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東京で角打ちが楽しめるレトロな酒屋厳選10店!角打ちとは?

関東

最近流行の「角打ち」とは何でしょうか?角打ちとは「酒を升で飲む」意味から転じ、「酒屋の店内で買った酒を飲むこと、それができる店」のことで、最近では酒屋が直営する立ち飲み等比較的簡易型の店をいうこともあります。

ここでは東京で角打ちが楽しめるレトロな酒屋をご紹介します。「角打ちとは何ぞや」が分かる厳選した店揃いです。

東京で角打ちが楽しめるレトロな酒屋1.鈴傳

東京の角打ちを語るうえにおいて絶対に外せない店が「鈴傳」です。創業はなんと嘉永3年(1850年)、170年近く酒販店を営む老舗です。JR四ツ谷駅から徒歩2分の場所に店を構えます。

酒屋で昔よく見られた「角打ち」を現在の「立ち飲み」スタイルで流行らせた草分けです。鈴傳では「スタンディングルーム鈴傳」として、酒類販売部隣のスペースに店舗化しています。

その店内は昭和の酒場を思わせ、レトロ感たっぷりです。古き良き「角打ち」とはどんなものかを知るには最適な店といえます。

立ち飲みの料金スタイルは現金引換え(税込)で、日本酒は全国各地の銘酒が400円から揃っています。おつまみは400円台くらいで「冷奴」や「肉じゃが」、曜日によって名物のつまみ(牛すじや煮玉子など)も用意されます。

ここで飲んでいると、「角打ち」とは酒屋があってのものであることを実感させてくれます。
鈴傳 四ツ谷 (すずでん)
住所:東京都新宿区四谷1-10 鈴伝ビル

東京で角打ちが楽しめるレトロな酒屋2.藤田商店

「藤田商店」はJR神田から徒歩で4~5分、出世不動通りにある昭和レトロな酒屋です。最近では「角打ち」ブームに乗って、店内の角打ち比率を高め、気軽にお酒を楽しめるようになっています。

店内には駄菓子系や乾きものが並び、缶詰めや簡単な惣菜系料理もあります。「うるめいわし」や「ままかり」などは50円でいただける、まさに「せんべろ」を地でいくような角打ちの店です。

夕方には神田のサラリーマンで一杯ですが、長居するお客さんは少なく、店の前にビールケースのテーブルを作ってくれたりもするので、比較的入店はしやすいです。

藤田商店は客の回転のよい、神田の角打ちとはこういう店だといえる酒屋です。
藤田酒店
住所:東京都千代田区内神田2-10-2

東京で角打ちが楽しめるレトロな酒屋3.折原商店

「折原商店」は東京都内有数の飲み屋の街、門前仲町にある酒屋です。深川不動尊の参道「人情ご利益通り」の中ほどで、道行く人が気軽にお酒を楽しんでいます。

この店のシステムは冷蔵庫からお酒を選んで、レジでグラスのサイズを選びます。気に入ったおつまみがあれば、それも頼んで会計すれば準備完了です。

お酒は小グラス(50ml)200円(すべて税込)から。おつまみは定番の「ポテトサラダ」(250円)や「冷奴」(150円)、さらには人気の「いぶりがっこ」(200円)などがあります。

店の入口には駄菓子もたくさん並び、いかにも下町風情を感じます。折原商店で駄菓子をつまみながらお酒を楽しんでいると、角打ちとは「下町が似合う」ことを教えてくれている気がします。
折原商店
住所:東京都江東区富岡1-13-11 折原門仲ビル1F

東京で角打ちが楽しめるレトロな酒屋4.三兵酒店

池袋で角打ちといえば「三兵酒店」といわれるほど人気の酒屋です。池袋北口から徒歩3分、いかにも昭和の酒屋を思わせる店内を仕切って、飲みのスペースを作ってあります。

店内にはスナックコーナーがあって、小袋単位のスナックや駄菓子が安いものでは50円(すべて税込)から揃っています。おつまみ系では「半熟ゆで卵」が150円、一番人気は200円の「じゃがカレー」です。

「もつ煮込み」も200円なので、これらをおつまみにお酒を数杯飲んでも1,000円でお釣りが来ます。

三兵酒店は、まさに「角打ち」とは「せんべろ」でもあることを教えてくれる、コスパ最高の酒屋といえるでしょう。
三兵酒店
住所:東京都豊島区西池袋1-31-5

東京で角打ちが楽しめるレトロな酒屋5.鈴木酒販 三ノ輪本店

東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅から徒歩1分、この地で50年以上酒屋を営む「鈴木酒販 三ノ輪本店」があります。もともと昭和のレトロな雰囲気満載の店構えでしたが、6年前に改装し明るい入りやすい店になっています。

この店のコンセプトはまさに「角打ちとはかくあるべし」というもの。まず、「飲み屋ではなく利き酒のための角打ちである」こと。ゆえに飲めるお酒は2合(ビールだけの場合は2本)までになります。

それでも2合なので、「90mlグラス」250円(税込)~で4杯の日本酒を楽しむことができます。おつまみも「すたみな漬け」100円(税込)など、店で販売しているものを「小皿メニュー」として出しています。店長の好みで「缶詰」が充実していることも付け加えておきます。

酒量制限以外にも(席取り禁止など)「店内ルール」があるので、少し抵抗を感じる向きもあるかもしれませんが、それは鈴木酒販 三ノ輪本店の目指す「角打ちとは利き酒」だという主張の表れなのでしょう。
鈴木酒販小売部 三ノ輪本店
住所:東京都台東区根岸5-25-2