大人に似合うおすすめのハイカットスニーカー6.adidas AW PUFF TRAINER
若いだけでなく、ファッション界では珍しい中国系アメリカ人という出自もあって注目されるアレキサンダー・ウオンがアディダスとのコラボレーションを発表して注目されています。
彼が提案したのはアディダスのリソースを生かせないかということでした。アディダスアーカイブをヒントに、彼ならでの解釈を加えモダンかつ思いがけない要素を落とし込んだコレクションが出来上がりました。
ニットを装着し靴下のような履き口を備えたこのスニーカーには、中わた入りのテキスタイルアッパーを用いています。柔らかさがあり、ストレスフリーなミッドソールは、歴代のアディダスシューズの要素を掛け合わせて生まれたマルチデザインと言えそうです。
コリンファレル同様、スニーカーのほかにもスポーツテイスト溢れるなウェアも用意されているのでセットでコーディネイトするとクールにきまります。
大人に似合うおすすめのハイカットスニーカー7.NEW BALANCE 996 ハイカットスニーカー
ニューバランスはランニングシューズのイメージが強いので、あまりハイカットモデルを見かける機会がありません。
シリーズは900番台、もっとも履きやすいシリーズだと評価する人もいるほどの名品ですが、ハイカットになると落ちついた大人の表情がうかがえます。
ニューバランスらしい細身のラストを採用していますが、窮屈な印象はありません。むしろ包み込まれる感触に心地よささえ感じるほどです。
ネロと名付けられ、素材の一部にスエードを採用することでよりクールな印象が残ります。ジャージパンツなどを加えたスポーツミックスで大人の余裕、大人の足元を引しめてください。
大人に似合うおすすめのハイカットスニーカー8.FILA 96 GL【GRANT HILL】
90年代ファッションの流行で最近目にする機会が増えたFILA。スニーカーに限らず、大きなロゴがプリントされたパーカーをドロップショルダーの大きさで着ると『かわいい』のだとか。
つい最近までは野暮ったいイメージこそあれ、すでに断捨離の対象として姿を消したFILAが復活の兆しです。
歴史は古く、1911年イタリア・ビエラで創立されたスポーツウェアブランドでヨーロッパのスポーツシーンをサポートしてきた老舗です。
90年代にNBAのデトロイト・ピストンズなどに所属していた【Grant Hill(グラント・ヒル)】のシグネチャーモデルとして、人気を博したモデルです。
誕生から20年が経過しますが、色あせない新鮮さを感じさせるデザインだと納得しています。ボリュームのあるシルエットが最近の流行とのバランスを保ってくれます。
ストリートファッションが加速する。
ビジネスシーンも含め、生活様式のカジュアル化が進んでいるように感じています。ということはスポーツや音楽の要素を含んだストリートテイストのスタイルが増えていくということ。
それは、アッパーはクラシックなデザインの靴なのですが、ラバーソールを採用することで『走れるビジネスシューズ』が評判になり、ジャージ素材のセットアップスーツで出勤することが普通という例が示しています。
場をわきまえればスニーカーでオフィスに向かうという姿が普通になる日も近いかも知れません。
ただ履きやすい、着やすい、楽だという観点でスポーツアイテムを選ぶのではなく、ファッションとして、モチベーションを保つギアとして捉えてみると着こなしに幅が生まれます。
スニーカーも日頃から慣れること。馴染むには時間も必要です。