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ヨーロッパ在住者がすすめるマルセイユ~リヨン周遊の旅

海外

バルセロナでジュネ-ブ行きの夜行バスに乗り遅れ、急遽マルセイユへ。バスに乗り遅れたことで、明け方7時前にマルセイユに着き、午前中はマルセイユを満喫。

お昼発のTGV OUIGOで、フランスの食の都リヨンへの周遊の旅が実現しちゃいました。

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あの有名な映画の舞台にもなったマルセイユ

当初、私は格安バスのゲリラ価格でスイスのジュネ-ブとスペインのバルセロナを片道7,99ユ-ロ、往復15,98ユ-ロで弾丸旅行をするはずでした。しかし、バルセロナ発の夜行バスに乗り遅れ、急遽マルセイユ行きのバスに乗車!

バスの中で、パソコンの電源を補充し、同日中にシャモニ-につく方法を検索しました。

マルセイユといえば、コメディ映画「TAXI」の舞台になった地ですので知っている方もいるのではないでしょうか?最新作は、今年公開されましたが、主人公とその相棒も入れ替わりましたが、ドジすぎる署員たちは健在。

更に、映画「トランスポ-タ-」でも舞台になりましたよね。「トランスポ-タ-」はドラマも面白かったと思います。

アヴィニヨンあたりに行き、見学したらリヨンまでOUIGOというTGVに乗って帰ろうと思っていました。しかし、朝7時前に到着し、駅の外に出たら、ピカソの特別展の告知を発見し、ピカソ展を見るためにマルセイユからリヨンに行くことに決定。

即駅構内で、無料のWIFIに繋ぎ、マルセイユからリヨンまでのOUIGOを予約。

とっても便利なマルセイユ駅

マルセイユ駅でWIFIに繋ぐ時は、SNCF(フランス国鉄)と表示されるので、選択すると暗証コ-ドなどは必要なく20分間無料でつなぐことができます。

20分後には落ちてしまうので、再び繋ぎ直さなければなりません。大きな駅の待合室には、旅行客のために幾つもコンセントが各席に設けられているところもあり、もちろん無料で使えます。

マルセイユの鉄道駅は、TGVの駅も同じ建物内にあり便利です。アヴィニョンのTGV駅は、別の場所にありますが2ユ-ロ程でアクセスすることができ、中心街からもバスでアクセスすることも可能です。

しかし、リヨンのTGVの駅は、リヨン市内からはかなり遠目なので、空港から市内に出る場合は専用のシャトルバスがありますが、移動料金が高すぎます。

マルセイユ鉄道駅~徒歩で港まで

鉄道駅前のバスタ-ミナルとは、反対の出口。ロ-タリ-からのマルセイユの下町の眺望。

バスタ-ミナルとは、反対側の出口に出て階段を下り、そのまままっすぐに伸びる道を下っていくと20分弱で港に出ます。

マルセイユの港へは、地下鉄やバスでアクセスすることも可能で、バスのチケットはバス内でも購入可能です。

通りの左側を通っていくと、お店が閉まっている時間帯にだけ楽しめるシャッタ-に描かれた肖像画を見ることができます。

マルセイユ壁絵ア-ト

この写真の通りを左側に行くと、突き当りまで両側に、肖像画が描かれています。更に、突き当ったら左折しても、シャッタ-などに肖像画が描かれています。

マルセイユには、建物のあちこちに壁絵ア-トが楽しめます。メインストリ-トに戻り、港に下っていきます。

マルセイユ発ユニ-クなストリ-トア-トをめぐるツア-が、10ユ-ロ

マルセイユでばらまき土産を買うのにおすすめの一軒

港近く、左側にあるお店は、インテリア小物などが格安で買えるお店。写真のレモン型や、アイスキャンディ-型などのグッズは、海に面している街ならではの破格のお値段。

持ち運ぶときは、そんなにかさばらないのでお子さんがいるご家庭のお土産にもいいですよね。

マルセイユの港周辺

映画「TAXI」でも、「トランスポ-タ-」でも登場したベルジュ埠頭。その手前にあるのが、海洋博物館。

この写真の対岸の真ん中右寄りに丘の上に見えているのが、ノ-トルダム・ド・ラ・ギャルドバジリカ聖堂。

今にも崩れそうなサン・ロ-ラン教会。

サン・ジャン要塞

写真の対岸に見えるのは、サン・二コラ要塞。サン・ジャン要塞とともに、マルセイユ旧港の入り口を扼する要塞です。

1660年から1664年にかけて、ルイ14世がマルセイユの反抗勢力を威圧するため、ルイス・ニコラス・ド・クレルヴィルに命じて築かせました。

サン・ロ-ラン教会の方に登っていき、海沿いの道を歩いていきます。

芸術に限らず、様々な特別展の会場になるAI WEIWEI FAN-TAN。特別展の詳細は、下記のサイトよりご確認願います。

サント・マリ-・マジョ-ル大聖堂

19世紀後半につくられた、ビザンチン様式のカトリック大聖堂。この外観から、地元民にはパジャマのニックネームがつけられています。

大聖堂内は、補修工事中で網がかかっていたので、あまり見ることができませんでした。

特にモザイク画の床が素晴らしいです。

ピカソ特別展が開催されていたヴィエイユ・シャリテ

ヴィエイユ・シャリテ(旧慈善院)は、マルセイユ出身のピエ-ル・ピュジェが設計したバロック様式の建物です。

アフリカにも近い港町マルセイユ。17世紀には、移民救済のために使われていました。

館内にある地中海考古学博物館は、ル-ブル美術館をもしのぐと言われている古代エジプトの彫刻のコレクションは見応え抜群です。

パニエ地区内にあります。この周辺は、マルセイユに住んでいる方々の生活が垣間見れる地区で、見ごたえのある壁絵も多いです。

特別展のために各地から集められたピカソの作品や、ピカソが収集した世界各地の仮面など、かなり多くの作品が集められていました。

この作品は、パリの国立ピカソ美術館でも観ることができます。

泣く女シリ-ズ。かなり見ごたえのある特別展でした。

敷地内の中心にある礼拝堂。

中はとってもシンプルな内装です。

フランス周遊の旅が安く早く実現しちゃうOUIGO

フランス版新幹線 OUIGO TGV。交通代金を抑えるために、かなりコンパクトな設計になりました。

ネット予約する時に、コンセントがある席とコンセントがない席を選ぶことができます。その違いは、2ユ-ロだけ。

OUIGO TGVは出発時間の30分程前から、乗車前にチケットを乗り場のプラットフォ-ムから提示すれば乗車出来ます。

マルセイユからリヨン郊外にある空港併設のTGV駅までは、所要時間訳1時間30分程度なので、私はコンセントなしを選び、ちょうどお昼の時間帯に乗車したためス-パ-で買った物で昼食にすることにしました。

2等席は身体が大きな欧米人にはかなり狭い間隔で、その分収容人数を増やすように座席数を多くしている感じがします。

荷物置き場も、各車両の乗客数に対し少ないので、殆どの人が荷物を自分の席に持っていかなければなりません。

座席の上の棚も狭いので、飛行機の持ち込みできるス-ツケ-スでは、上の棚には入らないし、座席の足元にも入らないくらいです。もちろん、席が開いていればそこに置くことも可能ですが、バカンス時には人気路線は埋まっていることが殆ど。

折り畳み式のテ-ブルは、それなりの大きさを確保してくれていますが、2等コンセントなしの席では無料のWIFIにつなぐことはできませんでした。

全席指定席になっています。私は、マルセイユ発11時54分、13時14分リヨン着の便に乗りました。

中心街までのシャトルバスの自動販売機でチケットを購入しようとしたら、マルセイユからリヨンTGV駅までのチケット代よりも高い料金でした。

12歳未満は無料。12歳~25歳未満は、13,40ユ-ロ。25歳以上~16,10ユ-ロ ネット予約で、14,90ユ-ロ。(2018年9月の料金)

空港からリヨン・パ-ル-デュ-駅は、朝市の便が4時25分。朝6時からは15分に1本。夜中24時が最終便です。(記事執筆時点)

リヨンは、パリと地下鉄などの料金が同一なので、他のフランスの都市に比べて交通費が高めです。

もちろん、私は即待合スぺ-スでコンセントに繋ぎ、無料のWIFIでネットに繋いで相乗りサイトを検索!20分後にリヨン・パ-ル-デュ-駅に行く人を発見し即予約。

彼は空港で働いているので、自分の仕事の終わる時間と出勤時間に合わせ毎日4人×2回、つまり往復で8人分の相乗り座席を常に満席にしています。

相乗り一人当たり6ユ-ロ(システム手数料が含まれているので彼の取り分は5ユ-ロ)と、お給料以外に毎日40ユ-ロの収入を得ているそうです。

時間帯により、リヨン・ペラ-シュ駅で降りれるものもあります。今、OUIGOはリヨン・ペラ-シュ駅とリヨン・パ-ル-デュ-駅で降りれるように調整中で、2018年終わりまでには実現する様です。

OUIGOの路線は、上記の図の区間のみです。フランス国内全土をカバ-するのは、TGV。

そのほか、IDTGVという名前の物もあり、OUIGOと路線が重複しているものから、OUIGOではない部分の路線をカバ-しているものもあります。

IDTGVも、低価格で抑えており、フランス国鉄SNCFのサイト内にIDTGVという項目もあります。

OUIGOは、フランス国鉄の系列の会社だそうですが、別会社だそうなので、鉄道駅でOUIGOやOUIBUSに関して問い合わせをしても回答できないと言われます。

OUIGOとOUIBUSは、基本的に窓口販売ではなくネットでの予約になります。

フランスの中の食の都リヨン

美食の町として知られるリヨン。旧市街には、中世の面影が色濃く残る建物が立ち並んでいます。グルメの町らしく、レストランが立ち並び世界中からの観光客でにぎわっています。

しかし、リヨンはグルメの町だけではありません。リヨン・パ-ル-デュ-駅の近くにも、リヨン・ペラ-シュ駅の近くにも大型ショッピングモールがあり、ショッピング事情も大変充実した街です。

写真1枚目のリヨン・パ-ル-デュ-駅近くのショッピングモールの中にある、リヨンのお菓子の老舗VOISIN。

秋から冬にかけての限定のマロングラッセは2種類タイプがありますが、どちらも絶品。一個ずつからグラム単位で買えるので、まずは1個ずつ試してみて下さい。

更に、美術館や個性的な博物館も多く、芸術鑑賞にもおすすめの町です。リヨンにも、観光に便利なパスがあるので、観光案内所のサイト内で購入するのをおすすめします。

パスは、1日券、2日券、3日券、4日券があります。サイト内で買うと、若干安く買えます。

更に、リヨンはフランス周遊の旅の中継点としてもおすすめの都市です。

リヨン・ペラ-シュ駅に移動し、OUIBUSでシャモニ-に帰宅しました。料金は、19ユ-ロ~。

フランス周遊の旅をお得に

いかがでしたか?交通網の発展で、フランス周遊の旅は以前とは考えられないほどお得になりました。格安バスと、OUIGO、LCC、相乗りを組み合わせて周遊の旅を満喫してみませんか?

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