相乗りサイトを利用して5ユーロでスイスのマルティ二へ
私は、先日相乗りサイトを利用して5ユーロでスイスのマルティ二まで行きました。予約後、車を出してくれる方にメッセージを送ったら、住んでいる建物の前まで迎えに来てくださいました。
そして、彼にマルティ二のどこで降りたいのか言ったら、その場所まで送ってくれました。最初は、高速道路の出口辺りで降ろしてもらう予定でしたが、相乗りを利用する方は気さくな方が多く、話が弾むと行きたい場所までまるでタクシーのように送ってくださる方も多いです。
しかも、車を出してくれる方は比較的高学歴の方が多く、大学教授だったり、医者、映画監督などにも出逢いのチャンスがありました。今回のスイス人の彼は、世界を股にかけて仕事をされている方でした。
本来なら高速道路を利用しますが、私の仕事を説明したら写真を撮れるようにと一般道を走り、景色の良いところで車を止めてくれるサービスまで。
シャモニーからは、断然右側の車窓がいくつもの大氷河の荒々しい姿を満喫することが可能です。一般道を通ったので1時間40分程でマルティ二に到着。
スイスのマルティ二って、どんな町?
マルティ二は、スイス側のモンブラン・エキスプレスの起点になる駅がある街です。シャモニーとツェルマットを周遊する方は、マルティ二で電車を乗り換えます。
また、イタリアのアオスタに抜ける大迫力のグランサンベルナード峠越えの起点にもなる街です。
フィギュアスケートの貴公子、ステファン・ランビエールの生まれ故郷でもあり、彼はこの地でお姉さんの真似をしてフィギュアスケートを始めました。
毎年夏には、マルティ二の近くのスキー場のある町のスケート場で、彼主催の夏合宿も行われ、野辺山合宿を勝ち抜いた日本ジュニアも、彼の合宿に参加することもあります。
もちろん、皆さんのお子さんも2回転以上のジャンプができれば参加可能です。
フランスでは、ステファンのライバル、4回転ジャンプの功労者、ブライアン・ジュベールも夏合宿を開催し、こちらはかなり他の夏合宿よりもお得な値段です。
しかも、電話での問い合わせは彼と同じ苗字の女性。電話で話したときに、凄くしっかりした女性で丁寧に説明してくださいました。
3つのクラスがあり、初級と2回転ジャンプ以上が飛べる中級クラス・3回転ジャンプが飛べる上級クラスがあります。
マルティ二は、杏の産地でもあり、マルティ二産の杏は大粒で甘みも強く、ジャムなどにも大人気。スーパーで、生の杏を購入してぜひ試してみてください。
それでは、マルティ二の町観光をバーチャル体験してみてください。
高台にそびえるバティアス城(Chateau de la Batiaz)
スイス マルティ二の小高い丘の上にそびえる、1260年から1268年にかけて建設されたバティアス城(Chateau de la Batiaz)。
私は、写真の木組みの大変美しい橋の手前で降ろしていただきました。
橋を渡り、狭い路地を進んでいくと数分で右側にまるでうろこのような形をした家が一軒。
更に、進んでいくと端から徒歩3分くらいで左側にお城に登る坂道があります。ブドウの段々畑の中を登ること約10分から15分。
バティアス城の入り口に到着。門をくぐると、お城で使われていた道具が数台。
更に、お弁当を持参して食べれる休憩スぺースが設けられています。
塔は無料で見学が可能です。入り口を入ると、酒瓶をもって横たわった骸骨が一体。狭く急な階段を昇っていくと、塔の屋上に到着。
塔の屋上からは、360度マルティ二と周辺の山々の眺めを堪能することができます。
お城の部分は、レストランになっています。シェフは、地元の食材にこだわりぬき、旬な素材を使った料理を提供するので、メニュー表はありません。
毎日日替わりで、こだわりの本格派の料理を満喫することが可能です。
もちろん、ビールもワインも産地にこだわりぬいて、シェフが選び抜いた品々ばかり。夜は、度々イベントも開催し、地元の方は結婚式の披露宴にも利用しています。
大きな暖炉や、兜を身に着けたマネキン、蝋燭など中世の世界に迷い込んだような錯覚に陥る古城で優雅なひと時を満喫しませんか?
なお、レストランは広大なスぺースに暖炉が一つしかないので、夏のみの営業になります。