今や海外での評価も高まる「日本酒」ですが、ウイスキーなどの洋酒に比べて料理を食べながら楽しむことの多いお酒です。特に海に囲まれた日本ならではの海産物との相性は、他のお酒とは比較になりません。
ここでは、日本酒に合うおつまみを日本全国から選んでみました。海産物に留まらず、チーズやお菓子までジャンルを広げてみました。どれもが日本酒のおつまみにおすすめの、贅沢な逸品ぞろいです。
日本酒のおつまみ おすすめ1.若狭小浜 丸海「甘鯛千枚」
日本酒に合うおつまみ、最初におすすめするのは「若狭小浜 丸海」の「甘鯛(ぐじ)千枚」です。
北陸の名産品として知られる「小鯛ささ漬」を販売する「若狭小浜 丸海」、その隠れた逸品が「甘鯛(ぐじ)千枚」です。
国産の甘鯛でも選別された「若狭ぐじ」のみを使い、千枚漬けの技法によるかぶらの甘酢漬けで包み込んでいます。その品質は、2013年の観光庁主催のフォーラムで、全747品の中から9品だけの「究極のお土産」に選定されたほどのものです。
甘鯛ならではの甘味と旨みに、千枚漬けの上品な味と風味が見事なバランスで重なります。まさに日本酒にはうってつけのおつまみといえるでしょう。
オンラインショップでは、人気の「小鯛のささ漬」も購入することができます。日本酒を飲みながら、「甘鯛千枚」との食べ比べもおすすめです。
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日本酒のおつまみ おすすめ2.田村長「鯖へしこ漬」
日本酒に合うおつまみ、次におすすめするのは「田村長」の「鯖へしこ漬け」です。
若狭小浜といえば、外せない一品が「へしこ」です。へしことは、鯖などの魚を塩漬けした後に糠漬けした郷土料理で、越冬の保存食としての生活の知恵が生んだ美味といえます。
田村長は文政6年(1823年)創業、200年に及ばんとする歴史を誇る老舗。その老舗、自慢の珍味中の珍味が「へしこ漬け」です。
田村長のへしこ漬けは、じっくりと糠に漬け込んでいますが、その鮮度は高く「刺身」で食べられます。へしこを水洗いして薄皮をはぎ、薄く切って酢醤油でいただきます。魚の旨みが凝縮されて日本酒のおつまみに最適です。
焼いたへしこも、日本酒のおつまみはもちろん、ご飯のおかずによく合います。特にお茶漬けでの食べ方がおすすめです。
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日本酒のおつまみ おすすめ3.おいしい店ドットコム「生くちこ」
日本酒に合うおつまみ、次のおすすめは「生くちこ」です。「くちこ」とは「ナマコの卵巣」のことです。くちこといえば、一般的には三味線の「ばち」に似た形のものが知られますが、これは「ばちこ」といって、卵巣を干したものです。
もちろん、ばちこも珍味としておすすめですが、今回はさらに貴重な「生くちこ」を紹介します。もともと小さなナマコの卵巣なので、産卵期の1~3月にしか採ることができません。
さらに卵巣自体が数匹に一匹しか入らない貴重なものなので、ほとんどは干して「ばちこ」として出荷されます。なお、ナマコの内臓の塩辛として知られる「このわた」は腸を使った塩辛です。
そんな貴重なくちこを生のまま、少量の塩だけで味付けしたものが、おいしい店ドットコムの「生くちこ」です。口に含めば例えようのない旨みが広がり、日本酒と最高の相性をみせてくれます。
おいしい店ドットコム「生くちこ」(4,725円税込・送料別))。オンラインショップでは「干くちこ(ばちこ)」や「のどぐろ一夜干し」なども販売されているので、ぜひ覗いてみてください。
日本酒のおつまみ おすすめ4.初味本店「越前 蟹乃醤」
日本酒に合うおつまみには、魚とともによく合うものとして「蟹」を忘れることはできません。ここでは、その蟹を独自の手法で調理したおすすめの一品を紹介します。
福井市に店を構える「初味本店」が製造販売する「越前 蟹乃醤(かにのしょう)」です。地元産のズワイガニの雌である「セイコ蟹」を、生きたまま秘伝のタレにより沖漬けにしています。
セイコ蟹の「内子」と「外子」、そして「蟹身」という3種類の食感と味が楽しめるのが特徴で、、その旨みはズワイガニでも味わえない独特のものです。
もちろん、日本酒にはピッタリの相性で、盃が重なることは間違いないでしょう。
日本酒のおつまみ おすすめ5.礼文島船泊漁業協同組合「宝うに缶詰」
日本酒に合うおつまみ、次のおすすめは北海道から。北海道最北端の島、礼文島の「エゾバフンウニ」を贅沢に使った、「宝うに缶詰」です。
礼文島は近くの利尻島とともに、南北海流の合流する国内有数の漁場です。そして最高級として知られる「利尻昆布」の生息地でもあります。そこで獲れる「ウニ」は日本でもトップクラスの品質を誇ります。
礼文島船泊漁業協同組合では、礼文島自慢のウニをいつでも食べることができるように「缶詰」にしました。ウニの種類は「キタムラサキウニ」もありますが、日本酒に合うおつまみとしておすすめは「エゾバフンウニ」です。
缶を開けるとオレンジ色に輝くエゾバフンウニが現れます。そこにはウニの旨みと海の香りがギュッと凝縮されています。厳選した塩の味付けが旨みを引き立て、日本酒とはえも言われぬマッチングをみせてくれます。
礼文島船泊漁業協同組合「宝うに缶詰(エゾバフンウニ)」(3,900円税込・送料別)