※当サイト内のコンテンツにはプロモーションが含まれています

世界に誇る京漬物!一度は食べたいおすすめの名店の逸品!

関西

京都では、昔から「京野菜」といわれる京都産の野菜が栽培されており、「京漬物」はその京野菜を使った京都伝統の漬物です。

日本の食卓のみならず、世界に誇れる味といってよいでしょう。そして京都の「三大漬物」は、「しば漬」、「千枚漬」、「すぐき」です。

ここでは京都の三大漬物を中心に、ぜひ一度食べていただきたい京漬物おすすめの名店をご紹介します。

おすすめの京漬物の名店1. 土井志ば漬本舗

「土井志ば漬本舗」は1901年(明治34年)の創業、京都伝来のしば漬を「名物 志ば漬」と命名して製造販売を続ける「しば漬」の名店です。

名物とする「土井の志ば漬」。京都大原で栽培されたちりめん赤紫蘇と、塩だけを使って茄子やきゅうりを自然発酵させる伝統的な手法で作り上げた逸品です。

茄子やきゅうりにみょうがを加えて細かく刻んだ「きざみ」は、ごはんにのせて食べるのがおすすめ。程よい酸味と紫蘇の味がごはんを引きたてます。

土井志ば漬け本舗では、名物の「志ば漬」のほかにも京都三大漬物の「千枚漬」や「すぐき」はもちろん「浅漬」や「糠漬」など総合的に品揃えをしているので、「詰め合わせ」がお土産に最適です。

土井志ば漬け本舗では、京漬物を実際に味わってもらう店として「竈炊き立てごはん土井」を展開しているので、京漬物の名店の味を体験してみるのもおすすめです。

■詳細情報

おすすめの京漬物の名店2. 川勝總本家

「川勝總本家」は、京都市下京区に本店を構える京漬物の名店です。創業は大正6年(1917年)、100年を超える老舗です。

かつてテレビドラマのモデル店舗にもなった風情のある造りの建物は、昔ながらの京町家の佇まいを残しています。

川勝總本家では季節を重んじ春には菜の花や浅瓜、夏には胡瓜や加茂茄子、秋からは千枚漬の蕪、冬にはすぐきなど、その旬の野菜を使った京漬物を作っています。

その方針は「おいしさ」と「体によい」ものを追求すること。余計な添加物は使わず、可能な限りの手作りを貫いています。

おすすめの一品は「千枚漬け」。京都の伝統野菜である「聖護院かぶら」を薄く切って、塩、昆布、甘酢で漬け込みます。甘酢は長年受け継がれた名店独自の製法によるもので、その深い旨みが自慢です。

川勝總本家の本店では京漬物の試食とお茶のサービスもあるので、少し足を伸ばして本店での漬物ショッピングもおすすめです。

■詳細情報

おすすめの京漬物の名店3. すぐきや六郎兵衛

京都三大漬物のひとつである「すぐき漬」。カブの仲間である「すぐき」を塩漬けにして、乳酸発酵させた酸味が特徴の京漬物です。

すぐきは、京都の三大祭りとして知られる「葵祭」が行われる上賀茂神社で栽培されたのが発祥とされています。12月頃に収穫されたすぐきを漬け込むため、冬の代表的な京漬物のひとつです。

その上賀茂神社の境内で長年「すぐき漬」を販売しているのが、すぐきの名店「すぐきや六郎兵衛」。独特の自然発酵が旨みを増幅させ、酸味とともにご飯やお茶うけに最適です。

すぐきは最近の研究では免疫力を高め、インフルエンザの予防やガンを抑制する効果があることが分かり、さらに乳酸菌効果でダイエットにもよいともされる「スーパー食品」でもあります。

すぎきや六郎兵衛では、量り売りの他に包丁を使わずに手割りした「割すぐき」がおすすめ。手割り独特の食感が楽しめる逸品です。

すぐきや六郎兵衛のある上賀茂神社の東側に隣接する「なり田」も、すぐきの伝統の名店として人気です。すぐ近くなので、こちらもチェックしておくとよいでしょう。

■詳細情報

おすすめの京漬物の名店4. 赤尾屋

「赤尾屋」は京都川端七条通りから東へ向かい、三十三間堂のほど近くにあります。創業は元禄12年(1699年)という、300年以上の歴史をもつ名店です。

老舗ながら大工場は構えず、昔ながらの手作業と素材にこだわり、野菜も一つの農家だけでなく、コスト高になっても良いものを仕入れて使っています。

赤尾屋では名店伝統の京漬物はもちろんですが、おすすめは赤尾屋が独自に開発した「オリジナル商品」の数々。

ごぼうを京白味噌と信州味噌で漬け込んだ「しゃら味」やワインを使った「ワイン茄子」、大根を京白粒味噌と自家製の糀で漬け込んだ「繭味大根(まゆみだいこん)」など、そのアイデアと実際の味のよい仕上がりには驚かされます。

赤尾屋の店内では試食が可能で、たくさんの種類の京漬物の味見をするのがおすすめ。お茶サービスもしてくれるので、ゆっくりと買い物を楽しむことができます。

■詳細情報

おすすめの京漬物の名店5. 打田漬物

「打田漬物」は昭和15年(1940年)の創業、「味は伝統では語れない。畑とどれだけ長く付き合ってきたかで、京つけもののおいしさが決まる」が店のモットー。自然を大切にし、土を重視し、野菜にこだわる姿勢を長年貫いている名店です。

そのこだわりは、早くから契約農家による野菜の栽培に取り組み、さらには自社畑まで持ち、そこで栽培した野菜を漬け込んだ商品を販売することなどに表れています。

打田漬物は京都下京区の本店のほか、京の台所と呼ばれる「錦市場」にも店舗を出しており、いつも多くのお客さんを集めています。旬のもの、特別限定品などの京漬物が店頭に並んでいるので、チェックしてみてください。

試食コーナーが充実しているのも打田漬物の「売り」のひとつで、納得のいくまで味を確かめて京漬物を購入することができます。

■詳細情報

おすすめの京漬物の名店6. 加藤順漬物店

「加藤順漬物店」は、二条大橋から徒歩5分くらいの裏道りにひっそりと店を構えます。普段から大きな宣伝しない、物産展などの出店にも積極的ではない(たまに出ます)、そして何より他に店を出していない。ここの京漬物は「ここ」でしか買えません。

元々は京都のお茶屋や料理店に漬物を卸していましたが、そこから口コミで評判が広まり、宣伝はぜずとも、今や知る人ぞ知る名店になっています。

余計な添加物はもちろん、砂糖さえ加えないこだわりの漬物作りがその特徴。季節ごとに旬の野菜を使った名店ならではの京漬物を売り出しているので、ぜひ確認をおすすめします。

加藤順漬物店のおすすめは「ちりめん菜の花漬」。菜の花は自社の畑で栽培するというこだわり、そして花が咲く前に摘むことで、苦みのない菜の花の本来の味わいを出しています。

うす塩で浅漬け風味に漬け込んだ「菜の花の浅漬」は、加藤順漬物店が元祖であり、同店の看板商品でもあります。

■詳細情報

おすすめの京漬物の名店7. 田中長奈良漬店

「田中長奈良漬店」は、創業寛政元年(1789年)で本業の味醂醸造の傍らに奈良漬の製造を始めました。

元々辛口であった奈良漬を自社の「都錦味醂」の風味を活かし、辛みだけはないまろやかな甘みや旨みのバランスが取れた商品として作り上げ、今や京奈良漬の名店とされるまでになりました。

そのモットーは「時間こそが最高の調味料である」というもの。塩漬けから酒粕の漬け込みを経て、出来上がるまでに2年という期間をかけるのが田中奈良漬店の奈良漬です。

おすすめは「すいか」。和歌山産の実が小さいうちのすいかを漬け込みます。食感がサックリとして、一般の奈良漬のイメージを覆す京漬物の逸品といえます。

田中長奈良漬店の紙袋や包装紙には、「伝統」、「誠実」、「忍耐」、「香」、「味」、「色」、「心」の文字が描かれています。名店の気構えを表す、お土産にもおすすめのパッケージです。

■詳細情報

おすすめの京漬物の名店8. 総本家近清

「総本家近清」は明和元年(1764年)野菜の加工屋として創業、その後漬物店としての歴史を歩むこととなります。古くは西本願寺に屯所を置いていた「新鮮組」に、沢庵を納めていたというエピソードもある京漬物の名店です。

煮素本願寺屯所のお膳場には武士の出陣前の腹ごしらえのため、近清の納めた沢庵と奈良漬がみじん切りで丼鉢に盛られていたそうです。

昭和期にはいち早く契約農家との提携を開始し、素材となる新鮮な野菜類の確保に成功しました。その旬の野菜を保存料、着色料、化学調味料すべて無添加で作り上げています。

総本家近清の自然の発酵を活かした作りは、野菜の味がしっかりとわかる漬物に仕上げます。ここが名店としての、総本家近清一番のこだわりといえます。

おすすめは「本千沢庵1764」。本格熟成発酵という手法で半年もの時間をかけてしっかりと漬け込みます。それゆえ、一般的な甘味のある沢庵ではなく、発酵による酸味が旨みとともに広がる仕上がりになっているのが特徴です。

京都の総本家近清で、新鮮組も食べたという名店の沢庵を一度味わってみることをおすすめします。

■詳細情報

京都伝統の京漬物を味わってみましょう

いかがでしたか?京漬物のおすすめの名店をまとめてみました。大手の有名店よりなるべく特徴のある、秘かな人気を集めている名店を優先的にセレクトしています。

特に京都の三大漬物とされる「しば漬」、「千枚漬」、「すぐき(漬け)」それぞれのおすすめ店、総合的に揃えている店などを紹介してあります。記事を参考に、ぜひ京都伝統の京漬物を味わってみてください。