キュウリの育て方7. 水やり
キュウリの原産はインド北部で暑さには強いですが、乾燥には弱いので水切れ、乾燥は禁物です。また、キュウリは根が比較的浅いところにも張りますので、根元の乾燥には注意しましょう。
1日1回早朝の気温が低いうちにたっぷり水を与えるのが基本です。
キュウリのプランター栽培の場合は底から水が流れ出るのを確認するまでしっかりやりましょう。
貸農園など遠隔地で毎日の世話が厳しい場合もあると思いますが、その場合はキュウリの苗の根元に藁(わら)をひいて根の乾燥を防ぐ対策をしてください。
水分が不足すると、キュウリは花が散って実が結実しなかったり、折角結実しても変形していびつになることが良くあります。
また、水やり時には高いところからではなく根元に水をかけるようにして地面からの跳ね返りを極力抑えましょう。水跳ねは病害虫の原因になります。
キュウリの育て方8. 病害虫対策
接木苗であればそれほどでもありませんが、キュウリは他の夏野菜に比べ病害虫の発生頻度は多い作物です。
有機栽培にこだわらなければ市販の薬剤を2~3週間に1回散布してください。
有機栽培にこだわる方は、風通し、水跳ね、葉や茎に着く虫にこまめに注意を払いながら出来れば毎週ハーブ液などの有機の防虫液を葉の裏までしっかり散布してください。
べと病(葉に黄色い斑点が出来て枯れる病気)やうどんこ病(葉に白い斑点が出来て枯れる病気)、ツル枯れ病等キュウリがかかりやすい病気は沢山ありますが、葉っぱに異常を見つけたらすぐにその葉を切り取り処分してください。
また、下に落ちた葉っぱもそのままにしておか拾うように心がけましょう。
キュウリの育て方 まとめ
キュウリの収穫は好みのサイズで行ってよいのですが、キュウリの成長は早いので遠隔地の農園で毎日世話のできない場合は注意が必要です。
少し油断すると、50㎝越えのお化けキュウリになっていることも多々あります。あまり実を大きくし過ぎると、茎、葉の成長に栄養がいかなくなり早枯れの原因にもなります。
また、キュウリの収穫の時間は、他の野菜同様午前中(出来れば早朝)の野菜が水分をたくさん含んでいるタイミングが良いです。
キュウリは1苗でも沢山の収穫が楽しめて、成長も早く育てがいのある野菜ですので、是非一度地植えでもプランター栽培でも試してみてください。