男女問わず、毎シーズンのようにワーク・マリン・ミリタリーが流行の根底にあるように感じることがあります。ということは、それぞれのテイストにあったワードローブを準備しておけば、いつでも対応できるという方程式が成り立ちます。
その時々のエポックなアイテムは必ず登場しますから、それだけ買い足せばOKという訳です。
その中で今回はミリタリージャケット。様々な種類がありますが、代表的なもの、さらに大人ならこれも、というセレクションです。
ミリタリージャケットと言えば、MA-1でしょう。
アメリカ軍における軍用品規格MIL Specに準拠したフライトジャケットの一種です。映画『トップガン』でトムクルーズが着て世界的な大流行になりました。
軍用という事から機能性が求められ、例えば狭い機内で機材や機器にひっかからないよう、ごくシンプルな外見になっています。
また、外側はセージ・グリーン(Sage Green )というくすんだ緑色になっていて、 内側はインディアン・オレンジというエマージェンシーカラーになっているのも理由があります。
脱出や軍用機が墜落した場合に、裏返せば救出部隊に発見されやすくなるからです。
アルファ・インダストリーズ]製のものが広く流通していますが、機能性は残しながら街でも着やすい改良されたものがあるとコーデの幅が増すのでおすすめです。
ALPHA / アルファ:MA-1 CORE SPEC:MA-1コアスペック
1950年代後半に誕生したALPHA社を代表するフライトジャケットMA-1。いわばオリジナルMA-1です。
本場のサイズ感を大切にしているため、日本企画のものと比べるとアームホール、袖丈、身幅などが大きく出来ています。そこも楽しみましょう。
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ALPHA / アルファ:BONDING MA-1 LIGHT
上段と同じ、ALPHA社の定番MA-1ですが 軽量のLIGHT仕様になっています。通常のMA-1は中綿が入っていますが、こちらはナシ。
アウターとしてはもちろん、シャツ感覚でも楽しめます。インナーも選ばず、シャツ、スウェット、Tシャツなど多様なコーデに対応してくれます。
軽いポリエステルを使い、タイトな作りになっているので初夏の装い、短パンに羽織るなど応用範囲が広いミリタリージャケットです。
■詳細情報
avirex/アヴィレックス/メンズ/MA-1 COMMERCIAL LOGO/MA-1
このモデルは60年代に採用された、オレンジ色のライニングとフラップ付きポケットを備えた標準的なMA-1ですが、メーカーはAvirexです。
軍用品のディティールをそのままに、コマーシャル(民間向け)モデルとして発売されています。背中にオリジナルの「AVIREX」のアップリケロゴを取り付けるなどタウンユースに向いた一着です。
着丈が短くできているので、スポーツカジュアルに最適です。ラインの入ったジャージパンツにスニーカーという王道、リブパンツという手もアリです。
■詳細情報
大人のミリタリーフィールドジャケットM-65
M-65は、MA-1同様人気の高いミリタリージャケット、分類するとフィールドジャケットに属します。MILSpecに準拠した野戦用の戦闘服なので、機能的で男らしいデザインが特徴です。
襟のつくりが特徴的です。デザイン的には立襟。フードが内蔵されているため襟の立ち上がりも安定しているあたりも機能美のひとつと言えます。
大容量のポケット。前面、胸とウエストの左右それぞれにフラップ付きのポケットが計4個用意されています。
ウェスト部分に内臓されたドローコードは、防寒のために備えられたディテールです。しかし好みのシルエットに変化させることでファッション性を高かめ、気ごちも左右してくれます。
他にも、袖口のフラップや、着脱可能な防寒向けのインナーを持つモデルもあります。着丈もあるので、MA-1とは違ったミリタリーコーデが楽しめます。
AVIREX/アヴィレックス/ BASIC M-65 JACKET/ ベーシック M-65 ジャケット
1965年にアメリカ軍への正式採用が決まったことから、M-65フィールドジャケットと呼ばれています。
オリジナルは、撥水性のあるコットン/ナイロン素材を使用いますが、このM-65はタウンユース対応、コットン100%です
さらに洗いをかけることでアタリ感をだしています。ややゆとりのあるレギュラーシルエット。インナーには厚手のニットやパーカーなどを着込んでも窮屈な感じはありません。
■詳細情報
MACKINTOSH PHILOSOPHY ナイロン麻ウェザークロス M-65フィールドジャケット
こちらは現代的にモダナイズしたM-65ですが、衿部分にはフードが内臓、袖口はマチ付きのカフス、袖のタックなど備えるべきディティールは忠実に再現しています。
ただし素材は現代のファブリックを使っていて、高密度に織り上げたナイロン麻素材を採用。麻のナチュラル感を活かしながら、ナイロンの軽量感とハリ感を持ち合わせています。
そのため、シルエットがきれいに出るのも嬉しいところです。素材感を生かし、コロニアル風に仕上げます。袖を大きくまくり上げ、麻素材のパンツは短パンでもOKでしょう。これまでにない解釈のコーデがおすすめです。
■詳細情報
WACKO MARIA M-65 フィールドコート ( TYPE-3 )
WACKO MARIAとうブランドは、ミリタリーやストリートに基軸を置いた提案が得意なブランドですから、得意中の得意といったことでしょう。
M-65 は約40年間にわたりアメリカ軍に納入されているのですが、マイナーチェンジされたなかから彼らの目にかなったのがタイプ3っだったようです。
その基本ディテールを忠実に再現しながら、WACKO MARIAらしい刻印を背中に刻みました。
さらに作り込みはしっかりとしているので、長く愛用できると思います。大人だからこそこうした攻めのあるデザインで遊びたいものです。
■詳細情報