京都世界文化遺産5.天龍寺
京都世界文化遺産巡り第2のコースは嵐山の「天龍寺」がスタートです。天龍寺は暦応2年(1339年)に、将軍足利尊氏が後醍醐天皇の霊を慰めるために建立されました。
臨済宗天龍寺派の大本山として壮大な規模と高い格式を誇り、その豊かな自然は紅葉や桜の名所として知られる観光スポットでもあります。
見どころは「曹現池庭園」。中央の曹現池を巡る池泉回遊式庭園です。さらに、嵐山や亀山を背景に取り込む借景式庭園でもあり、紅葉の風景は絶好の撮影スポットとして人気があります。
名所のひとつである庭園、「百花苑」から北門を抜けると嵯峨野の観光名所として大人気の「竹林の道」に通じます。
なお、京都駅から嵐山へはJR嵯峨野線で「嵯峨嵐山」駅が便利、所要時間は16分です。
天龍寺では、境内のみならず嵯峨野、嵐山の観光名所を巡るのもおすすめの楽しみ方です。
■詳細情報
京都府京都市右京区嵯峨天竜寺芒ノ馬場町68
京都世界文化遺産6.仁和寺
天龍寺からは嵐電嵐山線、帷子の辻で北野線に乗り換えます。「御室仁和寺」駅で下車、徒歩3分で「仁和寺」に到着、所要時間はトータル20分程度です。
仁和寺は「御室御所」とも呼ばれ、天皇家より門跡寺院の筆頭に位置づけられる格式高い寺院です。入口の「二王門」は左右に金剛力士像を安置し、京都三大門のひとつとされています。
桜の名所としても知られ、「御室桜」とも呼ばれる仁和寺の桜は遅咲きで樹高が低いのが特徴で、別名「お多福桜」ともされています(花・鼻が低いの意)。
国宝の「金堂」や桜に囲まれた「五重塔」など、仁和寺の見どころを巡る散策もおすすめの楽しみ方です。
■詳細情報
京都府京都市右京区御室大内33
京都世界文化遺産7.龍安寺
仁和寺から徒歩でも行ける京都世界文化遺産が「龍安寺」です。仁和寺からは「きぬかけの路」を歩いて10分くらいなので、気軽な散策で移動することができます。
龍安寺といえばTVのCMで一気にブレイクした「石庭」で知られる寺院です。最大の名所である石庭は枯山水の方丈石庭で、白砂に砂手熊を使って線引きをすることで、水の流れを表し、石は島に見立てられています。
石庭の前の縁側には海外の方を含めた観光客が大勢座って庭を眺めたり、カメラで撮影を行っている様子そのものが、今では龍安寺の名物になってしまいました。
敷地内にある「鏡容池」も、5~7月に見頃を迎える睡蓮で知られる見どころのひとつとして、それを眺めながらの散策もおすすめです。
石庭鑑賞後、出口に近づくと湯豆腐で有名な「西源院」があります。湯豆腐の食事を龍安寺訪問のコースに組み入れるのもおすすめです。
■詳細情報
京都市右京区龍安寺御陵下町13 龍安寺
- Expedia(エクスペディア)はホテル+航空券の同時予約も便利!
- Hotels.com(ホテルズドットコム)は会員だけのお得な割引も!
京都世界文化遺産8.金閣寺
平等院からスタートした、京都世界文化遺産巡りの最後は「金閣寺」です。龍安寺からは「きぬかけの路」を歩いて15~20分で金閣寺に到着します。
金閣寺は中心となる舎利殿を「金閣」、寺院全体を「金閣寺」と呼んでいます。北山文化の象徴とされる寺院で、正式名は「鹿苑寺(ろくおんじ)」です。
銀閣、飛雲閣(西本願寺)とともに「京の三閣」とされており、その豪華絢爛な外観は、京都観光に欠かせない名所といえるでしょう。
庭園「鏡湖池」は国の特別史跡・名勝に指定されており、鏡湖に映る金閣は「逆さ金閣」と呼ばれ、写真撮影の名所、インスタ映えのする人気スポットになっています。
■詳細情報
京都府京都市北区金閣寺町1
京都世界文化遺産巡りを楽しもう
いかがでしたか?京都の世界文化遺産を2つのコースに分けて、平等院から金閣寺までの8か所ご紹介しました。
この2つのコースは地下鉄東西線から嵐電に乗り換えて(太秦天神川~嵐電天神川)、連続して巡ることもできます。スケジュールに合わせてコースをアレンジしてみるのも、京都の世界文化遺産巡りの楽しみ方ですよ。