四川・成都 人気観光スポット7．成都武侯祠
「成都武候祠」は、15世紀末に建立された三国時代の蜀の丞相「諸葛亮」やその主君である劉備玄徳などを祀る祠堂で、中国最大で最も有名な三国遺跡博物館として「三国志」ファンにはおすすめのスポットです。
約15万㎡もある広大な敷地には、「諸葛亮」を祀る武侯祠や、劉備玄徳が眠る陵墓などがあります。漢昭烈廟(劉備殿)には、巨大な劉備玄徳の塑像が立ち、その左右に関羽と張飛も像も見られます。
その漢昭烈廟を出て、「武候祠」という書かれた額が掛けられた部屋を通り抜けると諸葛亮殿で、黒い絹糸のひもが付いた頭巾をかぶり、鳥の羽で作ったうちわを手に立つ諸葛亮の彫像が置かれています。
四川・成都 人気観光スポット8．杜甫草堂
「杜甫草堂」は、中国の有名な唐代の詩人である「杜甫」が晩年の759年から4年間を成都で過ごしたと言われている住居で、現在は「杜甫草堂博物館」として一般公開されています。
「杜甫」の1400首とも言われる作品のうち代表作を含む247首が、成都で生まれたと言われています。
「杜甫草堂博物館」には、「杜甫」が晩年を過ごした住居や貴重な資料が３万冊以上、文物2,000件以上など、文化、歴史として興味深い品々が多く展示されています。
「杜甫草堂」の中で中心的な建築は「詩史堂」で、真ん中には劉開渠によって彫られた杜甫像が置かれ、歴代の有名人が書かれた絵馬が展示されています。また「工部祠」内には「杜甫」の肖像画が祀られています。
四川・成都 人気観光スポット9．金沙遺址博物館
「金沙遺跡博物館」は、紀元前1200年～西暦500年の古蜀文明と推定される金沙遺跡を整備して、その発掘現場の大型祭祀場跡をそのままドームで覆った遺跡博物館です。
金沙遺跡は、2001年に道路建設の現場から大量の動物の骨や象牙、石像、石器、銅器等が出てきたことから発見されました。
最終的には、象牙約１t、青銅器約1200点、玉器約2000点、金器約200点など大量の遺物が発掘されています。
「金沙遺跡博物館」には遺跡館と陳列館があり、陳列館には、中国重要文化財に指定されている純金で作られた金面具の他、金器や青銅器、玉器など豊富な出土品が展示されています。
四川・成都 人気観光スポット10. 青羊宫
四川・成都の人気観光スポット、最後にご紹介するのは、青羊宮です。
成都は、道教の総本山で世界遺産でもある「青城山」が近くにあり道教発祥の地とも言える場所です。
「青羊宮」は、成都市街の西部に位置する成都で最も大きな道教建築物の寺院で、道教の始祖、老子が青い羊を連れてこの地を訪れ、教えを説いたことが名前の由来となっています。
「青羊宮」が最初に作られたのは、西周の時代と言われています。その後、焼失して現在の建物は清代に再建されたものです。
敷地内は広く、全部で81匹の龍が彫られている八卦亭や清代に作られた二つの羊の銅像が並ぶ三清殿（無極殿）、霊祖殿、混元殿などの特徴ある建物があり、国内外からたくさんの観光客が訪れる人気の観光スポットです。
三国志のロマンを感じる四川省成都
いかがでしたか。今回は、三国時代に蜀の首都として栄えていた四川省の成都から人気の観光スポットやおすすめスポットをご紹介しました。
成都には古い歴史を感じる寺院や三国志ファンなら見逃せない成都武候祠など見所がいっぱいです。ぜひ、成都を訪れて三国志のロマンに浸ってみてくださいね。
