の方も多いのではないかと思います。

実際に伯方島は塩産業でなりたっているようで、伯方島には大きな塩の山がありました。

伯方の塩は何といっても角のないからさが特徴。どんな料理とも合うさっぱりとした塩味にほのかに甘みを感じます。伯方島に来たからには思いっきり塩を堪能してみようと塩アイスと伯方の塩ラーメンを食べに行きました。

まずは伯方島「道の駅伯方S・Cパーク」で伯方の塩アイスを食べる事にしました。少し固めのカップアイスとソフトクリームの2つを買いました。どちらもアイスの甘みとマッチして美味しい!カップアイスはさっぱりしていて夏やゆっくり食べたい人に良い感じです。

ソフトクリームはミルク味の中にさっぱりした塩の風味が効いていて冬やぱくっと食べたい人に良い感じでした。

その後に訪れたのが伯方の塩ラーメンで有名な「さんわ」です。「さんわ」の店内には有名人のサインも並んでいました。

もちろん注文は塩ラーメンです。「さんわ」の塩ラーメンはとてもキレイな透き通ったスープに細麺。具材はうずら卵や海苔・細切り昆布にかまぼこ・チャーシューと主役を邪魔しない具材は昭和時代の懐かしさを感じる見た目です。

スープを飲んでみると、塩!塩!と主張せず、名脇役として引き立っている感じでした。「さんわ」の塩ラーメンは瀬戸内海の旨みが詰まったような味でとても美味しかったです。大満足でした。

伯方の塩ラーメン さんわ

愛媛県 今治市 伯方町木浦 甲1650-1

他にも伯方島には塩工場もあります。次は立ち寄りたいです。

## しまなみ海道キャンピングカーの旅を振り返って

朝からバーベキューにアイス・ラーメンとたくさん食べ心もお腹も満足。最後は橋や瀬戸内海を堪能しながらのドライブで1泊2日のキャンピングカー旅行も終了です。同じルートで何度でも行きたいくらい良いキャンピングカー旅行となりました。

今回は日ごろあまり立ち寄らない島にスポットをあてて旅をしてみました。島にはのんびりとした時間が流れ、人も優しく、食べ物がどれも美味しい!一気に島の大ファンになりました。

宿泊施設がない島もあるかもしれませんがキャンピングカーがあれば大丈夫!日本は無数に島があるので、相棒のマンボウイブとこれからもたくさんの島を訪れたいと思います。