京都の繁華街として知られる「四条河原町」。観光スポットも近く、昼食の場所として利用することも多いでしょう。
ここでは、四条河原町でランチを手軽に味わえるおすすめの店をいろいろなジャンルから選んでご紹介します。
どれもが京都ならではの特徴ある店なので、お好みの店をみつけて京都グルメを楽しんでください。
四条河原町のおすすめランチスポット1. 志る幸
「志る幸(しるこう)」はとても京都らしい店といえます。質素倹約を求められた平安時代に、訪問客はご飯を持ち寄り、主は汁物でもてなすという会食「汁講(しるこう)」をその由来とするからです。
志る幸の創業は昭和7年(1932年)、河原町駅から徒歩で3分ほどの場所にある京都らしい落ち着いた風情を感じさせる老舗です。
おすすめは「利久辨當」2,500円(税込)。扇型のかやくご飯に5品のおかず、そして自慢の味噌汁がセットになっています。
5品のおかずは時期によって変わり、旬の魚や野菜、肉や卵が使われた京都の「おばんさい」が提供されます。
味噌汁は白味噌、赤味噌、合わせ味噌、すまし汁から選べます。おすすめは白味噌、京都グルメならではの白味噌を味わってください。
基本の具は「豆腐」が入ってきますが、追加も可能です(品目は時期によって変わります)。このおすすめは「おとしいも」。山芋をすりおろしたもので、京都の白味噌と絶妙な組み合わせになります。
四条河原町で京都グルメらしいランチを食べたいなら、「志る幸」を強くおすすめします。
志る幸 (しるこう)
京都府京都市下京区西木屋町四条上ル真町100
四条河原町のおすすめランチスポット2. ひさご寿し
京都のランチにお寿司を食べるなら、四条河原町にある「ひさご寿し」をおすすめします。
創業は昭和24年(1949年)、翌25年からは河原町通に店を構えています。
開店以来、下ごしらえに時間をかける関西寿しをベースに、昔ながらの手法でひとつひとつの寿司を作っています。
ひさご寿しの名物は「名代ちらし寿し」1人前1,998円(税込)~。京都四条河原町のひさご寿しといえば「ちらし」といわれるほどの人気商品です。
厳選した米を炊き上げた寿司飯に、甘く炊いたしいたけに細かく刻んだ海苔を混ぜ、錦糸玉子を敷いた上に茹でた海老と自慢のタレ焼き穴子をのせています。
もちろん握り寿しや箱寿しも味自慢で、握りに箱寿しや巻物を盛り合せた「もりあわせ」(2,376円税込)は、ひさご寿し創業以来の定番メニューになっています。
ひさご寿しは、四条河原町で気軽に京都の寿司グルメを楽しめるお店です。
ひさご寿し 河原町本店
京都府京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町144
四条河原町のおすすめランチスポット3. まつもと
四条河原町でランチなら、「そば」はいかがでしょうか。サッと旨いそばを食べたい気分のときには一番のおすすめが「まつもと」です。
阪急河原町駅から徒歩3分、店内は味わいのある天然木のカウンター7席というシンプルな造りです。
まつもとのそばは、そば粉の産地にはとらわれず、その時のよいものを選んで使います。そばはつなぎを使わない「十割そば」。蕎麦グルメに人気です。
メニューもいたってシンプル。冷たいそばは、「もり」850円(税込)と「鴨汁そば」1,450円(税込)。温かいそばは「かけそば」850円(税込)、「鴨なんば」1,450円(税込)の4品のみです。
まつもとでは、蕎麦前(蕎麦の前に酒肴で一杯お酒を楽しむこと)と日本酒が充実していますので、ランチとともにディナータイムも京都グルメにおすすめの蕎麦店です。
まつもと
京都府京都市中京区中之町577
四条河原町のおすすめランチスポット4. かね正
四条河原町付近で「鰻ランチ」にするならば、「かね正」がおすすめ。阪急河原町駅からは四条大橋を渡って徒歩6~7分、京阪の祇園四条駅からは1~2分の場所にあります。
大和大路の路地奥、ひっそりと佇むので少し分かりにくいかもしれません。店内はカウンターにテーブルが2卓だけの小さな作りなので、予約がおすすめです。
かね正のおすすめは「きんし丼」2,400円(税込)。自慢のタレが混ぜられたご飯の上に丁寧に焼かれた鰻をのせて、さらにその上に錦糸卵をたっぷりのせた一品です。
鰻の旨みと香りをたっぷりの錦糸卵が包み込み、口の中で最高のバランスになります。
京都四条河原町では、ぜひ「かね正名物のきんし丼」で京都グルメを味わってください。
かね正 (かねしょう)
京都府京都市東山区大和大路通四条上ル2丁目常盤町155-2