ラルディーニのおすすめアイテム６．スーツ2Pシングルピークド、1プリーツパンツ
トレンドのクラシック回帰を具現化したスーツと言ってもいいかも知れません。ふっくらとした上質な素材。グレンチェックとウインドーペインとの組み合わせがシックな印象です。
フロントはシングルですが、広めのピークドラペルを採用することでイタリアらしい色気と遊びを付け加えました。
ニクイのは、パンツの仕上がりです。ワンプリーツは予想できますが、サイドアジャスター付きのベルトレス仕様とは恐れ入りました。サイズ合わせを慎重に相談して納得のフィット感を楽しむことが出来ます。
パンツ丈はあまり短くセットせず、エドワードグリーンに軽く被る程度で仕上げましょう。シングル・ダブルどちらもアリですが、今の気分はシングル推しです。
ポケットチーフはビジネスマンらしい控えめな挿し方がイイでしょう。白のムンガイをTVホールドでキリリと。
チーフを主張したいので、その場合はブートニエールを外します。足し算と引き算を組み合わせて、過ぎないしゃれっ気を楽しみたいスーツです。
ラルディーニのおすすめアイテム７．スポルベリーノ(ウラ地有) チェスターコート
ラルディーニのチェスターコートです。軽い素材を使っても、アウターは重くなりがちです。風を通さない素材は密度が高く、さらに面積が大きいことと、支える芯地などが必要になるため、重くなってしまいます。
しかし、イタリアで最近主流になっているのが『スポルベリーノ』という、裏地や肩パットをはずし、一枚仕立てで気軽に羽織れるタイプです。
つまりアンコンジャケットのコートバージョンということになります。軽く仕上がっているのも嬉しいポイントです。
『スポルベリーノ』を採用したラルディーニのコートは、キレイなキャメルが特徴のチェスターフィールド。伝統的なシルエットが男らしさを引き出してくれます。
ダブル仕様なので気後れするという意見も分かりますが、フロントの合わせが設定されていることから、押しの強さは感じません。またパッチポケットというカジュアルな意匠がイイ中和剤になっています。
部分的にウラ地を使っているので、スーツの滑りもよく快適な着心地です。
ラルディーニのおすすめアイテム８．スポルベリーノ(ウラ地有) チェスターコート
こちらも『スポルベリーノ』を採用したラルディーニのコート、シングル合わせのスタンダードなシルエットです。大人なら一枚は持っておきたいコートでしょう。
ベージュという色指定ですが、グレーを混ぜたような優しい色合いです。ネイビースーツでもグレーでも包み込んでくれる汎用性の高さを感じるチェスターフィールドコートです。
フロントのポケットはスラントタイプの本格派です。衿を立て、大き目のショールスカーフをぐるりと巻いていれば、空っ風もへちゃらです。コート丈が長くなる傾向があります。膝丈程度がイイでしょう。
コートが似合うようになるにはコツがあります。とにかく着ること。馴染ませることが何よりも近道です。肘のカタチが身体に沿っているか、目安になります。
ネクタイもラルディーニ
ラルディーニはネクタイもハズせない魅力があります。ご覧の通り、クラシックで落ち着いた色合いでありながら、しっかりと主張が見えるネクタイが多くあります。
ブラウン系の刺し色でシックに見せるデザインが多く見られます。赤系のネクタイにしたいけれど、そのままではキツイと感じるなら赤に近いブラウンをチョイスしてください。
胸元にしっかり収まりながら、適度な主張を忘れません。ラルディーニのネクタイは芯地が薄いタイプが多いようです。ノットが小さくならないようにふわっと、花のように結んでください。
イタリアメイドのコンテンポラリースタイルが完成します。
