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初心者のための蘭の育て方!-高級盆栽の世界-

ライフスタイル

盆栽の中でも特に高価で、育て方が難しいのが「蘭」です。蘭は高いブランド花でうん千万円。欲しい人は、いくら出しても買いたい。

蘭は育てるのが難しいだけでなく、気の遠くなるような根気が必要ですが、うまく育て、蘭の花を咲かせた時の喜びは格別です。

蘭は花が咲く季節で、春蘭、ギョッカラン、寒蘭等の種類に分類され、産地も中国、韓国、日本と様々、銘柄も沢山有り奥が深い世界です。

蘭の育て方

写真手前に写っている枯れた芽の状態で蘭を購入し、1年育てたものが、これ。蘭はまず芽を出させるのが難しい。この蘭は枯れた芽だけの状態で7,000円程でした。蘭の花を咲かせるには、3〜4年かかります。

寒蘭の緑宝(りょくほう)

寒蘭の緑宝(りょくほう)

下の写真はギョッカランという種類の錦旗(きんき) という名の蘭です。 苗から育てて、株分けを続け50年超
寒蘭が冬に花を咲かせるのに対し、ギョッカランは夏に花を咲かせる蘭です。錦旗は昔、希少で値段が高騰し、育てればビルが建つとも言われた程高価な蘭。

皐月(さつき)や松などの盆栽は、育てた年月が勝負なのに対し、蘭は毎年どんな芽が出て育つかが勝負。蘭の花が咲くには、3〜4年ほどかかります。

蘭は希少なものが多いですが、こちらの春に花を咲かせる春蘭「大虹」も超貴重な種類。寒蘭と違い、香りはあまり有りません。原産は長野県浅間山です。

蘭の花のイメージはこんな感じです。とても風格、品格のある、赤縞花の蘭です。

万年青(おもと)、觀音竹(かんのんちく)

日本で古来から縁起の良い植物として育てられてきた万年竹も、蘭と並んで愛好家の多い植物です。蘭ほどではありませんが、中には目の飛び出るような値段がつくものもあります。特に、縞模様の入った種類のものが珍重されています。

万年青の千代田の松 (ちよだのまつ) 約40年前に小さな苗で購入し、株分けして増やしたもの。写真は株分け後5年ほど。増やすのも万年青の楽しみの一つ。親株から、既に40鉢ぐらいに増えています。

万年青と並んで、ディープな愛好者が多い観音竹。こちらも縞入りが珍重され、株分けで増やすのが大きな楽しみ。

観音竹の南山錦 (なんざんにしき) 親木を苗から育て40年。そこから株分けし10年超経ったもの。縞が鮮やか。

初心者のための蘭の育て方 まとめ

昔から愛好家の多い蘭、万年竹、観音竹ですが、最近の盆栽ブームで、またジワジワと蘭マニアが増えているようです。育てるのに手間と時間のかかり育て方も難しい蘭の花ですが、大人の趣味として是非「蘭」にどっぷりとハマってみてください。