北海道の中でも特に人気の観光地である「美瑛」は、夏の観光シーズンだけでなく年間を通じて国内外からたくさんの観光客が訪れます。
今回は、「白金青い池」などの美瑛で人気の観光スポットや、おすすめのレストランやカフェ、温泉宿を10か所厳選してご紹介します。
美瑛の大人も楽しめる観光スポット 白金青い池
美瑛での観光で、1番人気のスポットが「白金青い池」です。元々は、十勝岳の噴火による火山泥流災害を防ぐために作られた堰堤のひとつに水が溜まった人工池ですが、その水面が青く見えることから話題となり「白金青い池」と呼ばれるようになり、青い水面に映る立ち枯れしたカラマツが幻想的な雰囲気で、来る人の心を魅了しています。
「白金青い池」まではＪＲ美瑛駅より車で約20分ほど、周辺には駐車場が整備され普通車100台の他に大型バスも停められ、ツアーの観光客も多く訪れます。
晩秋から冬には、氷と雪に覆われた「白金青い池」がライトアップされ、日中に観るのとはまた違った雰囲気を楽しむことができます。
美瑛の大人も楽しめる観光スポット 白ひげの滝
美瑛観光で「白金青い池」と並んで人気なのが「白ひげの滝」です。「白ひげの滝」は、美瑛の白金温泉街から歩いて5分程の場所にある美しい滝です。「白金青い池」と同様に滝壺の色は青く変化しています。
「白ひげの滝」は、十勝岳連峰の地下水が溶岩層の割れ目から、白ひげのように美瑛川に流れ落ちて滝になっており、落差は約30メートルもあります。
このように地下水が溶岩層などの裂け目から落ちる滝を「潜流瀑(せんりゅうばく)」といい、これは日本でも珍しい滝のひとつと言われています。
「白ひげの滝」から続く美瑛川は通称ブルーリバーとも呼ばれており、「白ひげの滝」はその名も「ブルーリバー橋」から見ることができます。
美瑛の大人も楽しめる観光スポット セブンスターの木
旭川市から富良野へ向かう国道237号の北側にあるなだらかな丘陵地帯の真中に、どこかで見たことのある形の良い大きな1本のカシワの木がぽつんと立っています。
これが昭和51年にタバコのセブンスターのパッケージに描かれたことから「セブンスターの木」と呼ばれ観光地となっています。
見渡す限りの緑の畑と青い空の中に「セブンスターの木」が立つ風景は、いかにも北海道らしくタバコのパッケージに描かれてから30年以上も経つ今でも、観光客に人気のスポットとなっています。
夏だけでなく冬の真っ白な雪景色の中に立つ「セブンスターの木」の清楚な姿や、夜に満点の星空と一緒の景色など、カメラマンに人気の撮影ポイントにもなっています。
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美瑛の大人も楽しめる観光スポット ケンとメリーの木
美瑛は、その素晴らしい景色からＣＭの撮影など様々な宣伝でロケ地として選ばれることが多く、その時に映った木が「セブンスターの木」や「パフィーの木」などの名前がつけられて観光スポットとなっています。
「ケンとメリーの木」も昭和47年に日産自動車の「愛のスカイライン」のCMに採用されたポプラの木です。
周辺には美しい丘の風景や十勝岳連邦の雄大な景観が広がっており、その丘には広大な畑が広がり、時にはトラクターが耕しながら走る農作業風景も見られます。
美瑛の丘にある有名な木は他にも、「親子の木」や「クリスマスツリーの木」などがあります。
この周辺は、農道が網目の様にめぐらされているので、車で行く場合事前には美瑛駅右手の四季の情報館などで観光地図を手に入れてから出かけるといいですよ。
美瑛の大人も楽しめる観光スポット 展望花畑 四季彩の丘
美瑛から美馬牛（びばうし）にかけての最も景色の素晴らしいエリアが通称「パノラマロード」です。
そのパノラマロードの小高い丘にある「展望花畑 四季彩の丘」は、雄大な大雪山連峰や十勝岳連峰や丘の風景を背景に、7ヘクタール（東京ドーム3個分）の花畑が広がり、季節によってラベンダーやルピナス、コスモス、ヒマワリなど30種類の色とりどり花が咲き観光客の目を楽しませています。
園内には、レストランや農産物直売所などがあります。また、トラクターバスで園内を巡る四季彩ノロッコ号、白樺に囲まれた花畑を一周できるレンタルバギー、花畑の好きな場所に移動できる4人乗りカートといった楽しい体験メニューがたくさん揃っています。
冬にはバギー・スノーモービル体験ができ、一面真っ白な丘を豪快に楽しめるアクティビティもあり、グリーンシーズンとは違う冬の丘の魅力を満喫できます。
美瑛の大人も楽しめる観光スポット マイルドセブンの丘
「セブンスターの木」と同様に、昭和53年にタバコのマイルドセブンのCMの撮影がここで行われたことから「マイルドセブンの丘」と呼ばれています。
マイルドセブンの丘にはいくつかのおすすめのビューポイントがあります。
まず、「マイルドセブンの丘」の入り口から見えるカラマツ林の丘で、丘に広がる小麦畑の頂上にカラマツの木が一列に並んでいる風景が見られます。
さらに進み坂を登りきったところから360度見渡せる風景もおすすめです。
四季によって様々な風景を楽しめ、新しい生命の力を感じる新緑が美しい春、紫色のラベンダーや白いジャガイモの花が美しく咲く夏、黄金色の小麦が揺れる実りの秋、雪景色で真っ白な冬など、1年を通して観光客を楽しませています。
美瑛の大人も楽しめる観光スポット ぜるぶの丘・亜斗夢の丘
旭岳や十勝岳連峰などの迫力ある大自然を背景に、ラベンダー・ひまわりなどの花畑を眺めることができます。
「ぜるぶ」とは「かぜ」「かおる」「あそぶ」の各後ろの三文字をとって名付けました。「さわやかな風薫る丘でみんなで楽しく遊ぶ」をテーマに、展望台からはケンとメリーの木が眺めることができ、バギー・カートで園内を周ることもできます。
美瑛町各所に観光スポットが点在しており、「ぜるぶの丘」もその一つ。
花々が咲き誇るテーマパークだ。敷地内にはひまわりをはじめ、ラベンダーやバンジー、サルビア、ベコニアなどが通年咲いており、年間約30種類もの花々を楽しむことができる。ぜるぶの丘の上部に設けられた展望台・亜斗夢の丘からは花々と一緒にCMでもおなじみの「ケンとメリーの木」などのパノラマも楽しめる。
また、花だけではなく、広大な敷地を活かしバギーやカート、冬場はスノーモービルなどのアトラクション、絵本やぬいぐるみが置かれたキッズルームも用意されている。
観光客はもちろん、休日のファミリーからカップルまで、存分に風景とレジャーを満喫できる場所だ。
そして、併設されているレストランでは道産の食材にこだわったオリジナルメニューを味わえる。
美瑛の大人も楽しめる観光スポット オステリア バローレ
「ミシュランガイド北海道北海道2017特別版」で1つ星のレストランとして紹介された「オステリア バローレ」。
イタリアンでは、美瑛だけでなく道内でも有名なお店です。場所は、公共の交通がなく、ＪＲ美瑛駅からも車で20分程と離れているので観光客の人はレンタカーもしくはタクシーで行くことになりますが、それでも予約が絶えない人気店です。
ランチ・ディナー共に2日前までの完全予約制。美瑛への観光の予定が決まったらすぐに「オステリア バローレ」も予約するという人がたくさんいます。
各テーブルには、美瑛の湧き水「美郷不動尊の水」が入ったボトルが置かれ、美瑛や近郊、そして北海道の食材を使った、見るだけでも楽しい彩り鮮やかな料理が提供されます。
美瑛の大人も楽しめる観光スポット 自家焙煎珈琲店Gosh
ＪＲ美馬牛駅から徒歩5分の場所にある「自家焙煎珈琲店Ｇｏｓｈ」は、美瑛の自然豊かな景色を眺めながら美味しいコーヒーが飲めるお店として観光客や珈琲通に人気です。
店内の喫茶室では、深入りのコーヒーをペーパードリップやネルドリップで4種類の落とし分けをして、コーヒーの味と香りの違いを楽しむことが出来ます。
また、自家製のケーキも常時6～8種類用意され、好みのケーキと好みのコーヒーでゆったりとした時間を過ごすことができます。
自家焙煎珈琲の豆の他に、天然酵母を使った自家製のパンや焼き菓子、テイクアウト用のサンドイッチなども販売されていて、ドライブのついでに立ち寄るのもおすすめです。
美瑛の大人も楽しめる観光スポット 白金温泉郷 森の旅亭びえい
美瑛への観光でおすすめの温泉宿は「白金温泉郷 森の旅亭びえい」です。場所は、ＪＲ美瑛駅から車で約25分の白金温泉にあります。ＪＲ美瑛駅からは無料で送迎もしてくれます。
「白金温泉郷 森の旅亭びえい」は、数寄屋造りで木の香り漂う心休まる和の雰囲気の温泉宿で源泉かけ流しのお湯を楽しむことができます。
全17室のどの部屋からも十勝岳連峰の大自然を背景にした白樺やエゾマツ、ドドマツの自然林の景色を見ることができ、北海道美瑛の旅を演出してくれます。
食事は、夕食も朝食も地元美瑛のお米や野菜、北海道の魚や肉など旬の素材をふんだんに使った会席コースで、料理でも北海道の季節を感じることができます。
1日じゃ足りない！魅力的な観光スポットがいっぱいの美瑛
いかがでしたか。今回は北海道の人気の観光地「美瑛」でおすすめの観光スポットやレストラン、カフェ、そして宿をご紹介しました。
他にも、素晴らしい景色の場所や、美味しい牛乳やソフトクリームが人気の「美瑛ファーム」や、美瑛のブランド牛「びえい和牛」の牧場やレストランなどおすすめしたいスポットがたくさんあります。
1日では絶対に周りきれない、是非「白金温泉」に宿泊して美瑛の魅力を堪能してみてください。
