北イタリアの穴場を週末弾丸旅行。週末だけで、公共の交通機関を使い何都市訪れることができるかを検証してみました。
一部、相乗りサイトも利用しています。個人でイタリアを旅したい方にも役立つ情報満載です。
シャモニーからミラノへ相乗りで移動
金曜の夜仕事が終わった後、職場に迎えに来ていただき、相乗りでまずはミラノへ。
シャモニーからミラノまでは相乗りで16ユーロから20ユーロが相場。所要時間約3時間30分。
もちろん、バスでの移動も可能です。FLIXBUSだと、15,99ユーロ~と他のバス会社の半額位で、所要約4時間。ただし、便が毎日あるわけではないので、事前に確認しましょう。
ミラノ郊外におろしていただき、地下鉄でドゥオモへ。
ドゥオモを見ながら食事をした後、近くの本屋で本を物色し、地下鉄でバスターミナルへ。
ミラノ~ヴェネツィアへ深夜バスで移動
ミラノを深夜に出発し、明け方着いたのは大好きなヴェネツィア。
ミラノ23:50発の便でヴェネツィアには、04:50着。料金、17,99ユーロ。出発時間帯、買うタイミングにより、7,99ユーロ~と大変お得です。
この路線は、1日に何本も出ていて、ものによっては3時間未満で着くものもあります。
バスターミナルに着いたら、ちょうど朝焼けが始まっていました。急いで、ヴェネツィア本島に移動します。ローマ広場までは徒歩約15分程。昼間だったら、バスターミナルからモノレールに乗って、ローマ広場までアクセスすることが可能です。
サンタ・ルチア駅に行き、駅を背に左側に伸びる大通りを進みます。この通りには、比較的お手頃なイタリアンブランドのお店が連なり、ショッピングにもおすすめです。
こちらのブランドは、女性へのプレゼントを選ぶのにおすすめの一軒。と言っても奥様用か恋人用におすすめの品が見つかります。
イタリア全土にチェーン店があり、各都市とも観光名所に近い場所、メインストリートに店を構えているので、わざわざお店を探さなくても見つかると思います。
通りには、仮面専門店も多く、写真好きの方は夜訪れるのをおすすめします。
空を見ながら、朝焼けスポットを探して移動しました。
リアルト橋のたもとから運河沿いに歩き見える朝焼けです。
朝焼けの瞬間。しかし、ヴェネツィア本土を移動すればまだまだ朝焼けの瞬間を拝める場所はたくさんあります。
次なる朝焼けスポットを求めて、サンマルコ広場に移動します。
ヴェネツィアには、アーティストの絵画やインテリアなどが買えるお店もたくさんあり、街全体が無料の博物館。この個性的すぎる椅子は、いったいどんな家に買われていくのでしょうか?
サンマルコ広場の夜明け。
アカデミア橋を渡り、左折せずにまっすぐ歩いてジューデッカ運河に出ました。運河沿いの道を、左折して歩いていきます。このコース、大切な人とロマンチックなひと時を過ごしたい時におすすめです。
明け方天気の良い日に見える、まるでダイヤモンドをちりばめたようにゆらゆらと水面に輝くお気に入りの光景。ヴェネツィアに来るときは、毎回朝食を持参してこの風景を見ながら、朝食を頂きます。
しかし、現在ヴェネツィアの市長が、指定外の場所で座った者に最大500ユーロ(約6万6000円)の罰金を科す案を議会に提出しました。議会がどう採択するかは分かりませんが、気を付けた方がよさそうです。
島の先端まで来たら、今度はまわり込み、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会へ。ヴェネツィアで行われるお祭りの開会式などを開かれる会場になることもあります。
更にベギー・グッテンハイム美術館近くのトラゲットを目指しますが、まだ朝早いので営業していませんでした。
一人旅でゴンドラに乗るのは抵抗がある方は、たった数分で対岸に着く、相乗りのトラゲットがおすすめです。ワンコインで、インスタ映えする写真が撮れちゃいます。
ベギー・グッテンハイム美術館周辺からアカデミア橋周辺にもアーティスとの作品を売るアトリエなどがいっぱいあるので、朝営業前に見て歩くのも楽しい通りです。
100円ショップにも組み立て式の恐竜などのグッズがありますが、ここのは本格的で工作好きの男性には、自分用に欲しいものが見つかるかも?
他にも教会や大聖堂を幾つもまわり、お買い物も済ませたら、ランチタイム。駅近くのトラットリアであわてて食事を済ませ、バスターミナルまで走りました。
格安バス移動のメリット
ヴェネツィアのバスターミナル13:15発フィレンツェ郊外17:05着の便で、13,99ユーロ。こちらの路線も1日に何本もあり、時間帯によっては8,99ユーロ~。(記事執筆時点)
FLIXBUSは、北イタリアはかなり路線も充実し、バスの本数も多いので移動代を抑えたい人にはおすすめです。
また、バスのチケットを購入する際は自分の氏名や住所、電話番号などを登録しないと買えません。
ネットで購入した場合も、バスに乗車する際にチケットとパスポートの提示を求められるので、不正を働くのは難しく、さらに国境越えする場合は格安バスを中心に入国審査が再開されました。テロリストの移動、難民の流出を抑えるためです。
一方で鉄道のチケットは、氏名など予約が必要な電車でない限り登録せずに切符を購入することは可能です。その分、格安バスでの移動の方が安心感が生まれるのではと思います。
前回、ミラノ~ヴェネツィア間を電車で移動した際は、車掌さんが回ってきたときに、周囲の方々が無賃乗車をしていたみたいで、そわそわしはじめ、車掌さんが来る前に慌てて電車を降りたり、違う車両に移っていました。
世界遺産の宝庫フィレンツェ
フィレンツェから他の都市に移動する場合は、鉄道駅の後ろ徒歩10分程のバスターミナルからバスに乗車するのですが、降ろされた場所はフィレンツェ郊外。路面電車で鉄道駅まで移動しました。
バスターミナルから一つ目の駅には、オシャレなお洋服のセレクトショップが並ぶので、お買い物をしたい方はここで一旦下車するのもおすすめです。
フィレンツェには夕方到着したので、主要な美術館、教会はまたも閉まった後でした。しかし、世界遺産の宝庫フィレンツェでは街全体が無料の博物館。
鉄道駅からドゥオモに行く途中にある、お気に入りのヴィンテージショップ。
ヴィンテージ物のスポーツウェアが充実してお店。特に、マウンテンバイク用のウェア、サッカー関係のウェアも豊富に揃います。
更には、グッチやバーバリーなどの高級ブランドのバックやお洋服も扱っており、日本では買えないモデルのウェアも多々あり比較的手ごろなお値段で手に入ります。
荷物が増えたら、ここで70年代のスポーツバックを買うのもおすすめです。
花の聖母教会と呼ばれる、ドゥオーモの周りを一周し、綺麗な夕暮れ時が堪能できるスポットに移動していきます。
川沿いの堤防ではクラシックカーが一堂に介し、その隣でパーティーが催されていました。