大人のアイルランド！ 一度は行きたい人気観光スポットやおすすめの名所、穴場10選！

アイルランド人気観光スポット7．トリニティ・カレッジ

「トリニティ・カレッジ」は、アイルランドの首都ダブリンにある大学で、アイルランド女王でもあったエリザベス1世により1592年に設立されたアイルランドで最も歴史のある国立大学です。

「トリニティ・カレッジ」は、420万冊の本を所蔵する図書館を持つことで有名で、その建物は1712年～1713年に建てられ、「世界でもっとも美しい大学図書館」と言われています。

図書館の2階は、長さ約65mの部屋になっていて、ここには20万冊の古い書籍が収められています。その1階には、アイルランドの国宝に指定される「世界でもっとも美しい本」と呼ばれる聖書の写本「ケルズの書」が展示されています。

ちなみに、映画「スターウォーズ・エピソード2」に登場するジェダイアーカイブは、ここを参考にしたそうです。

「キルメイナム刑務所」は、アイルランドの首都ダブリンの西にある刑務所で、現在は博物館となっています。

「キルメイナム刑務所」が作られたのは1796年。1924年に閉鎖されるまでに、ここにはイギリス支配に対する抵抗運動で活躍した多くの指導者が投獄された歴史があります。

特に有名なのはイースター蜂起の主導者16名のひとり「ジョゼフ・プランケット」で、処刑2時間前に刑務所内のチャペルで結婚式を挙げています。

刑務所内はガイドツアーで見学でき、独房やチャペルを見ながら当時の状況や施設の説明を聞くことができます。

現在は、映画の撮影現場としても使われ、1993 年製作の映画「父の祈りを」や、2008 年の「DATSUGOKU ～脱獄～」は、ここで撮影が行われました。

「モハーの断崖」は、アイルランドの西部クレア県に位置するハグス岬からドゥーランまで、約8kmにわたって続く断崖で、崖の高さは海面から低いところで120m、高いところでは214mもあります。

「モハーの断崖」は、アイルランドの中でも人気のスポットで年間100万人もの人が訪れています。また、その印象的な景観から1970年の映画「ライアンの娘」や1987年の「プリンセス・ブライド・ストーリー」などにも登場しています。

「モハーの断崖」のほぼ中間地点には、1835年にこの周辺の領主だったサー・コーネリアス・オブライアンが建てた石の塔があり、ここから良く晴れた日にはアラン諸島やコネマラ地方までを一望することができます。

アイルランドの人気観光スポット、最後にご紹介するのは「キルケニー城」です。

「キルケニー城」は、アイルランドの首都ダブリンから南方向のにある街「キルケニー」にある12世紀に建てられたノルマンの石の城です。

その後は、1967年まで6代オーモンド侯アーサーまで、アングロアイシッリュ系の地主バトラー家の居城として使われました。

19世紀に建て増し改築され、現在の姿となり1969年からは国の文化財として管理されていて、入場料８ユーロ（大人）で城内の見学が可能で、バトラー家が残した装飾品や調度品、肖像画などを見ることができます。

また城内では、アートギャラリーを始め様々な文化イベントが催されています。

キルケニーは、ダブリンから車で約1時間30分。鉄道で約2時間のところにあります。ここは大自然の海の影響を受けない内陸部にあり、ビール醸造の歴史で有名です。

町の中心にはキルケニー城があります。ペンブルック伯爵のために12世紀に建造され、17世紀と19世紀に改築されました。何世紀も「大理石の都市」と言われたキルケニーの石の城の圧倒的な姿は「絶景」そのものです。

キルケニー城は、英国やアイルランドの政治が混乱する中でどの体制に付くかの判断が一族の運命を決めてしまう時代を700年以上も生き延びてきたバトラー家の本家の城。

今残る15世紀の要塞と主に19世紀に建て増した部分、装飾品や調度品、肖像画などを見ながら、アングロアイシッリュ系の地主としてのバトラー家の栄枯盛衰がわかるガイドツアーでは、飢饉のときには減税や免除したという地主バトラー家とキルケニーとのつながりのエピソードも聞けます。

今回は、豊かな自然が魅力でエメラルドの島とも呼ばれるアイルランドから人気の観光スポットやおすすめスポットをご紹介しました。

アイルランドには自然だけでなく歴史を感じる古城などの観光名所もたくさんあります。またギネスビール発祥の地で、ビール好きならぜひ行ってみたい国ではないでしょうか。