和菓子は、日本で古くから親しまれてきた伝統的なお菓子。羊羹に最中、わらび餅にどら焼きなど、幅広い種類があります。もちろん日本茶との相性も抜群です。
今回は、大人に人気の老舗の高級和菓子を厳選し、お店の情報とともにご紹介したいと思います!
和菓子大吾の「爾比久良」
まず最初におすすめしたい高級和菓子がこちら、和菓子の名店、大吾の人気商品「爾比久良(にいくら)」です。
爾比久良は、かつて昭和天皇訪米のとき、献上品として選ばれたこともある超有名な高級和菓子。
ごろりと大きな丹波栗がなかに入った贅沢なお菓子です。小豆あんとの見事な融合。品のある優しい口当たり。
和菓子らしく、緑茶などにもよく合います。商品は素敵な化粧箱の入っているため、お土産にも喜ばれるおすすめの高級和菓子です。
和菓子大吾の店舗へのアクセスは、西武池袋線の大泉学園駅、または東武東上線朝霞駅からでているバスが便利。西武バスに乗り、バス停 「都民農園」で下車。バス停のすぐそばにあります。
また、百貨店の「全国銘菓のコーナー」にて、爾比久良を取り扱う日があるので、和菓子大吾の公式サイトも要チェックです。
大吾
東京都練馬区大泉学園町6-28-40
とらやの「夜の梅」
とらやは500年の歴史をもつ和菓子店です。室町時代から続くという老舗のなかの老舗。
そのとらやの代名詞ともいえる高級和菓子「夜の梅」は、ぜひおすすめしたい一品です。
小豆と砂糖、そして寒天を使ったシンプルな和菓子。黒く美しい艶のある見た目も素敵です。ちょっと贅沢な贈り物にもおすすめです。
また、とらやの羊羹には、小倉羊羹の夜の梅のほか、黒砂糖羊羹の「おもかげ」、抹茶羊羹の「新緑」があります。
とらやの銀座店は、銀座のメインストリート、銀座中央通り沿いにある店舗です。地下鉄銀座駅のA2出口をでて、新橋方面に歩いて5分ほど。ラオックス銀座本店の向かい側にあるビルです。
1階にショップ、そして2階には甘味処の「虎屋菓寮」があります。
ショップにて夜の梅お土産として購入することもできますし、虎屋菓寮では、店内でゆっくりと夜の梅をイートインできます。
とらや 銀座店
東京都中央区銀座7-8-6 1F
空也の「空也もなか」
銀座にある和菓子店、空也も東京を代表する老舗和菓子店のひとつ。今回ご紹介するのは、その空也の看板商品「空也もなか」です。
薫り高い上質な最中で、中の餡の甘さは品があり絶妙なバランス。大きさは比較的小さめで、ぺろりと食べてしまうのがもったいないくらいです。
もし買ったらなるべく早く食べましょう。サクッと、パリッとした最中の食感が楽しめます。
なお、空也もなかは、この銀座のお店でのみ買うことができます。非常に人気のある高級和菓子なので、事前に予約をしておくことをおすすめします。
空也へは、地下鉄の銀座駅B5出口をでて、歩いて3分。たくさんの高級店が立ち並ぶエリアにあります。駅からのアクセスもしやすく、ショッピングやお食事などで銀座の街を歩く際に立ち寄りやすい場所です。
ついついお土産に、買っていってしまいたくなるのが、この空也もなかなのです。
空也
東京都中央区銀座6-7-19
たちばなの「かりんとう」
銀座のたちばなは、かりんとうを専門とする和菓子店。創業は1909年という老舗です。
たちばなのかりんとうは、銀座の店舗でのみ買うことができます。お店へは銀座駅からも歩いて行けますが、もっとも近いのが新橋駅。歩いて5分ほどの場所です。
たちばなには2種類のかりんとうがあります。細身の「さえだ」は、やや甘め。砂糖の甘味を感じられ、サクサクな食感も魅力のかりんとう。
そして、さえだよりも太めの形が可愛らしい「ころ」は、甘さは控えめ。砂糖の甘さよりもかりんとう自体の旨味を感じられる一品。どちらも負けず劣らず美味しいお菓子です。
商品は、丸缶、角缶、そして袋に入ったものから選べます。お土産や贈り物にピッタリなのが、特別感のある缶入りのもの。素敵な花の絵が描かれたパッケージ。
たちばなのかりんとうは、大人な方へのお土産におすすめの高級和菓子です。
たちばな
東京都中央区銀座8-7-19 江安ビル 1F
笹屋伊織の「どら焼」
笹屋伊織は、京都で300年続く高級和菓子の名店。京都を代表する老舗のひとつです。
笹屋伊織といえば、なんといっても「どら焼」が有名。
しかしこちらの「どら焼」は、一般的などら焼きとはちょっと違います。竹の皮に包まれた円柱形のお菓子。
この見た目からして普通のどら焼きとは全く別物。皮はもっちもちで、上品な甘みがあります。餡の風味もたまらない一品。
代々受け継がれる老舗の味を存分に楽しめるおすすめの高級和菓子です。笹屋伊織のどら焼は、筒状にパッケージされた形で購入でき、贈り物にもピッタリです。
笹屋伊織へは、京都駅中央口からバスで行くのがおすすめです。バスなら駅から15分ほどで着きます。
「七条大宮・京都市水族館前」バス停で下車して徒歩1分。大きい交差点すぐのところにあるお店です。
笹屋伊織 本店
京都府京都市下京区七条通大宮西入ル花畑町86
大角玉屋の「元祖いちご大福」
大角玉屋は、大正元年から続く高級和菓子の老舗。人気の「元祖いちご大福」は、昭和60年に発売され、大ヒット。現在までながく愛され続けているお店の看板商品です。
お店には、いちご大福のほか、どら焼きや大福、だんごや栗まんじゅうといったバリエーション豊かな和菓子が揃っていて、おすすめしたいものばかりです。
元祖いちご大福は、その名前の通り、いちご大福の元祖です。
上質な国産の素材を使った高級和菓子で、中に入った大粒のいちごは、水分たっぷり。みずみずしく爽やか。上品な甘さの餡と、いちごの酸味が口の中で絶妙に合わさります。
元祖いちご大福は、保存料を一切使用していません。なので、体に優しく味も抜群。最高の鮮度でいただくことをおすすめします!
大角玉屋本店へは、都営新宿線の曙橋駅から歩いて2分。「あけぼのばし通り商店街」にあります。
和菓子処 大角玉屋 本店
東京都新宿区住吉町8-25
京菓匠 鶴屋吉信の「紫陽花」
京菓匠 鶴屋吉信の「紫陽花」は、初夏限定の高級和菓子です。
紫陽花は、なんといっても見た目の可愛らしさも魅力の和菓子。下半分は黒い羊羹、上半分は寒天を使った琥珀餡という2つの層になっています。
透明な寒天の中に見えるのは、紫陽花の花びらの形にくり抜かれた羊羹。爽やかな見た目。そして食べてみると甘さに品があり、絶妙なバランス。お茶はもちろん、コーヒーや紅茶との相性も良いおすすめの和菓子です。
また、鶴屋吉信には通年商品の羊羹もあります。「小倉羊羹」は、厳選された丹波大納言小豆を使った質の高い一品。
そして比較的あっさりめの味わいが魅力の「練羊羹」や、晩茶がこめられた「挽茶羊羹」など、バリエーションがあります。
鶴屋吉信は、全国に店舗をもつ和菓子のお店。数寄屋建築の京都本店は、欅の一枚板を使った大看板や、茶室や坪庭など、和菓子以外にも見どころいっぱいです。
京都本店へは、地下鉄の今出川駅から歩いて10分ほど。今出川通り沿いにあるお店です。
鶴屋吉信
京都府京都市上京区今出川通堀川西入ル
芳光の「わらび餅」
名古屋にある老舗和菓子店、芳光。
こちらの名物といえば、なんといっても「わらび餅」。1000個売れる日もあるほどの人気の商品です。プルンとした柔らかな食感。中には上質な小豆による餡が入っています。
きなこから餡まで、素材の良さも存分に感じられる一品です。そしてこのわらび餅、けっこうボリュームがあるので、1個でも満足度は高いです!なお、このわらび餅は生菓子なので、賞味期限は当日。買ってすぐに食べましょう。
お店へは、名鉄瀬戸線の森下駅を下車し、歩いて15分ほどで着きます。徳川美術館近く、出来町通り沿いにあるお店です。
芳光
愛知県名古屋市東区新出来1-9-1
老舗の魅力、おすすめの高級和菓子をご紹介!
老舗ならではの魅力がつまったおすすめの高級和菓子とそのお店を厳選してご紹介しました。
贈り物やお土産にも喜ばれ、もちろん自分で食べても美味しい。歴史ある老舗の和菓子という安心感もあり、大人におすすめの日本ならではのスイーツです。