ラベンハムはキルティングジャケットの代名詞的な存在です。その誕生は1969年、イギリス、サフォーク州のラベンハムという小さな村でした。
設立者のエリオットは 当時エリザベス女王に仕える女官で、女王が乗っている馬に使用するホース・ブランケットの改良を考えつきます。
それまでのホースブランケットは素材がジュート麻で、保温性が悪く濡れると乾きづらいものでした。
1969年ナイロンキルティング生地を使用したホース・ブランケットが発売すると、ラベンハム製品は英国中に広がります。つまり女王の馬具として誕生したホースブランケットが、乗馬愛好家に広がっていったのです。
軽くて暖かい同じ素材を使用して、馬とお揃いのジャケットを作ってほしいという要望が高まります。1972年にラベンハムのナイロン・キルティングのジャケットが完成すると、大変な人気を得ることになりました。
ラベンハムは、1978年にはダイヤモンドキルトを使用したキルティングジャケットを発表。ファッション性を取り入れ、高い評価を得ます。ヨーロッパ各地に広がり、日本に上陸したのは1993年頃でした。
ラベンハムはキルティングジャケットやキルティングコートを現在もすべて自社工場で生産しています。そのため様々なショップ別注品など細かい要望に応えることができます。
ラベンハムは、ファッションの守備範囲が広く、スーツやジャケパンなどのオンタイムからデニムなどのカジュアルまで対応します。
ラベンハムのキルティングジャケットは、価格も手ごろなので、まずネイビーやブラックを1枚。そして素材違い、色違いで揃えておけば着こなしの楽しみが広がります。
ラベンハムのおすすめアイテム1.DENSTON 2S/デンストン 2S(ラブンスター)
着脱可能なフードを装着したミドル丈のラベンハムのキルティングジャケットです。最も使いやすい、メンズラインの人気モデルです。
以前の「デンストン」のアップデイトモデルです。襟を小さくし、着丈もやや長くして、縦長のシルエットにし、ジャケットというよりスーツなどのアウターとしても活躍するキルティングコートと言ったバランスになりました。
現代的なシルエットで、しかもフードが取り外しなので着回しも多様で、ビジネスシーンだけでなく、休日のカジュアルスタイルのアウターとして『使える』アイテムです。
表面の素材は、これまでと同じポリエステルですがマットな表情が上品ない印象を残しています。耐久性・撥水効果もアップ。カラバリは4色展開です。
同じシルエットでラベンハムの『DENSTON 2S/デンストン 2S(トップフランネル)』というしシリーズがあります。こちらは表地がウールとポリエステル混紡のフランネル素材になっていて、より上品な印象があります。カラバリは2色展開。
どちらを選ぶか・・・。迷いますね。
ラベンハムのおすすめアイテム2.DENSTON SUPERIOR 2S/デンストン スペリアー 2S
ラベンハムの「デンストン スペリアー2S」は、衿にコーデュロイ素材を使っていませんが、脱着可能なフード、シルエットなどは『デンストン2S』と同じですが、素材使いなどでスーペリア感を出したモデルです。
定番のラベンハムはポリエステル生地(ラブンスター)を使用していますが、「デンストン スペリアー2S」には耐久撥水加工が施された特別仕様のポリエステル生地を使用しています。
「デンストン スペリアー2S」は、非常に繊細な糸を高密度に織り上げているため、撥水効果が劣化しづらく、耐久性に優れてます。
さらに、中綿を高機能なサーモア社製のものを使用しているので、見た目 すっきりで保温効果に優れているなど、機能性もアップしています。
自宅での手洗いが可能なので、外回りの営業職の方には嬉しい仕様満載です。
ラベンハムのおすすめアイテム3.RAYDON /レイドン(ラブンスター)
ラベンハムのRAYDON/レイドンはコーデュロイ素材の襟つき、ショート丈のスリムフィットモデルです。もっともラベンハムらしいモデルと言えます。
RAYDON/レイドンは、適度にタイトで綺麗なシルエットですが、ショート丈なのでビジネスには不釣り合いかも知れません。休日のお供に最適です。
秋口であればシャツの上にRAYDON/レイドンを羽織り、季節に応じてニットベストからかーディアン、冬場はプルオーヴァーのミドルゲージニットなど。
パンツもチノーズからウールやコーデュロイに替えても受け入れてくれます。足元もスニーカーからカントリーブーツまで。
ラベンハムのRAYDON/レイドンは、幅広いコーディネートで活躍する、着回しの利くキルティングジャケットです。カラバリは3色。開放感のあるグレーが休日らしいかも知れません。
ラベンハムのおすすめアイテム4.GRINSTEAD/グリンステッド(ラブンスター)
ラベンハムの「グリステッド」は、脱着可能なフードが付いたロング丈のキルティングコート。定番の『デクストン』のロングバージョンと言った位置づけのモデルです。
ビジネスシーンでも着用できるロング丈のキルティングコートは、他ブランドではあまり見かけることがありません。貴重な存在です。
RAYDON/レイドンは、しっかりヒップも覆う長さ、コートらしい雰囲気で着れるので、外回りの多いアクティブなビジネスマンにぴったりです。しかも軽量なので余計なストレスもありません。
カジュアルシーンでもコートほど構えていないので、キレイめコーデの格上げ、差別化に役立ちます。カーディガンタイプのニットジャケットの上に羽織れば、適度なキッチリ感も生まれます。ディナーの席にも対応可でしょう。
ラベンハムのおすすめアイテム5.LEXHAM MENS/レクサム メンズ(トップフランネル)
ラベンハムの「レクサム」はショート丈に近いシルエットですが、細身のスーツと合わせることをイメージして作られたモデルです。
立体的な構造と英国のテーラリング技術により、シャープなシルエットでありながら窮屈さを感じることなく、スマートなシルエットを生み出しました。
表地のストレッチの効いたフランネル(ウール)素材は、保温性、透湿性にも優れた機能素材で、上品な光沢がありスタイリッシュな雰囲気を増幅しています。
「レクサム」は、スーツやジャケットの上からとしても、またジャケット代わりにシャツの上に着てもハマる、ユーティリティなアイテムです。カラバリはなし、黒のみで展開。パンツも黒でクールに装う。