クロアチア 人気観光スポット7.聖マルコ教会
「聖マルコ教会」はクロアチアの首都ザグレブの旧市街グラデツにあるカトリック教会です。
もともと13世紀にロマネスク様式で建てられ、14世紀には礼拝堂とアーチがゴシック様式で、19世紀末にヘルマン・ボレによりネオ・ゴシック様式に改築されました。
屋根にはクロアチア王国、ダルマチア地方、スラヴォニア地方を表す紋章とグラデッツの紋章がタイルで描かれています。教会の中には13世紀建築当時のロマネスク様式の太い柱がそのまま残されています。
また中には、ザグレブのアカデミー院長だったクロアチア生れの彫刻家イヴァン・メシュトロヴィッチが手掛けたキリストの磔刑像や銀の十字架、農民の姿をした聖母マリア像などが祀られています。
クロアチア 人気観光スポット8.聖母被昇天大聖堂
「聖母被昇天大聖堂(ザグレブ大聖堂)」は、クロアチアの首都ザグレブにあるカトリック教会です。大聖堂入り口の左右の2つの塔は高さ105mあり、クロアチアで最も高い建造物です。
「聖母被昇天大聖堂」の建設は1094年に始まり、タタール民族の侵入の際に破壊され、13世紀末にゴシック様式で再建されました。その後1880年の大火で被害を受けて、現在のネオゴシック様式に建て替えられました。
「聖母被昇天大聖堂」の中の高い壁一面には「グラゴール文字」と呼ばれる“スラブ語圏最古”とされる文字が書かれています。「グラゴール文字」は、現在ロシア語などで使用されているキリル文字の原型になったとされる文字です。
また、大聖堂内に飾られているクロアチアの有名な彫刻家イヴァン・メシュトロヴィッチによるステピナッツ大司教とイエス・キリストを描いたレリーフも見どころのひとつです。
クロアチア 人気観光スポット9.ディオクレティアヌス宮殿
「ディオクレティアヌス宮殿」は、スプリトにある宮殿で、3世紀末から4世紀にかけて古代ローマのディオクレティアヌス帝が自分が余生を暮らす場所として建てたものです。
宮殿は南北215m、東西180mの広さで、厚さ2m、高さ20m以上の強固な城壁で囲まれ、城壁にある4つの門から宮殿に入れるようになっていました。宮殿には、皇帝の居室や霊廟、3つの神殿などが造られています。
7世紀になるとスラブ人の侵攻でサロナを追われた人たちが「ディオクレティアヌス宮殿」で生活するようになり、宮殿の上に家などが建てられ、今のスプリトの基礎となっています。
現在は首都ザグレブに次ぐ第2の都市となり、宮殿内には今も600人もの人たちが暮らしています。
- Expedia(エクスペディア)はホテル+航空券の同時予約も便利!
- Hotels.com(ホテルズドットコム)は会員だけのお得な割引も!
クロアチア 人気観光スポット10. フヴァル城塞
クロアチアの人気観光スポット、最後にご紹介するのは「フヴァル城塞」です。
「フヴァル城塞」は、スペイン砦とも呼ばれ、ダルマチア地方のアドリア海に浮かぶフヴァル島のフヴァルの町にある城塞です。
「フヴァル城塞」は、6世紀に東ローマ帝国が城塞を築いた場所で、現在の城塞は1282年に建設が始まったものです。
その後、オスマントルコからの攻撃から守るため中世15世紀にはヴェネツィア人が、19世紀にはハンガリー帝国が砦を強化しました。
山の上に築かれた「フヴァル城塞」の頂上からは、フヴァルの街並みやフヴァル港を一望することができます。城塞の中には絶景を眺めながら休憩できるカフェや、遺跡を展示しているスペースもあります。
アドリア海の真珠といわれる美しい景色
いかがでしたか。今回は、ジブリ映画の 「魔女の宅急便」や「紅の豚」の舞台にもなった美しい街並みや世界遺産が魅力的なクロアチアから人気の観光スポットやおすすめスポットをご紹介しました。
ジブリファンの人は、ぜひその美しい町並みを見に訪れてみてくださいね。