ジョンロブのおすすめの逸品4. CHAPEL
このモデルの構造は贅沢です。1枚の革から立体的に作られる1ピースモデルです。発表当時大きな話題になりました。
アッパーの縫い目は1箇所のみという究極の構造を作り出したのは、日本人パタンナーだそうです。なんとも誇らしい限りです。
構造上はスリッポンなのでカジュアルと思いきや、トゥをプレーンに仕上げ、バックルの位置を高めにすることでエレガントな印象が強く漂います。
ローファーでは軽すぎる、紐靴では堅い。気軽に履けて、キレイに収まる。守備範囲の広い頼りがいのある1足。
ジョンロブのおすすめの逸品5. LOPEZ
クラシックな顔つきのコインローファー。無駄を無くしたデザインなので年齢問わず利用いただけますが、年齢を重ねた大人にもこそ似合う1足です。グレイヘアとの相性がとてもよさそうです。
プレステージラインに属しているので価格は張るのですが、よく履き込んだローファーと馴染んだデニムとのコーディネイトは大人ならではのカジュアルススタイルです。
惜しまず、しかし丁寧にそしてメンテナンスを施すことで長年の連れ合いになるでしょう。また息子が受け継いで使って欲しいと思う逸品です。
ジョンロブのおすすめの逸品6. ROMSEY
デザインソースは17世紀にまで遡るのだそうですが、その後アップデイトを重ね男くさいチャッカブーツに仕上がっています。
ブーツなので季節的には秋冬、コーデュロイや打ち込みの強いウールパンツなどとの相性がいいようです。
または短めのデニム(ブラックがおすすめ!)に合わせるのもあり。気分はスタイルカウンシル時代のポールウェラー。
ジョンロブのおすすめの逸品7. WILLIAM2 BOOTS
モデル名の通り、Williamのブーツタイプです。
ジョンロブと言えば、ダブルモンクのWillamを思い浮かべる人が多いようですが、その発展形としての位置づけが、このタイプ。
他のブランドのダブルモンクを手に入れるのもいいのですが、こうしたタイプをワードローブに入れておくとコーディネイトの幅が広がります。
ミリタリーパンツを使ったジャケパンスタイルにこのモデルを合わせれば、ドレス感もありながら堅苦しさを感じさせない、ひねりの効いたカジュアルな時間が楽しめます。
ジョンロブのおすすめの逸品8. LEVAH VELVETEEN
意外かも知れませんが、ジョンロブではこうしたスニーカーもあるのです。
スニーカーにありがちな目立つロゴもなく、だからこ履き心地と素材感の高さが求められます。シンプルというよりもノーマルというコンセプトを感じる仕上がりです。
高級靴で培った技術がスニーカー作りにも生かされていて、スポーツブランドとは違うは履き心地、アプローチを感じてください。
このスニーカーが似合うのは、良く日に焼けた肌かも知れません。ゴルフ場までの行き帰り、マリーナ近くのイタリアンでのランチのときなど、気の許せる友人や家族との時間を楽しくさせてくれる1足です。
チャールズパッチという精神(スピリッツ)。
ジョンロブは英国王室御用達ブランド、実際にチャールズ皇太子が着用する姿が報じられています。
ジョンロブの他にもエドワードグリーンやジョージクレバリー、カジュアルなシーンではトリッカーズと言った英国を代表するブランドを愛用されているようですが、ひび割れ箇所に『つぎ当て』をお見かけすることがあります。
これはチャールズパッチとも呼ばれ、モノを大切にするヨーロッパならではの精神の現れと言われています。
ジョンロブは高級靴ですが、抜群の履き心地なので登場回数も増えるのでしょう。痛む可能性も高まります。
イイものを長く、丁寧に愛用する。見習うというよりも、身に付けたい精神(スピリッツ)です。