暑い夏到来、メンズは短パンを着用する機会がグッと増えてきてます。若者ならビーサンもおしゃれですが、大人はやはりこだわりのサンダルを選びたいものです。
そこで革靴のフォーマル性を持ちながらも通気性のいいおすすめのグルカサンダルを厳選して8ブランド紹介いたします。
大人におすすめのグルカサンダル1. クロケット&ジョーンズ
クロケット&ジョーンズは1879年ジェームズ・クロケットと義理兄弟のチャールズ・ジョーンズによって、イギリスのノーサンプトンで創業しました。
イギリスのノーサンプトンといえば靴好きなら誰でも知っているチャーチやトリッカーズなど多くの名門シューズメーカーが拠点を置く地域です。
そんな中でもクロケット&ジョーンズは最大級の規模と世界で最も多くの靴の木型持つシューズメーカーです。
驚くことに1足の靴が完成するまでになんと200以上の工程を経ます。そのため1足のシューズが出来上がるのに約8週間を必要とします。
職人と話し合いながら納得のいく靴を作り上げるビスポークと呼ばれる製造方法もクロケット&ジョーンズの特徴の一つです。
写真からもお判りいただけるようにアッパーには上質なカーフレザーを採用しとても上品なシルエットが大人のメンズにおすすめです。
また革靴のようにソールの張り替えができるため、丁寧なメンテナンスをすることで一生使うこともできるのが嬉しいところです。
とても洗練されたデザインなので、オフタイムのカジュアルコーデのアイテムとしてだけではなく革靴感覚で履くことが可能なため、オンタイムのクールビズスタイルにもマッチします。
大人におすすめのグルカサンダル2. ドクターマーチン VIBE ヴァイバル サンダル
1945年、ドイツの医師、クラウス・マルテンスがスキーの事故に合い、リハビリのためにタイヤのラバー素材に空気を入れたのが創業の始まりです。
今ではそれはドクターマーチンソールと呼ばれ、クッション性にとても優れているのが特徴です。
創業当時はワークブーツとしての需要が多く、おもに郵便局員、警官や工場労働者等の労働者階級の人の作業靴として使用されました。
その後、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、クイーンなどの大物ミュージシャンが愛用したことから世界中にドクターマーチンの名前が知れ渡りました。
ワークブーツのイメージが強いドクターマーチンですが、ブーツで培ったノウハウをサンダルに落とし込み都会風にアレンジしたサンダルがこのヴァイバルです。
ソールはもちろんオリジナルのドクターマーチンソールを採用しているので、長時間履いても地面からの衝撃を厚いクッションが吸収してくれるので疲れません。
音楽フェスには文句なしの一足です!
大人におすすめのグルカサンダル3. フラテッリ ジャコメッティ
グルカサンダルといって一番最初に頭に思い描くブランドといえばフラテッリ ジャコメッティです。
フラテッリ ジャコメッティは1890年代にイタリアのベネト地方に創業されたハンドメイドのシューズメーカーで現在は靴の品質管理を担当する兄 Luigino Giacometti と、紙型や木型等の技術と組み立てを担当する弟 Roberto Giacomettiで運営されています。
2006年、フラテッリ ジャコメッティが初めてグルカサンダルを発表し、それからはさまざまなブランドがグルカサンダルを採用して、今日のブームに至っています。
フラテッリ ジャコメッティのグルカサンダルは、爪先の部分に芯地が入っているため、一般の革靴に近い仕上がりになっているのが特徴です。
また、日本の夏場は高温多湿で足がむくみやすくなりますが、フラテッリ ジャコメッティのグルカサンダルあえて少し緩めなフィッティング感が足にストレスを与えないので、足のむくみ、蒸れが気になるメンズにはおすすめです。
大人におすすめのグルカサンダル4. キャサリンハムネットロンドン
キャサリン ハムネットは1979年に自身の名前をブランド名にしたイギリスのブランドです。
キャサリン ハムネットの名を有名にしたのは、Tシャツに大きな文字でメッセージを発信したスローガンTシャツです。
創業から40年近く経った現在においても、環境・政治・ジェンダー・平和・反戦等に強い関心を持つ社会派ブランドとしての地位を確立し、毎シーズン発するメッセージがファッション業界だけに止まらず、世界中の話題となっています。
中でもキャサリンハムネットロンドンはクラシックなUKのスタイルとキャサリン自身の独自のデザインが見事に調和したキャサリン・ハムネットを代表するラインです。
このグルカサンダルも通気性を考えられたグルカならでは特徴を取り除けば、いかにもUKのトラディショナル革靴です。
オンタイムに活用できるシューズとしておすすめです
大人におすすめのグルカサンダル5. ジョセフ チーニー PENZANCE 2
ジョセフ チーニーはクロケット&ジョーンズと同様、英国ノーサンプトンに1886年に創業された伝統的な製法、技術を守り続ける老舗シューズメーカーです。
アッパーの表面にはカーフレザーをに使用したPENZANCE 2は高級感を醸し出しています。
またグッドイヤーウェルト製法でつくられたPENZANCE 2は、しばらく履き込むことで自分の足に次第にフィットしていきます。
ソールが磨り減った場合はソール部分を取り替えることもできるので、メンテナスをこまめにやっていればずっと愛用することができます。
英国シューズ独特の丸みを帯びたトゥデザインは伝統と気品を感じます。
大人におすすめのグルカサンダル6. パラブーツ PACIFIC
パラブーツは1908年にフランスにてレミー・リシャールポンヴェール氏が創業したシューズメーカーです。
パリの幅広い顧客層の人気を得ていた靴職人のリシャールポンヴェール氏は、1926年にアメリカで見たラバーブーツに可能性を感じました。
なぜなら当時まだ木製や革製のソールがフランスでは主流だったからです。フランスに帰国後早速ゴム底の靴を開発しました。
ゴム素材にブラジルのパラ港から直輸入した天然ラテックスを使用したことからパラブーツのブランド名がつけられました。
フランスの家庭では、大人になったらパラブーツを履けと伝えられるほどのステイタスを築き上げました。
また北極探検家ポール・エミール・ヴィクトール氏ら冒険家たちが愛用したことで、丈夫なアウトドアシューズとして世界中に注目されるブランドとなりました。
天然ラテックスを100%使用したパラブーツのソールは創業から100年が経つ今なお引き継がれており、フランス海軍指定の軍靴にもなっています。
100%メイドインフランスのパラブーツは他の人とはちょっと違うブランドを探している方にはおすすめです。
大人におすすめのグルカサンダル7. スティーブモノ
スティーブモノはゴンサロ・フォンセカ氏が立ち上げた設立10年というスペインのとても若い会社です。
イタリアのトスカーナで生産された高品質なベジタブルダイのカーフスキンを採用し、編み込みがい分、他のブランドのグルカサンダルに比べるとよりサンダルらしい軽快なデザインです。
このサンダルの1番の特徴は何と言ってもアッパー部分とソール部分をつなぎ合わせる白糸のステッチダウンです。このステッチが絶妙なアクセントになっていてとてもおしゃれです。
短パンにも、スラックスにも合わせやすいサンダルです
大人におすすめのグルカサンダル8. SPINGLE MOVE
スピングルムーブは2002年に広島に誕生したブランドです。
スピングルムーブという名前は、スピン(螺旋)を描きながらどんどん上に伸び続け、たくさんの人に愛される靴になって欲しいという思いと、常に動き続ける進行形の「ing」とグルグル回るという意味合いがあるのだそうです。
日本の会社だけあって、日本人の足型を研究し、日本人に合う究極の履き心地を追求しています。
高い品質、技術力が評価され、2004年にはパリコレ、ミラノコレクションにも登場するまでになりました。
今回紹介するスピングルムーブのグルカサンダルはアッパーの表面は独特のシボのあるカーフスキンを使用し、裏側は豚革を使っています。
また、1番のおすすめはバルカナイズド製法と呼ばれるアウトソールの薄い巻上げです。
この巻き上げにより、ぴったり足裏にフィットするだけでなく、とても歩きやすくなっています。サンダルを履いてよくトゥ部分を痛める方がいますが、このサンダルならその心配はいりません。
この夏、おしゃれに決めたいのなら絶対にグルカサンダル
サンダルは一歩間違えば休日のおじさんの履き物と思われしまいますが、このグルカサンダルはエレガントなデザインに仕上がっているので、逆グルカを履くのならしっかりとしたコーディネートを考えさせられます。
グルカを履いてかっこいい休日を過ごしてみませんか。