※当サイト内のコンテンツにはプロモーションが含まれています

久高島 神の島で琉球文化に触れる!フェリー、宿泊、観光情報も

沖縄

「久高島」は、琉球開闢(かいびゃく)の祖である女神「アマミキヨ」が理想郷であるニライカナイからやってきて、ここから国づくりを始めたという琉球の聖地です。

「久高島」は島全体が聖域となっていて、島の各所には祈りを捧げるための拝所や祭祀場が点在し、今も島の人々によって神事が行われ伝統が守られています。

今回は神の島である「久高島」の特に神聖な場所とされるスポットや絶景の景色を楽しめる場所、そして宿泊やグルメの情報をご紹介します。

久高島へのアクセス

「久高島」へ渡るには、沖縄本島の安座真港からフェリーまたは高速船を利用します。那覇空港から安座真港へは、沖縄都市間モノレール線「ゆいレール」に乗って、「旭橋駅」で下車、旭橋駅からは約550m先の「上泉バス停」まで8分ほど歩いて移動します。「上泉バス停」から東陽バスの38番志喜屋線に乗車して、「あざまサンサンビーチ」へ向かいます。「あざまサンサンビーチ」のバス停からは安座真港まで約350m、徒歩で5分程です。

安座真港からは「フェリーくだか」と高速船「ニューくだかⅢ」が久高港へ向けて出ていて、「フェリーくだか」が所要時間約25分、高速船の「ニューくだかⅢ」が約15分です。

■詳細情報

久高島のおすすめ観光スポット カベール岬(ハビャーン)

「久高島」の最北端にあり、琉球の国を作ったといわれる女神アマミキヨが降り立ち住み着いたといわれる場所が「カベール岬」です。

島の人たちからは「ハビャーン」と呼ばれて現在も祭祀が行われる神聖な場所です。「カベール岬」へは、フェリーや高速船の着く「徳仁港」から集落を抜けて、島の中央部から始まる白い未舗装の一本道をまっすぐに約3.5㎞進むと着きます。

「カベール岬」には、壬の日に神が白馬の姿で降り立ち、島を周って帰っていくと言われていて、その馬を見るのはなぜか縁起が悪いと伝えられています。

なお、4月の3日間、ニライカナイから神々を迎えて祓い清めの祈りを捧げるハンジャナシーの祭祀が行わてる日には「カベール岬」への立ち入り禁止となりますので注意が必要です。

■詳細情報

久高島のおすすめ観光スポット フボー御嶽

「フボー御嶽」は、琉球の七大御嶽の一つで沖縄の中でも最高の聖地と言われています。

「フボー御嶽」は昔から男子禁制の場所で、敷地内の円形の広場では、今でもヨーカビー(お祓い)、ピーマティー(火の神の祀り)、ハマシーグ(害虫祓い)などの祭祀が行われています。

数年前からは男女を問わず立ち入り禁止になっていて、入り口から少し入った所には立ち入り禁止を示す看板があり、そこで拝むようになっています。

久高島のおすすめ観光スポット 伊敷浜(イシキ浜)

「伊敷浜」は、久高島の東海岸にあり、五穀伝説が伝わる神聖は浜です。

五穀伝説とは、ニライカナイといわれる理想郷から五穀の種が入った壺が流れつき、それから久高島から沖縄本島へと穀物が広まったという伝説で、ここ「伊敷浜」は神の島「久高島」のなかでも特に神聖な場所といわれています。

「伊敷浜」はニライカナイから来た神の船が停泊する浜とも言われていて、歴代の琉球王朝も訪れていたほどの神聖な浜なので遊泳などは禁止されています。「伊敷浜」では、遥かなるニライカナイを想いながら浜辺でのんびり過ごすのがおすすめです。

■詳細情報

久高島のおすすめ観光スポット ウパーマ浜

「ウパーマ浜」は、久高島の東海岸にある島で一番広いビーチです。「ウパーマ浜」は、星砂の浜として有名で、久高島の人気の観光スポットとなっています。

海岸の砂の中から星砂はそれほど難しくなく見つけることができますが、持ち帰ることは禁止されています。神の島であり神聖な久高島では石や草木などすべての物の持ち出しが禁止されています。

「ウパーマ浜」の近くには小さな売店があって、そこで瓶に入った星砂が売っているので、記念に欲しい方はそちらで購入してください。

久高島のおすすめ観光スポット メーギ浜

「久高島」で泳ぐことのできる数少ないビーチが「メーギ浜」です。場所は、フェリーターミナルがある徳仁港の近くなので、久高島についたらすぐに遊べます。近くには久高島キャンプ場もあるので、キャンプと海水浴の両方を楽しめる観光スポットとなっています。

久高島のおすすめ観光スポット ヤグルガー

五穀伝説で、壺を拾うために禊をする井戸として登場する「ヤグルガー」は、久高島の北部の海に近い場所にある観光スポットです。

井戸までは急な階段を下りていきますが、この階段から見下ろす海の景色は絶景です。「ヤグルガー」は、今でも神女さんたちが禊に使う神聖な場所となっています。

久高島のおすすめ宿 久高島宿泊交流館

フェリーが着く徳仁港から歩いて8分程の場所にある「久高島宿泊交流館」は、島のNPO法人が運営する宿泊施設です。

建物は、離島の活性化を目的とする国の事業で平成12(2000)年に建てられました。

「久高島宿泊交流館」の客室は8畳と10畳の部屋があり1室に5名まで泊まることができます。また、2名以上10名程度宿泊可能な島の一軒家「古民家みーちゃり」での宿泊も出来ます。

「久高島宿泊交流館」の建物の1階には久高島民俗資料館が併設されていて、久高島の歴史や文化、神行事に関する写真や資料、関連する本などを見ることができます。

■詳細情報

【公式サイト】久高島宿泊交流館

沖縄県南城市知念久高249-1

久高島のおすすめグルメ 食事処とくじん

沖縄本島からのフェリーや高速船が発着するターミナルがある徳仁港から徒歩3分の場所にある「食事処とくじん」では、島の伝統料理である「イラブー汁」が食べられます。

「イラブー汁」は、エラブウミヘビというウミヘビを手づかみで大切に捕獲して、「バイカンヤー」と呼ばれる神聖な燻製小屋で自然の材料だけを使って7日間かけて燻製にします。

その旨味が凝縮されたイラブーを水で戻して、昆布やソーキと煮込んだ栄養と美味しさがギュっとつまったスープです。滋養強壮の薬膳として、琉球王朝時代には庶民の口には決して入らないような高級料理でした。

また、久高島で養殖されている海ぶどうをたっぷりと使った「海ぶどう丼」や、島に生えている野草の「ニガナ」をお刺身と酢でさっぱりと和えた「ニガナの和え物」もおすすめの久高島グルメです。

■詳細情報

とくじん
沖縄県南城市知念字久高249-1

久高島のおすすめグルメ 食事 食事処けい

徳仁港から歩いて3分。「食事処とくじん」のななめ向かいにある「食事処けい」のメニューには沖縄そばやゴーヤチャンプルーなど沖縄定番の料理の他にカレーライスやチャーハンなどもあります。

「食事処けい」のおすすめメニューは、久高島で育った新鮮な海ぶどうがたっぷりとのった「海ぶどう丼」です。「海ぶどう丼」にはお椀サイズの沖縄そばがセットでついてくるので、海ぶどうも沖縄そばも両方食べたい人にはぴったりのメニューです。

■詳細情報

さばに
沖縄県南城市知念字久高223

久高島のおすすめグルメ 食事 パーラーさばに

「パーラーさばに」も徳仁港からすぐ近くの場所にあります。店構えは、海の家っぽくて妙に観光気分を味わえます。

「パーラーさばに」の店内の壁に貼られたメニューには、イラブー汁定食や海ぶどう丼定食など久高島ならではの料理が並んでいます。他にももずく丼定食や沖縄そば、アグー豚定食などメニューが豊富なのが「パーラーさばに」の特徴です。

「パーラーさばに」の一番人気のメニューは「黒糖ぜんざい」です。ぜんざいにかき氷が山盛りにのっかり、その上から黒糖と練乳がかけられた、豆と黒糖と練乳の甘さがコラボした和スイーツ好きにはたまらない1品です。

また、メニューにはウミヘビを漬け込んだ「イラブー酒」もあるので、お酒の好きな人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

■詳細情報

さばに
沖縄県南城市知念字久高39-1-1

神の島「久高島」のパワースポット巡り

いかがでしたか?今回は、神の島ともいわれ島全体が聖地となっている「久高島」をご紹介しました。

沖縄全体でも最高の聖域といわれるスポットが島全体に点在する「久高島」は、島を巡るだけで不思議な力が湧き出てくるような気分になれるパワースポットです。また、島伝統の料理「イラブー汁」も栄養満点で食べると体の中から力がみなぎってきます。

みなさん、ぜひ今回の記事を参考に神の島「久高島」へ行ってみてくださいね。