冬ならでは。ジャケットを素材で選ぶ。
ネイビージャケットを中心としたコーディネートを紹介していましたが、寒い時期ならではの素材を選ぶと、より季節感を楽しむことができます。
ツイードやコーデュロイなど、起毛した素材は暖かさがあり、織り柄などの意匠が可愛いという女子の声も確認済みです。パンツの選び方はこれまでを参考にしてください。注意するポイントは素材の親和感だけです。
ガンクラブチェックが新鮮です。
ガンクラブ・チェックとは、二色以上を使った格子の柄模様のことです。イギリス伝統の文様で狩猟クラブで着用されたことからが由来です。ハンティングジャケットに利用される暖かさを感じるパターンです。
雪の日でも、この上にバブアーを羽織ってラバーブーツを履けば、なんの問題もなし。陽ざしがある日ならアウター代わりでも活躍してくれます。
コーデュロイジャケットはストレッチ入が便利です。
本来は綿100%が望ましく、こなれてきた感じを楽しみたいコーデュロイジャケットですがビジネスの場では、好ましくないかも知れません。
ストレッチ入りであれば、きわめて快適、ごわつきもありません。画像のようなテイストのデザインでも、まじめなパンツを持ってくれば印象は〇です。
グレンチェックで、ジェントルマンが出来上がる
最後はこちらの提案でシメです。グレンチェックの上品さはジャケットでこそ生きると思っています。スーツでは少しクドい感じがしませんか。主張のある柄なのでジャケットぐらいの分量がギリではないかと思います。
とても上品な柄なので、余計な遊びはなし。鉄板コーデが気持ち良い調和を生み出します。パンツは黒がイイでしょう、もしくは濃いチャコール。無地のシャツを選び、靴はダブルモンクストラップで凛々しく。イメージはボンド、ジェームズ・ボンドです。
ジャケパンコーデのルールとして、不快感を与えない、清潔感を保つ、上下素材の親和感。そして、過ぎない遊びといったところでしょうか。